街角からの主張 19-20 一覧

ジューウタン スナック

 老舗スナックの風格を感じました。

 「ジューウタン スナック ひろみ」さんです。「ジューウタン」とは何でしょうとは、まず思ってしまいました。おそらくふかふかの絨毯が敷かれた長音の苦手なお店なのだと思いますが、そんな陳腐な想像は超えたものであって欲しいと強く願う自分が居ます。
 「ボトル原価サービス」というのは良いですね。

 お店の全景です。サイドの看板、入口の看板にも全て「ジューウタン」とあることから、看板職人さんのうっかりミスでは無く何かしら意図や指示があって作成された看板群であるかと思われます。

 1階は「立ち呑み倶楽部」さん、隣は中華料理「十八番」さんと、飲み屋激戦区のようですが、この存在感のままいつまでも君臨していて欲しくあります。


あぶない!!半蔵門線

 先日、予てより一度行ってみたいと思っていた居酒屋さんが既に閉店となってしまっていたという事実を知り、すごく残念な思いをしまして、「いつまでもある・いつでもできると思わずに、思い立ったときにちゃんと実行しなくてはダメだ」と改めて思った次第です。そんな自戒を込めてこちらの看板をご紹介いたします。

 古くから存在する、とある有名物件に描かれている男性の図です。すごく不自然な格好といい、何とも言えない表情といい、手の仕草といい、とてもイイ味出した絵です。

 服装とセンター分けにした長髪からこちらの有名な先生を思い出しました。

 ここまででピンときた方も多いと思いますが、東京メトロ半蔵門線構内に掲げられた注意喚起の看板です。「あぶない!!」という書体もイイ味出していますね。しかしこの絵ですと駆け込み乗車が危ないのか、飲酒後にフラフラしながら地下鉄に乗るのが危ないのか、足を噛んで離さない人喰い地下鉄車両が危ないのかわからないですね。

 私がこれを初めてみたのは10年以上前のことでして、令和になっても存在していることにうれしくなりました。来年の東京オリンピックで世界中からやってくる人たちにも激しく注意喚起してもらいたいところです。


セツトメニユウー

 営業年数の長そうな町の中華料理店で見つけました。

 看板の真ん中辺りに「セツトメニユウー」とあります。恐らく年配のお店の方によって書かれたものかとは思われます。上の「マーボ定食」下の「半チャハン」という表記も合わせるにどうやら長音の扱いが苦手そうですね。控えめな大きさの字ということもあって軒並み可愛らしく思いました。

 隣りにある使い込まれた岡持ちは、直ぐに出前に出られるようにと店頭に置いているのでしょうか。この町での長年の愛され具合が伝わってきます。


ネオポリス西

 「マンモス西」交差点を見つける前に見つけました。

 「ネオポリス西」交差点です。ネオポリスは大和ハウス工業が全国各地に造成した住宅団地群の名称のようで「新しい都市」を意味するそうです。所謂「ニュータウン」の言い換えでしょうか。なお、スペルは Neo Polis のようですね。

 逆光で見づらくなっていますが、横向きの交差点名表示版です。

 もう1つ、縦向きの交差点名表示版です。

 お約束でネオポリス東・南・北を探してみたのですが、ここのネオポリスでは西しかなかったです・・・。かつてご紹介した「ミラクル北」と比べたらやはりインパクトは小さいですが、それでも面白い交差点名でした。


スビーサンワーバンナ

 2種類も右読みを盛り込んでくれておりました。

 「ータンセドーモ」「スビーサンワーバンナ」とあります。どちらも会社名であるところが面白いですが、トラック自体は「スビーサンワーバンナ」さんのもののようです。バンボディ右上に描かれたロゴが可愛らしいです。

 「ータンセドーモ」は秋田弁の「来てたんせ」(来てください)や「あがってたんせ」(食べてください)の「たんせ」に「どうも」がくっついた挨拶のような感じを受けました。


1 2 3 4 5 6