男性カツラ専門

 劇画風タッチで描かれた味のある看板でした。

 「男性カツラ専門 タカハシ整髪」さんです。男性カツラのフォントもまたイイ味出していますね。

 こちらの看板は結構前からある有名物件の様なのですが、意外と車の往来の多いところに設置されており、隣にある交通標識と共に車に擦られた跡がありました。装着前の男性の顔にも傷がついてしまっております。大事な看板なので気をつけて欲しいところです。なお、装着前の男性は顔の部分とおでこから上の頭の部分が半々くらいの長さになっているのが少々気になります。

 1キロ先に店舗があるとのことで向かってみました。タカハシ整髪さんの店舗はこちらです。この日は非営業日でした。

 駐車場にはベンチがあります。ご老人向けでしょうか。

 来店できない方への出張サービスもされている様です。確かに病気やケガの方にとっては深刻な悩みであり、優しいサービスです。薄くて見えづらいですが「若さプレゼント」というキャッチコピーが良かったです。振り返って考えると、冒頭の看板の男性は装着後にカラーで描かれておりました。若さがプレゼントされ、生活に彩りが出たのでしょうか。


ンコ生澤大

 工事現場で見つけたミキサー車の右読み表記です。

 「ンコ生澤大」とあります。ぼんやりしていた時に見つけたため、当初「生澤 大」(いくざわ まさる)という名の方の、会社の車なのか…と思ってしまっておりました。(例:伊藤忠商事・マツモトキヨシ・たかの友梨ビューティクリニック)

 画像ではカットしてしまっておりますが、休憩時間であったのか運転手さんが誘導員さんと談笑しており、微笑ましい工事現場でした。


風は頁をめくるが 読むことはできない

 川沿いを歩いていて見つけた古本屋さんです。

 「風は頁をめくるが 読むことはできない」というキャッチコピーが書かれております。「うつぎ書房」さんというお店で、店名は縦看板に書かれているのみというのが中々粋な感じです。

 建物は二軒続きの長屋でお隣は「焼肉ジュージュー苑」さんという焼肉屋さんでした。こちらはイイ味のフォントと店名です。

 焼肉の煙や臭いが本に付かないのかが少々心配になりましたが、佇まいから想像するに双方長く営業されている様でそのあたりは上手に対処されているのでしょうね。


料理先生

 たまに寄らせていただく中華の麺料理の店に貼り出されていました。「ガチ中華」とまではいかないまでも中国の方が経営されています。

 「最近、弊店に料理先生が不足の原因で、炒め料理と前菜の販売を一時休止させて頂きます。」とのことです。「料理先生」という表現が新鮮でした。料理されるのは男性なのですね。

 こちらのお店は店員さんがいつも親切であり、慣れないながらも日本語で丁寧に告知されたのも、そのサービス精神からかと思うと、「料理先生」が微笑ましく思えます。

 今年初の投稿ということで、ほのぼのとしたものを挙げてみました。


ここは乙女1丁目

 散策していてたまたま見かけた電柱広告の住所表記です。

 「ここは乙女1丁目」とあります。すっかり社会人生活も長くなり、ビジネス用語の所謂「一丁目」と合わせて「乙女のスタート地点」や「乙女の最重要項目」について考えてしまいました。近くにあった地図などで確認するとどうやら乙女2丁目や3丁目もあるようです。

 なおこの近くには「会津征伐」「小山評定」「日光普請」などで活躍した思川水運の中継地点「乙女河岸」跡があります。「乙女」という地名自体、思川に臨む崖縁であることが由来の様です。
 折角なので散策をしてみます。

 乙女中学校です。ちなみに乙女小学校も存在します。他校生徒と喧嘩になり「お前どこ中だ!?」と聞かれても正直に答えづらい校名ですね。不良生徒はいないことを祈りたいです。校章が思った以上に可愛らしいです。

 乙女不動尊です。いつも怒りの表情の不動明王と乙女の組み合わせが何とも言えません。

 「アニメート 桜」というアパートがありました。これは乙女らしいですね。「乙女1丁目のアニメート 桜」という住所は中々良いと思います。

 乙女1丁目でビジネス用語の「一丁目」を連想してしまった私は、「一丁目一番地」の住居表示版も確認して参りました。
 他にも奈良時代に建立された下野薬師寺の瓦窯の跡があったり、市立の博物館や美術館があったりと「乙女」は文化的に充実した町でした。

 このブログをご覧の皆様も良いお年をお迎えください。


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