ここは乙女1丁目

 散策していてたまたま見かけた電柱広告の住所表記です。

 「ここは乙女1丁目」とあります。すっかり社会人生活も長くなり、ビジネス用語の所謂「一丁目」と合わせて「乙女のスタート地点」や「乙女の最重要項目」について考えてしまいました。近くにあった地図などで確認するとどうやら乙女2丁目や3丁目もあるようです。

 なおこの近くには「会津征伐」「小山評定」「日光普請」などで活躍した思川水運の中継地点「乙女河岸」跡があります。「乙女」という地名自体、思川に臨む崖縁であることが由来の様です。
 折角なので散策をしてみます。

 乙女中学校です。ちなみに乙女小学校も存在します。他校生徒と喧嘩になり「お前どこ中だ!?」と聞かれても正直に答えづらい校名ですね。不良生徒はいないことを祈りたいです。校章が思った以上に可愛らしいです。

 乙女不動尊です。いつも怒りの表情の不動明王と乙女の組み合わせが何とも言えません。

 「アニメート 桜」というアパートがありました。これは乙女らしいですね。「乙女1丁目のアニメート 桜」という住所は中々良いと思います。

 乙女1丁目でビジネス用語の「一丁目」を連想してしまった私は、「一丁目一番地」の住居表示版も確認して参りました。
 他にも奈良時代に建立された下野薬師寺の瓦を供給した瓦窯の跡があったり、市立の博物館や美術館があったりと「乙女」は文化的に充実した町でした。

 このブログをご覧の皆様も良いお年をお迎えください。


激ウマ肉付き骨煮込定食

 ガチ中華の新しいお店で見かけました。

 「激ウマ肉付き骨煮込定食」とのことです。「肉付き骨」という表現が新鮮でした。

 「A付きB」という言葉は「庭付き一戸建て」「飲み放題付きコース」「キャスター付きワゴン」「屋根付き駐輪場」等々「B」に重きを置くので、通常の日本語では可食部の「肉」に重きを置いて「骨付き肉」とすべきなのでしょうけれど、そもそもが「卤骨头」(骨の煮込み)という料理なので、「激ウマ肉付き骨煮込」までで「A付きB」だと考えて「骨煮込」に重きを置くのが正しいのだろうかと立ち止まって色々と考えてしまいました。

 「激ウマ」という表現は現代日本人に寄せた感じですね。

 因みに「钻研卤骨头 30年」とあり、骨の煮込みを研鑽して30年になるとのことです。


いつも一生懸命。ただそれだけです

 素朴で好感の持てる看板とキャッチフレーズです。

 「いつも一生懸命。ただそれだけです」とのことです。「タフクリフォーム」さんという外壁塗装を中心としたリフォームをされている会社の看板で、職人さんらしい実直な感じがとても素晴らしいです。技術に自信が無いと出せない言葉ですね。

 看板右側の縦一列の穴は恐らく電球のソケット群と思われ、この看板が夜に光っていたところも見たく思いました。


ベトボトル

 中華系のスーパーにあった可愛らしい誤字です。

 「ベトボトル」「塑料瓶」とのことです。外国語のリスニングが苦手な私は「ペットボトルがそう聞こえてしまっても仕方がないよね」と親近感が湧く書き起こしだと思ってしまいました。

 となりのゴミ箱の「かん缶」もイイ味出していますね。私も確かに子どもの頃は空き缶の事をずっと「かんかん」と言っていました。
 なお、アルミ缶指定の様です。こちらのお店でも多く売られていた独特のカラーリングでお馴染み、ココナッツミルクの「正宗 椰樹牌椰汁」はスチール缶でしたが、飲み終えた後ここに捨ててはダメでしょうか。


大樹寺公園 ロボットすべり台

 少し前に三河地方に行く用事がありまして、確認して参りました。

 愛知県岡崎市は大樹寺公園にある「ロボットすべり台」です。風雨に曝され塗装が剥がれているものの落書きや大きな損傷は全然なく、長年大事に愛されていることが良くわかります。ちなみに若き日の徳川家康公が「厭離穢土欣求浄土」の言葉を授かった大樹寺がすぐ近くにあります。

 横から見たところです。

 ロボットの操縦席?と思しき、顔の内側から外を見たところです。緑がきれいです。

 例によって実際に滑ったところを動画に撮ってみました。結構勢いよく滑ります。

 ロボットすべり台の横には地球儀型の回転遊具「グローブジャングル」がありました。「ロボット」と「地球」とでSF感が増す、とても良い配置です。

 大樹寺から岡崎城への散策のついでに是非!
 そして良かったら同型機の過去ご紹介もどうぞ。王子六丁目児童遊園 ロボットすべり台北子安公園 ロボットすべり台


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