街角からの主張 06-07 一覧

字のバランス

 親文字が大きすぎるのか、ルビが小さすぎるのか・・・、なんとも言えません。

 「餌付け禁止」とのことです。親文字を見るとルビの存在を忘れ、ルビを見ると親文字が目に入らなくなります。何でこんな見づらい看板を作ったのでしょうか(笑)
 ちなみに禁止という字は当然読めるだろうという扱いなんですね。

 一番忘れてはいけないのは何に対しての餌付けなのか書いていないことです。無難に考えて野良犬か野良猫か鳩かだとは思いますが、何故か「昔、タイで象に餌をやったときは楽しかったなぁ~」という思い出がまず頭をよぎりました。


ワンだふる

 郊外で見つけました。犬の美容室、「ワンだふる」さんです。

 見ているうちにじわじわ来ますね。 
 こう、小さい子供の駄洒落のような一直線でスカッとした感じのものは、レベルの高低など論ずることが馬鹿らしくなります。気持ちいい素直さです。 『ドラえもん』のようなカタカナひらがな交じりの表記も味があります。
 個人的には姉妹店で猫の美容室、「ニャンだふる」さんを作ってもらいたいところですが、よく考えると郊外で猫の需要はあまりないかも知れません・・・。

 ちなみに右上の矢印通りに進んでもお店には辿りつけません。駐車場が広がるばかりでした・・・。何故っ?何の為っ?


orz

 自分の目を疑いました! 失意体前屈ことorzそのものではないですか。

 この寒空の下、何に打ちひしがれているのでしょうか。坊主頭の男の子が服も着ず、何かに必死に耐えているようです。街路樹のライトアップは涙で滲んでいることでしょう。 良いんだよ、辛いときは我慢しないでお泣き・・・。 
 それにしても石像とはいえ、子供を悲しい目に遭わせるとは・・・。

と思ったら、

通りの名前を教えてくれているようでした。 布?のめくり方も不自然ですし、ゲージュツはよく分かりません┐( ̄へ ̄)┌


地震に対する備え!

 消防署の壁に描いてありました。

 イメージキャラクター、キュータ君です。かわいく描けています。

 セリフが「地震に対する備え!」と体言止めになっていまして、余韻は出るものの、見る者に対しての指差しとともに微妙な圧迫感を感じます。忘れてはいけない大事なことだと思いますが、何故このセリフにしたのでしょうか(笑)

 もう一つ違和感を感じた絵+セリフです。

 安さを強調した自動販売機に描かれていました。
 「80円からあるよ」とのことです。スピードスケートの選手はまず言わないのんびりとしたセリフだと思います・・・。


頭痛・歯痛・神経痛に ノリゾン

 こんな置き薬を見つけました。

 頭痛・歯痛・神経痛のお薬、「ノリゾン」です。なにかと非常にイイ味出しています。
 特に、「あらまぁ~! スッキリしたわ」という吹き出しを付けたくなる女性の表情がいいですね。手のしわが見える薄手の赤い手袋も見逃せません。旅行中に頭が痛くなり「ノリゾン」を飲んだという設定なのでしょうか。

 ところでこの薬、昔々のものが飲まれずに発掘されたと思いきや、

 現役のものでした。(配置期限に注目)
 パッケージはレトロ調のものを採用しているのではなく、昔のものをそのまま使っていて「一周回って新鮮に感じる」という現象を引き起こしたのだと思います。継続は力なりです。素晴らしい。
 「ノリゾン」という他に余りない感じの語感もイイですね。似た効果の薬はよりメジャーなものの名前を真似ていくという傾向がある中、これは独立独歩です。「仮面ライダーの名前のようだ」と思ったことは内緒です。

 頭痛・歯痛・神経痛の他には、耳痛、生理痛、筋肉痛、肩こり、骨折痛、解熱にも効果があるそうです。肩こりのひどい私は、飲んであんな顔をしてみたいと少し思いました。
 今後もこのパッケージで続けてもらいたいものです・・・。


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