フォントの力 一覧

鳩でなくて鶏!

 お誘いで行った居酒屋にて見かけた段ボール箱です。

 「特級鶏卵 クルック」とあります。鳩に対して鳴き声を真似て「クルック」という言葉は結構使われますが、鶏に対して使うのを見たのは初めてで新鮮でした。立体的なフォントもイイ味が出ています。

 それにしてもこの「特級鶏卵 クルック」、言葉の並びがウルトラ怪獣の紹介の様ですね。「棲星怪獣 ジャミラ」「友好珍獣 ピグモン」「古代怪獣 ゴモラ」「三面怪人 ダダ」「伝説怪獣 ウー」「亡霊怪獣 シーボーズ」「宇宙恐竜 ゼットン」「特級鶏卵 クルック」。混ぜても全く違和感ありません。

 すっかり名前が気に入ってしまったので、出汁巻き玉子で味を確認してみました。特級だけあってか、とても美味しかったです。またどこかでお会いしたいと思っております。


NICEカットするぜよ

 ゴルフをしている人の絵です。「NICEカットするぜよ」と言っています。

 これが何の絵かと言いますと、「カットハウス パロン」さんという床屋さんの、店頭の窓ガラスに描かれた絵でした。私の好きな「前にガツガツ出て行こうとしない駄洒落」です。長年展開されている様で佇まいが素晴らしいと思いました。

 店名の「パロン」「カット&パーマ」も、とてもイイ味のある書体です。床屋さん関連は渋く面白いものが多いですね。


アメリカンニュースタイル

 お店の名前も、キャッチフレーズも、フォントも、色使いも、全体的な佇まいも、何もかも素晴らしい看板でした。

 「アメリカンニュースタイル」の、「やまいちパーマ」さんです。

 美容院が親しみ込めて「パーマ屋」さんと呼ばれていた頃に開店したお店でしょうか。となると、この「アメリカンニュースタイル」は1950年代や60年代のスタイルになるのかもしれないですね。

 「パーマ」はしっかりとしたフォントである一方で、同じカタカナの「アメリカンニュースタイル」のフォントが不揃いなところが可愛らしいです。また「やまいち」さんの部分が手書き風味で紫色なのは渋いですね。

 お店の全景です。看板同様に中々渋くて良い雰囲気です。1階の窓やドアはサッシではなく木枠のままで残っております!

 しばらくタイムスリップした感覚に囚われるくらいの良い散歩となりました。


ファッショナブルクリエーター

 中々味のあるキャッチフレーズとフォントです。

 「ファッショナブルクリエーター」とのことです。流行の(装いの)創造者ということでしょうか。

 キャッチフレーズとフォントに加え、シャツを持ちスーツを着たうさぎの珍キャラクター、カタカナ表記に混じった「高級和服京洗い」の存在、「冴た色!!」との送り仮名などもイイ味を出されており、私好みに総合点の高い看板です。

 しかし同時に、昔から町で信頼されている実直な感じのお店であろうことはひしひしと伝わってきます。


右から見ても左から見てもハイゼット

 ダイハツ特約店と思われるところで見かけました。
 ハイゼットの手書き看板です。
hijet
 「ト」に向けての少々の尻すぼみ感も含め、手書きのイイ味が出ております。因みに「イ」の字の前に鉄柱が立ってしまっています。

 次にこの看板を右から見てみました。
hijet
 意外と良いバランスに見えますね。

 左から見てみました。
hijet
 「ト」に向けての尻すぼみ感は抑えられますが、「イ」の斜めの線の角度が下がってしまっています。

 「イ」の字のアップです。右から見ても左から見てもなんとか「イ」として認識できるように鉄柱の丸みに合わせて縦線が二本線が引かれています。
hijet
 正面から見たときに間延びした感じに見えたのはこれが理由です。

 ハイゼットは様々な改造を施すことができ、人気のある車種ですが、そのハイゼットのようにサービス精神旺盛な看板でした。
 力作ですし、素敵な看板だと思います。


1 2 3 4 6