街角からの主張 一覧

トレットペーパー

 観光客も多く訪れるビルの薬局で見つけました。

 「トレットペーパー」とあります。影をつけたりして凝った作りのフォントですね。また大事なことなので2回繰り返しております。(大画像参照) 鼻セレブのアザラシがより良い表情に見えてまいります。

 惜しむらくは右上に正解と思しき表記があることですね。間違いに気づいていないのか、気づいてもそのまま出されているのかを伺いたいところです。


ルタンレンパャジ

 青く澄んだ秋空に向かい、高く伸びて行こうとしておりました。

 「ルタンレンパャジ」とあります。「パャジ」は発音しづらいですね。

 朱色に白抜きの色使いはとても格好良いと思います。またURLを逆に書かない点は実を取った気がいたしました。


ジューウタン スナック

 老舗スナックの風格を感じました。

 「ジューウタン スナック ひろみ」さんです。「ジューウタン」とは何でしょうとは、まず思ってしまいました。おそらくふかふかの絨毯が敷かれた長音の苦手なお店なのだと思いますが、そんな陳腐な想像は超えたものであって欲しいと強く願う自分が居ます。
 「ボトル原価サービス」というのは良いですね。

 お店の全景です。サイドの看板、入口の看板にも全て「ジューウタン」とあることから、看板職人さんのうっかりミスでは無く何かしら意図や指示があって作成された看板群であるかと思われます。

 1階は「立ち呑み倶楽部」さん、隣は中華料理「十八番」さんと、飲み屋激戦区のようですが、この存在感のままいつまでも君臨していて欲しくあります。


あぶない!!半蔵門線

 先日、予てより一度行ってみたいと思っていた居酒屋さんが既に閉店となってしまっていたという事実を知り、すごく残念な思いをしまして、「いつまでもある・いつでもできると思わずに、思い立ったときにちゃんと実行しなくてはダメだ」と改めて思った次第です。そんな自戒を込めてこちらの看板をご紹介いたします。

 古くから存在する、とある有名物件に描かれている男性の図です。すごく不自然な格好といい、何とも言えない表情といい、手の仕草といい、とてもイイ味出した絵です。

 服装とセンター分けにした長髪からこちらの有名な先生を思い出しました。

 ここまででピンときた方も多いと思いますが、東京メトロ半蔵門線構内に掲げられた注意喚起の看板です。「あぶない!!」という書体もイイ味出していますね。しかしこの絵ですと駆け込み乗車が危ないのか、飲酒後にフラフラしながら地下鉄に乗るのが危ないのか、足を噛んで離さない人喰い地下鉄車両が危ないのかわからないですね。

 私がこれを初めてみたのは10年以上前のことでして、令和になっても存在していることにうれしくなりました。来年の東京オリンピックで世界中からやってくる人たちにも激しく注意喚起してもらいたいところです。


セツトメニユウー

 営業年数の長そうな町の中華料理店で見つけました。

 看板の真ん中辺りに「セツトメニユウー」とあります。恐らく年配のお店の方によって書かれたものかとは思われます。上の「マーボ定食」下の「半チャハン」という表記も合わせるにどうやら長音の扱いが苦手そうですね。控えめな大きさの字ということもあって軒並み可愛らしく思いました。

 隣りにある使い込まれた岡持ちは、直ぐに出前に出られるようにと店頭に置いているのでしょうか。この町での長年の愛され具合が伝わってきます。


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