私は麺が好き あなたも麺が好きみたい

 昼食をとったお店の駐車場にあった看板です。お店に入る前に見かけました。

 「私は麺が好き あなたも麺が好きみたい」とのことです。突然の公表と突然の決めつけに思わず笑ってしまいました。しかしお蕎麦屋さんの駐車場に車を停めた時点で大抵麺好きは確定されたものです。決めつけは甘んじて受け入れましょう。あとお互いの共通点を見つけると距離が縮まるのが早くなると社員研修で強調されたことを思い出しました。

 「あなたも麺が好きみたい」と言われた後の「定食、あります」という告知も突然ですね。

 ちなみにこの日は店員さんがいつもより少ないため、料理の提供が遅くなりますという断りの貼り紙も入口にありました。看板といい貼り紙といい、馴染みのない相手にもしっかり店の事をわかってもらおうという意識の強さは見倣いたくなります。


ーシクタ★三二一

 少々見づらいですが全容からお見せします。タクシー会社さんによる中々珍しいタイプの右読み文言でした。

 「ーシクタ★三二一」とあります。バランスが良いため、前後にダッシュがついたカタカナの文言「―シクタ★ミニ―」とも勘違いしそうです。
 ところでよくよく見るとこちらの文言・・・

「★」の中に描いてあるのが「ヒフミ」と左読みでした。星は社章なのかも知れませんが右読み文言の中に左読みを織り交ぜる中々のテクニックです!あとすべて手書きなのが可愛らしいですね。
 加えてこちらの車のナンバーは社名に合わせて「・123」でした。さりげないお洒落で素敵です。


んえちうよいおあ

 可愛らしいバスでした。

 「んえちうよいおあ」とあります。動物の絵がたくさん描かれており、子供たちが喜んで乗りそうなバスです。

 幼稚園も年中さんくらいになると平仮名の読み書きができる子が多くなり、混乱するのではと少し思いましたが、実際はこんな逆読みも楽しんだりするのでしょうね。


ベトナムのバババ

 先日お誘いを受けて行ったベトナム料理店はアットホームな接客が心地良く、料理がどれもお値打ち価格でとても美味しく、Google Map上でも勿論良い点数で、本当に申し分ないお店だったのですが、中でも一番私の心をつかんだのが、メニューのそこかしこに「日本人に料理を知ってもらおう」とするサービス精神が感じられるところでして、その一端をご紹介したく思います。

 先ずはこちら、ベトナムビールの欄にありました。

 「ベトナムのバババ」とあります。「333ビール」のことですね。「ベトナムのサイゴン」と「ベトナムのハノイ」の間に挟まれていたのでそんな地名あったかしらと少し考えてしまいました。

 お次はこちら

 「鳥肉のサラだ」です。鳥肉の配分が多いので鳥肉の「皿盛り」だとしても通じるかもしれません。鳥肉は細く裂いたものを用いているようです。

 サラダからもう一品

 「エビと豚肉のサラだ」です。上の「クラゲ入りサラダ」などがちゃんと変換されているので、日本語変換ツールに「何で一貫性を保ってもっと優しくできなかったのか」と少々憤ってしまった自分が居ります。

 お次はお肉料理です。

 「豚肉のロットで巻き」「牛肉のロットで巻き」とあります。ラロット(ハイゴショウ)の葉でお肉を巻いた料理なのですが、パーマのロッド巻きを思い出してしまいます。ちなみにこの画像にはもう一つネタがありまして、「豚肉のロットで巻き」と訳されている1番の料理のお肉は牛肉で、「牛肉のロットで巻き」と訳されている2番の料理のお肉は逆の豚肉です。訳は間違えておりますが値段が同じだったのが幸いで、特に問題は起こらなそうです。

 お次はこちら、私も好きなおつまみです。

 「ゆででビーナッツ」とあります。可愛らしい誤字ですが、茹で落花生は日本でも千葉や静岡に行くと食べられますね。

 お次はこちら、突然の説明付きです。

 「バンダー(煎餅みたい)」とあります。確かに画像だけ見ると分かりづらいものねぇと共感してしまいました。ちなみに軽いごま煎餅の様な感じの食べ物です。

 最後はこちら、コース料理の説明につけられたおすすめ文言です。

 「ベトナムのビールは いっしょに召し上がって美味しいです」とあります。優しい語り掛けですね。コース料理の値段が安いのでたくさんビールを注文して差しあげましょう!
 ビールは勿論「ベトナムのバババ」を頼むべきです。


それゆけ王ちゃん800号

 沼津港に遊びに行った折、沼津バッティングスタジアムさんにも足を延ばしてみました。

 こちらは看板からもお分かりいただける様に、昭和の雰囲気の非常に濃い、イイ味のバッティングセンターでして、イイ味の野球少年のマネキンや・・・

 「ゲーム方法をよく見てから ゲームをする様にしましょう」といった注意書きなど、令和の雰囲気は皆無の素晴らしい施設です。

 通路横に突然現れる「物置」への入口ドアにはこんなステッカーが貼られていました。

 「サウスポーピンクレディー」「それゆけ王ちゃん800号」という文言と共に何ともイイ表情の王貞治さんの似顔絵が書かれております。調べてみると王さんは1978年の8月30日に大洋ホエールズの大川浩選手から800号のホームランを打たれておりました。800号を目指すところでのこのステッカーなのでその少し前に作成されたものと思われます。王さんを応援するにあたっての「サウスポーピンクレディー」という文言の取って付けたような唐突さが結構面白いです。

 現在の私たちが大谷翔平さんに驚く様に、この当時はみんな王貞治さんに驚いていたのでしょうね。昭和の雰囲気に浸って色々と良い経験ができました。
 このブログの20周年最初のエントリーという事で縁起の良いものを挙げてみました。


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