街角からの主張 13-14 一覧

四川どくとくの魚

 続きで面白かった日本語メニューです。四川料理店で見かけました。

 「四川どくとくの魚」とのことです。
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 この「青衣江雅魚」というのは、四川省の雅安を流れる青衣江という川のサケ科の魚とのことです。あどけない感じの顔をした魚ですね。

 「野生とくべつの魚」です。
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 養殖ではないのでしょうけど特別なのですね。「冷水水蜂子」とは冷たい川の底に棲むナマズの仲間の魚だそうです。
 先のものと合わせ「どくとく」「とくべつ」が平仮名なのがかわいらしいです。

 「特殊なやり方の魚」です。
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 「特殊なやり方」が何をさすのか分かりませんが、これは銅鍋にネギ大目の中、「黄辣丁」というナマズの仲間の魚を辛い味付けで食べるようです。

 この店で面白い日本語メニューは魚に集中していました。日本では天然記念物のオオサンショウウオも食べることができるようです。しかし私たちはこれらを食べずに、よく知られた四川料理を食べました。


廣島の恋チキンステーキ

 今回の旅で接した方々には概ね親切にしていただき、国家レベルや集団レベルと個人レベルでの違いを大いに感じた次第なのですが、そんな中でも何かと日本に関するものを良く見かけまして、面白かったものを挙げていきます。
 本エントリーでは飲食店の日本語メニューから。

 まず、「伊藤ハムの盛り合わせ」です。
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 しかしハムではなくソーセージばかりですね~。
 「アルトバイエルン」「ベルガヴルスト」「あらびきグルメウインナー」などが楽しめるのでしょうか。「ポークビッツ」はなさそうですね。

 「トルネードエビの寿司ロール」とのことです。
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 トルネードというと私がパッと思いつくのは野茂英雄さんくらいなのですが、どんな種類のエビなのでしょう。竜巻とエビって中々結びつかないですね。
 ちなみに「トルネード」は陸上で発生する竜巻を指します・・・。

 「武蔵野鮪の寿司ロール」とのことです。目黒の秋刀魚ならぬ武蔵野の鮪です。
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 誰か武蔵野が海に面していない台地であることや、国木田独歩・昭和天皇陵のことなども教えてあげてください。
 下の「北海道の寿司ロール」も富良野を意識したものだったりしたらどうしましょう。
 あと「寿司ロール」であって「巻寿司」でないところも気になります。

 最後に私が一番気になった「廣島の恋チキンステーキ」です。
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 名前の由来は全くもって不明ですが、これは純粋に食べてみたくなりました。

 もう少し続きます。


忘れな君、われらの恋

 新宿で「宝塚大学」という看板を見つけたときも驚きましたが、こちらも驚きました。
takarazuka
 「シティーホテル 宝塚」さんです。シティホテルというと都市中心部に建つ、パーティー会場や高級レストラン・エステなども有する大規模ホテルをイメージしますが、こちらは建物の2階と3階で運営しているようです。
 個人的に真ん中のダイヤの絵が可愛らしいと思いました。歌劇団の華やかなイメージを表しているのでしょうか。

 ちなみに宝塚劇場はもちろんのこと、兵庫県の宝塚市とも関係なさそうなところで見かけております。ギリギリの良い所を突くネーミングだと思いました。


明日希望

 中々他に無い名前ですが、とても良い名前だと思いました。
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 スナック「明日希望」さんです。フォントもイイ味出していますが、元気の出そうな感じの店名が素敵です。どんな意味がこめられているのでしょう。

 ウイスキーの語源となったゲール語の「Usquebaugh」と掛けているのでしたらすごくお洒落だなと思いましたが、深読みでしょうか。
 そうなると右横に補足している「クレセント」って何でしょうね・・・。


フォントの力・15

 取り立てて面白いことを書いているわけではないものの、フォントによってイイ味に変化した看板です。
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 「昼の定食」とあります。回転式の看板ですが建物と建物の間にぽつんと置かれており、危うく見落とすところでした。
 大昔のサスペンスドラマに使われそうなフォントと色合いで、メニューはどんなものなのか、落ち着いて選べるのか、と思いながら撮影しています。

 あと、裏側には「夜の定食」と青字で書かれていたりして・・・なんて思いながら裏返してみたのですが、全く同じ「昼の定食」でした。ちょっと残念。


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