テイクできまアウトす!

 通常運用に戻ります。飲食店の店先の貼り紙でした。

 「テイクできまアウトす!」とのことです。かつて見かけたこちらのお店の貼り紙の様に「貼り方の妙」ですね。

 ただこちらのお店の場合は「アウトす!」の紙をそのままの順番で右上に持って行き、横一列に並べれば解決する話ではあるものの、印刷した後スペースの関係で縦に並べざるを得ないことが判明したという悲しい事情の様です。

 面白かったので良しとしたいと思います。


ベトナム旅行2023 おまけ

 ベトナム旅行のおまけです。

 メジャーな観光地も周っているのですが、個人的に好みの場所であったのは「ベトナム民族学博物館」と「ベトナム婦人博物館」でした。キン族以外の文化も詳しく見られます。どちらも大分長居しました。


 ベトナム料理は結構何でも好きなのですが、今回初めて食べたものの中で気に入ったのが牛肉と香草類をフォーの生地で巻いた「フォークオン」という料理と、米粉を練ったものにスープを掛けて厚揚げや香草等を乗せた、日本のお雑煮の様な「バインドゥックノン」という料理です。フォークオンは日本で流行ってもおかしくはないと思っています。フォークオンは大体一人前40000ドン(日本円で250円)、バインドゥックノンは同じく20000ドン(同125円)でした。

 散策して歩き疲れたところで「ビアードパパ」に遭遇しました。日本でも月1くらいで食べており見かけたときは嬉しかったです。基本のシュークリームは35000ドン(日本円で220円)でした。日本では199円なのでほぼ同価格ですね。バインミーティが同じくらいの値段で食べられますのでベトナムではちょっと贅沢なご褒美の品かもしれません。

 シナモロールのリュックサックを背負ったおじいさんが居ました。私は笑ってしまったのですが他の皆さんは特に反応をしておりません。個人的には大谷選手のマイメロリュックを思い出しています。

 面白日本語には今回もあまり出会えず「こんにサンキュー」というお店の看板くらいとなりました。「あっ、面白日本語を使った商品だ!」と思ったお菓子も中国製でして、日本語がまだまだ馴染みのない事を感じます。しかし昨今在日ベトナム人は増えているので、今後はその方々経由での面白日本語の発展を期待したく思います。

 ハノイは中々味わい深い街でした。大気汚染をはじめとした公害が問題視されている様なのですが、人は穏やかで料理がおいしく全体的に緩い雰囲気で、大分のんびり過ごすことが出来ました。またのんびりしに行ってみたく思います。


ハノイの歴史的呼称を靴に。

 私の画像データ置き場に埋もれたままにさせるには少々惜しいと思った小ネタを続けてご紹介して参ります。こちらは、一柱寺(Chùa Một Cột)というお寺で「お堂と自分とを撮影してほしい」と英語で依頼してきたラテン系の方が履いていた靴です。

 日本人で東京住まいの私はパッと見でこのパチ物臭さに笑ってしまったのですが、かつてハノイは東京(Đông Kinh(ドンキン))と呼ばれていた時代がありまして、現在も東京義塾広場(Quảng trường Đông Kinh Nghĩa Thục)などの地名に名残があり、その「東京」を靴に表したベトナム製品かと思い直して「良い靴だね、撮影しても良い?」と画像を撮らせてもらったのでした。

 日本に帰ってきてよくよく調べてみたら「SKECHERS」の日本限定版で、日本の地名を漢字で施した「City Series」というラインナップの靴とのことでした。偶然に偶然が重なって私の読みは完全に的外れだったことになりますが良い思い出です。そしてこの方はアジアを巡る旅行をしていたのでしょうか。


PINKのボストンバッグ

 私の画像データ置き場に埋もれたままにさせるには少々惜しいと思った小ネタをご紹介して参ります。まずはこちら

 旅行かばんを扱うお店に「PINK」と書かれたボストンバッグが並んでいるのですが、実際にピンク色のものが無いという状況です。実はどこかにピンク色のものもあるのではないかとキョロキョロ見ていたら、見込み客だと思われたのか、お店の年配女性から「もっと奥も見ていきなさい」と勧めていただきました。

 ちなみにこのお店はハノイ最大の屋内市場であるドンスアン市場(Chợ Đồng Xuân)の中のお店です。ドンスアン市場は大多数を占める衣料品店に雑貨店と少々の食料品店といったラインナップの市場でして、商品の品質や値段は現地仕様で、売り込みもあまりしつこくないので、ローカルな土産物を買いに行くには面白いかもしれません。

 冒頭の「PINK」のボストンバッグも現地仕様で大らかで良いなぁと思いました。


ハノイ公安博物館

 懲りずに引き続きうちのブログらしいものを取り上げて参ります。

 ハノイは首都という事もありまして博物館の類が充実しており、とても楽しめました。その中で今回ご紹介するのがこちら「ハノイ公安博物館」です。「自由に扉を開けて入って良く、無料」との看板を信じて中に入って行きます。

 中に入ると公安職員のマネキンが出迎えてくれます。交通整理中の婦人警官の手が示す方を見てみると・・・

 他の公安職員が待っておりました。どうやら男性職員はどなたも同じ顔の様です。最初からイイ味の展示です。



 2階に上がるとハノイ公安の歴史紹介の展示物が並んでおります。歴代署長の紹介に

 過去の制服の紹介に

 おなじみプロパガンダポスターや過去の装備の紹介もあります。青いサイドカーは少し可愛らしいですね。

 変わったところでは押収した武器の紹介や、ハノイで起きた有名な事件と犯罪者の紹介もありました。(日本人犯罪者のものもあり)

 「もうイイ味の展示はないのだろうか・・・」と思っていると期待を裏切らず現れてくれました。再度マネキン登場です。

 「仕事に対して献身的でなくてはなりません」との故ホーチミン主席の教えを掲げて、文官の仕事ぶりを表現しています。例によってこの男性も先に紹介した方々と同じ顔でした。

 1階には売店がありまして、置物や飾りなどの公安グッズや写真集が売られていました。

 ここまでざっとハノイ公安博物館の紹介をしてまいりましたが、何よりも驚いたのは私の見学中、この空間には他に誰も居なかったことです。何度も「すみませーん」と(ベトナム語で)呼びかけてみたのですが誰も出てきませんでした。当然売店でも何も買うことは出来ず。防犯カメラは付いていると思いますが無防備過ぎる気がします。「公安博物館だし、器物損壊や窃盗などの犯罪は出ないだろう」という考えなのでしょうか。しかし落ち着いて見学できたので良しとしたく思います。

 帰ろうと思い、出入口に向かったら「WELCOME」との泥除けマットが逆向きでした。こんなところでもイイ味を出しています。

 ハノイ公安博物館は結構な珍スポットでした。有名スポットであるホアロー収容所跡のすぐ近くにありますし、ついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。


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