ベトナムのバババ

 先日お誘いを受けて行ったベトナム料理店はアットホームな接客が心地良く、料理がどれもお値打ち価格でとても美味しく、Google Map上でも勿論良い点数で、本当に申し分ないお店だったのですが、中でも一番私の心をつかんだのが、メニューのそこかしこに「日本人に料理を知ってもらおう」とするサービス精神が感じられるところでして、その一端をご紹介したく思います。

 先ずはこちら、ベトナムビールの欄にありました。

 「ベトナムのバババ」とあります。「333ビール」のことですね。「ベトナムのサイゴン」と「ベトナムのハノイ」の間に挟まれていたのでそんな地名あったかしらと少し考えてしまいました。

 お次はこちら

 「鳥肉のサラだ」です。鳥肉の配分が多いので鳥肉の「皿盛り」だとしても通じるかもしれません。鳥肉は細く裂いたものを用いているようです。

 サラダからもう一品

 「エビと豚肉のサラだ」です。上の「クラゲ入りサラダ」などがちゃんと変換されているので、日本語変換ツールに「何で一貫性を保ってもっと優しくできなかったのか」と少々憤ってしまった自分が居ります。

 お次はお肉料理です。

 「豚肉のロットで巻き」「牛肉のロットで巻き」とあります。ラロット(ハイゴショウ)の葉でお肉を巻いた料理なのですが、パーマのロッド巻きを思い出してしまいます。ちなみにこの画像にはもう一つネタがありまして、「豚肉のロットで巻き」と訳されている1番の料理のお肉は牛肉で、「牛肉のロットで巻き」と訳されている2番の料理のお肉は逆の豚肉です。訳は間違えておりますが値段が同じだったのが幸いで、特に問題は起こらなそうです。

 お次はこちら、私も好きなおつまみです。

 「ゆででビーナッツ」とあります。可愛らしい誤字ですが、茹で落花生は日本でも千葉や静岡に行くと食べられますね。

 お次はこちら、突然の説明付きです。

 「バンダー(煎餅みたい)」とあります。確かに画像だけ見ると分かりづらいものねぇと共感してしまいました。ちなみに軽いごま煎餅の様な感じの食べ物です。

 最後はこちら、コース料理の説明につけられたおすすめ文言です。

 「ベトナムのビールは いっしょに召し上がって美味しいです」とあります。優しい語り掛けですね。コース料理の値段が安いのでたくさんビールを注文して差しあげましょう!
 ビールは勿論「ベトナムのバババ」を頼むべきです。


それゆけ王ちゃん800号

 沼津港に遊びに行った折、沼津バッティングスタジアムさんにも足を延ばしてみました。

 こちらは看板からもお分かりいただける様に、昭和の雰囲気の非常に濃い、イイ味のバッティングセンターでして、イイ味の野球少年のマネキンや・・・

 「ゲーム方法をよく見てから ゲームをする様にしましょう」といった注意書きなど、令和の雰囲気は皆無の素晴らしい施設です。

 通路横に突然現れる「物置」への入口ドアにはこんなステッカーが貼られていました。

 「サウスポーピンクレディー」「それゆけ王ちゃん800号」という文言と共に何ともイイ表情の王貞治さんの似顔絵が書かれております。調べてみると王さんは1978年の8月30日に大洋ホエールズの大川浩選手から800号のホームランを打たれておりました。800号を目指すところでのこのステッカーなのでその少し前に作成されたものと思われます。王さんを応援するにあたっての「サウスポーピンクレディー」という文言の取って付けたような唐突さが結構面白いです。

 現在の私たちが大谷翔平さんに驚く様に、この当時はみんな王貞治さんに驚いていたのでしょうね。昭和の雰囲気に浸って色々と良い経験ができました。
 このブログの20周年最初のエントリーという事で縁起の良いものを挙げてみました。


おかげさまで地味に20周年。

 おかげさまで当ブログは 2024年6月24日で 20周年を迎えることができました。本当にあっという間です。そして惰性の力というのは案外すごいと実感しております。

 ブログ運営の方針としては10周年の時の気持ちと変わっておらず、「未来の自分に向けたネタ(「街角からの主張」)の記録」というもので、「無理にネタ探しをせず生活範囲内に留める」「無闇にアップしない」「アクセス増や収益化は一切考えない」等の姿勢が長く続いた理由かと思っております。

 一方技術面の変化はそれなりに大きく、ブログシステム自体の入れ替えをはじめ、ネタの撮影をデジタルカメラからスマートフォンに切り替えたり、https対応をしたり、動画の配信方法を色々と替えたり(現在はYouTube)、X(Twitter)や Instagramのブログパーツを取り入れたりと、ブログ本体やデータベースの細かいメンテナンスも含め、その時その時で上手く改善し続けられたのは幸いでした。安易に無料ブログサービスを選択しなかった開設当時の私を褒めたく思います!

 一番の読者だった父が亡くなってしまったのが寂しいところですが、きっと旅行記中心に確認をしてフフッと笑ってくれているものだと信じています。

 いつまで続けられるか分かりませんが、これまでどおり緩いスタンスで行こうと思っております。


 今後ともよろしくお願いいたします。


フレッシュウ サロン

 可愛らしい店構えの美容院です。

 パーマ・カット・着付「フレッシュウ サロン」さんとのことです。独特な「ウ」の使い方で、かつてご紹介したこちらのお店を思い出しました。

 側面に「パーマ」と記しているところも可愛らしく感じます。パーマ・カット・着付の中ではパーマが売りの様です。

 古くからあると思われるお店なのでお店自体がではなく、施術を受けたお客さんがフレッシュウになって帰られるのでしょうね。


ルタルモイラド

 知人の家に向かう途中で見つけました。

 よく磨かれたピカピカの車体に「ルタルモイラド島鹿」と書いてあります。全然関係はありませんが、個人的に「ジブラルタル」と「舞良戸(まいらど)」を思い浮かべました。

 字の間隔が一定でないことから、やはり右読み表記の対応は大変なのだなと思わされます。


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