ベトナム 一覧

過積載のバイク・自転車

 私はベトナムで過積載のバイクや自転車を見るのがとても好きでして、今回のハノイ旅行でも色々と見て回りました。ベトナム人の逞しさを表す良い例だと考えており、見ると元気が貰えます。

 実際には日本同様に違法ではあり、調べてみると 40万ドンから 60万ドン(日本円で 2500円から 3750円)の罰金となるようなのですが、大抵の規則に厳しい公安もこれは取り締まらないのが少々不思議です。他にも運転手が老若男女問わないところ、荷物が多岐に渡っており鶏なども運んでしまうところ、バランスを崩し荷物を落としてしまってもみんなそれほど気にしないところ、等が特徴と言えるでしょうか。

 荒っぽいながらもスイスイ進んでいく様は国の急激な経済成長を表し、荷物を運んでいるのではなく活力や希望、未来などを運んでいる様な気さえしてきます。

 今回の旅行で撮影できた、そんな過積載のバイク・自転車の一部をご紹介いたします。

 下の画像はお姉さんが商品の衣類を袋詰めにして運んで行くところです。梱包から積載、そして1度落としてしまい笑いながらみんなで積み直し、ふらふらしながら出発した後、安定して去っていくところまでを見ております。
 経済発展に伴い過積載のバイク・自転車は少なくなってくると思いますが、今後もベトナムに行く折には注目したいと考えております。

 このブログをご覧の皆様も良いお年をお迎えください。


2023ベトナム プロパガンダコレクション その3

 最後は「啓発もの」です。

 下は「軍民・団結・構築・生活・文化」と書いてあります。軍人と人民が団結して文化的な生活を築くという意味の様ですね。マイクを持って陽気に歌っている軍人さんがイイ味出しています。

 下は「住民と役人は、社会規範と都市文明を備えた街を建設する決意である」といった内容の看板で、街の名前と絵を入れ替えて使いまわしている様でした。それぞれ「8番街」と「ディエンビエン区」の人々向けです。煽っていますね。ベトナムプロパガンダ看板あるあるなのですが、デフォルメされない故ホーチミン主席が描かれております。

 労働組合の紹介看板もありました。「労働組合は、労働階級と労働者による大きな社会の、政治組織である」といった内容です。描かれた人々は笑顔なのでしょうけれど、絵のタッチのせいで目が笑っておらず怖く感じてしまっております。

 最後はこちら「交通文化」「首都の人々の美しい列」といった内容の看板です。実はこの看板を撮影した後、この右10メートル後方で中年女性の乗るバイクが急停止した車に追突するという事故を見ています。幸い怪我も両車両の破損もなかったようですが、漫画の様な出来事であり看板の内容へはまだまだ遠い道のりだと思ってしまいました。

 旅行前、ハノイはきっとプロパガンダ看板が多いだろうと期待しておりましたが、体感ではホーチミンの方が種類も数も多く感じております。啓発すべき国民は向こうの方が多いという事からなのでしょうか。


2023ベトナム プロパガンダコレクション その2

 お次は「周年もの」です。限の悪い年数でもお祝いするところが特徴的です。

 下は「熱烈祝賀 首都解放69周年」といった内容の看板です。「熱烈祝賀」というところがやはり中国っぽい勢いですね。来年は大々的にお祝いするのでしょうか。

 この首都解放記念は違う絵のパターンも存在しておりました。しかし共産党の党旗(鎌と槌)は配いがちな傾向です。

 お次はこちら、首都解放が69周年に対して70周年と限の良い年数でした。

 「人民公安設立70周年記念」といった内容の看板です。私の好きなタイプの人物の入ったプロパガンダ看板でみんなイイ表情をしております。

 最後はこちら建国78周年の看板です。

 「8月革命の精神と9月2日の建国記念日万歳!」といった内容です。こちらも人物がイイ表情をしております。また「建国記念日」というよりは「国慶節」の雰囲気ですね。続きます。


2023ベトナム プロパガンダコレクション その1

 私はベトナムのプロパガンダ看板が、「真面目なんだけどそんなに堅くなく、人物が『ガロ』っぽい独特のタッチ」という理由で結構好きでして、今回も色々撮ってまいりました。(前回はこちら

 まずは旅行前から見てみたいと思っていた COVID-19(新型コロナウイルス)関連の看板からご紹介いたします。

 「発熱・咳・息苦しさを感じたら、直ぐに最寄りの医療機関に行き相談・検査・治療を受けましょう」といった内容の看板です。COVID-19 関連では一番多く見た種類かもしれません。下の画像の様に壁画にもされたりしておりました。

 お次はこちら、印刷ではなく直に書かれておりました。

 医療従事者を描き、「私たち自身のためにみんな家に居ましょう」といった内容の看板です。落書きもされてしまっておりますね。日常生活がほぼ戻った今日としては現状に合わない看板です。

 最後はこれも壁画となっていたこちら、

 「COVID-19 を効果的に予防し制御するために、マスクを定期的且つ適切に着用しましょう」といった内容の看板です。ちなみに2023年11月現在のマスクの着用状況はほぼ日本と同程度で、公共の場や対面接客の場で着ける人が居るといったところです。

 COVID-19 関連の看板は制限が解除され日常生活がほぼ戻ったこともあり、思ったよりも数も種類も少なかったです・・・。続きます。


ベトナムに行ってきました。2023

 長期の大きな案件が2つ無事にリリース出来まして、次の案件に入る前にとベトナムに旅行に行って参りました。今回はベトナムの首都、ハノイ周辺を巡っております。

 例によってまずは小ネタから。

 ・旅行直前の天気予報では2日目以降はずっと荒れ模様とのことだったのですが、全く雨に降られずに旅行出来ました。

 ・ホーチミンに行った際は「東南アジアに居る!」という感覚を直ぐに受けましたが、ハノイは至る所に仏教の寺院があったり、漢字も良く見たり、お腹だけ出して歩いているおじさんが居たりと、中国の都市に居るのではないかという錯覚を時折受けました。

 ・ハノイの朝はとても早く、6時には飲食店も結構開いていて、街歩きが捗りました。

 ・外務省よりタクシーのぼったくりについての注意喚起が出ておりまして、配車アプリのGrabを使ったのですが、お釣りを返されないとか遠回りされるといったストレスからも解放され、とても快適でした。ホテルのスタッフの方からもタクシーは使わない方が良いと助言されまして、ベトナムタクシーの信用の無さには改めて少々驚きます。

 ・円安が大分進んでいまして 1円が 160ドン程でした。2011年の旅行時は 250ドン、2018年の旅行時は 200ドンだったので少々ガッカリしたのですが、よくよく考えてみると初めてベトナム旅行をした 2005年は 140ドンだったのでその時よりは良かったのですよね。

 ・ベトナム女性は若い子からお婆さんまで働き者ばかりで元気を貰いました。一方おじさんは平日の昼間からカフェやビアホイでダラダラしている人も多く、その差に驚いております。

 ・帰国した日は11月にも関わらず季節外れの記録的な真夏日で、ハノイのままの服装で過ごせました。しかしその3日後から急激な寒さに!

 ・以前勤めていた会社では私が旅行で休みを取ると担当システムが拗ねて障害を起こすと言われていて、結構何度もその目に遭ったのですが、今回も旅行から戻ってみたら担当システムが障害を起こして大変だったと報告を受けました。会社が変わってもジンクスは続くようです。

 しばらくまたベトナムネタで更新します。


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