街角からの主張 19-20 一覧

柏公園 プッシュホン形すべり台

 千葉県柏市は柏公園にある有名な遊具を見に行って参りました。

 「プッシュホン形すべり台」です。すべり台に設置されたプレートの説明によると、昭和56年(1981年)3月に千葉県の加入電話150万台・公衆電話3万台をそれぞれ突破した記念として、電電公社柏電報電話局より贈られたものとのことです。なお「プッシュホン形すべり台」の表記ですが、促音は心なしか小さめに書こうとしているもののそれほど小さくないまま、拗音に至っては小さくしようとする意識も感じられないので「プツシユホン形すべり台」が正しいのかもしれませんね(笑)

 ちなみに柏公園へはJR柏駅もしくはJR北柏駅から慈恵医大柏病院行きのバスに乗って行くのが便利です。同病院のバス停から徒歩5分ほどです。

 正面以外から撮影した「プッシュホン形すべり台」の画像をお見せして参ります。まずは向かって右側面です。先のプレートはここについております。梯子もここにあるのでこの遊具にはこちらから登るのが正解のようです。

 向かって左側面です。逆側と比べてシンプルです。

 背面のすべり台とすべり台を上から見たところです。コンクリート製ではなくステンレス製であるのが意表を突きます。

 プッシュボタンを上から見たところです。恐らく大抵の子供は梯子ではなくここを登ってくるはずです!

 「この電話機には受話器が無いではないか」と思った方は鋭いです!受話器はこの遊具の向かって左側に「プッシュホン受話器形ベンチ」として存在します。こちらもプレートでは促音も拗音も大きなままです(笑)

 動画も撮ってきましたので良かったらどうぞ。(音が出ます)

 遊具の近くには柏市の戦没者を祀る忠霊之碑がありまして、戦後75年となる今年の夏に行くことが出来、ちょうど良かった気がいたします。

 家庭用の固定電話と公衆電話が今後増えることはないと思いますので、この遊具は完全に歴史的建造物となって行きますね。忠霊之碑と合わせて色々と過去を考える趣き深い散策となりました。


工紙トイランサ

 続けて右読み式のトラックをご紹介いたします。

 「工紙トイランサ」とあります。シンプルな表記がイイですね。

 群馬出身の知り合いの子は飲むと方言が出るのですが、語尾に「さ」を付ける傾向がありまして(例:「行ったんさ」)、その上州弁の会話中に「トイランサ」を混ぜても違和感ないですね(嘘)
 「来たんさ」「見たんさ」「勝ったんさ」「トイランサ」


ンイラスエスエ

 右読み式のトラックは走っているところを道で見つけて「あっ!面白い」と思っても、カメラや携帯を取り出すのに時間がかかり撮影に失敗することが多々あるのですが、これはたまたま見つけた直ぐ後ブレーキを踏んでくれて何とか撮影できた稀なタイプのものです。

 「ンイラスエスエ」とあります。スエスエの部分が可愛らしいですね。

 寝落ちしそうな男の子が力を振り絞って「おいらスヤスヤ」とお母さんに返事をした場面が思い浮かびました。


男&のヘアーサロン

 床屋さんの窓に貼られていたカッティングシートです。

 ¥1,100 と大きく書かれた大分お安い値段設定の上に「男&のヘアーサロン」と小さく書かれております。やはり本来「&」の後の空欄には「女」が入れられていたのだとは思います。「男」の利用者しか居なかったことから「女」の表記を省いたのでしょうか。残された「&」の所在無げな感じに少々笑ってしまいます。

 こちらのお店はテントの店名表記や立て看板もレトロでイイ味出されておりました。

 店を覗くとこのコースかはわかりませんが男性のお客さんが居りました。時代の波を乗り切って長く長く続いていただきたいと思います。


ヨクハコブ

 軽運送業のドライバー募集看板です。

 連絡先の電話番号がフリーダイヤルで「ヨクハコブ」とあります。「892」でハコブとされていますが、実際のところは「852」を取られたかったのではないのかと思いながら撮影しています。(直前にヨクで「9」を使っている分、より・・・)

 また、「スマホを見ながら歩きませんように!」という最後に加えた注意書きも唐突ながら優しい感じで印象的です。なお英語と中国語の文では「歩きながらスマホを使わないで/見ないで」となり、スマホを見る方に重きを置いているこれらの方が自然ではないかと思ってしまいました。

 この優しい注意書きといい、車の絵といい、スーツケースを持った男性のピクトグラムといい、ほのぼのとした看板でした。


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