国内旅行 一覧

皆様に奉仕する黄金市場

 ゴールデンウィークにふさわしいものをご紹介いたします。

 福岡県は北九州市にある「黄金市場」さんです。ゴールデンマーケットですね。

 そこそこ大きなアーケード商店街なのですが、一部特にレトロな雰囲気の一角がありまして商店街の地図でも紹介されております。「市場の昭和を探し出そう!」という誘い掛けが良いです。

 冒頭の看板がそのレトロな一角への入口なのですが、中はこのようになっています。午前中の早い時間にお邪魔したのですが八百屋さんや肉屋さんをはじめとして、実は結構お客さんが居りました。

 毎年年賀状をくれる律儀な先輩と同じ名前だったので何となく撮影してみた「化粧品の美香」さんです。姓を店名に使うお店がほとんどである中、印象に残りました。いつかネタとして使ってみたく思います。

 このレトロな一角は市場を紹介する看板が素晴らしく、イイ味出しておりました。「皆様に奉仕する黄金市場」というフレーズも絵もフォントも素晴らしいです。

 特に最後の看板が個人的に好きでして、お母さんと娘さんの絵の、影の使い方や最小限の描写、その中で娘さんがキャッチフレーズを指差しているところが良いですね。
 将来他の区画同様に建て替えが行われたとしてもこの看板3点は残していただきたく思ってます。

 看板をじっと見ていたらお買い物帰りのお母さんが話しかけてくださいました。どこも新鮮なので安心して買い物ができるのだそうです。今なお現役でお客さんがしっかりついている「黄金市場」は、とても良い雰囲気の商店街でした。


JR上越線「土合駅」

 夏の終わりにJR上越線の土合駅に行ってみました。

 土合駅は谷川岳の最寄り駅としても有名ですが、駅舎と上りホームは地上にある一方で下りホームが地下70mのところにあり、エレベータやエスカレータが無く、往来に10分程かかることから「日本一のモグラ駅」と親しまれています。JR東日本さんの構内図もかなり独特なものとなっておりました。

 上りホームから駅舎を見たところです。

 「日本一のモグラ駅」の説明看板です。

 地下にある下りホームから階段を登って駅舎への連絡通路までを歩いてみた動画(無音)です。

 夏の終わりでしたが下りホームはひんやりと肌寒いくらいで、その温度を生かしてビールの熟成が行われておりました。

 階段を登りきったところから下をのぞき込むと異世界へ吸い込まれていく様な不思議な気持ちになります。

 上の動画の最後に出てくる連絡通路は外から見るとこの様に川の上に設置されております。また内側には昭和42年8月30日の竣工を記念したプレートが貼ってありました。

 連絡通路と駅舎との扉には「お疲れさまでした」と書かれており、のんびりとしたお茶目さを感じます。

 大雪警報が頻発している12月の今においては、駅の周りは雪で覆われていて大変だろうと思いながらこれを書いておりますが、夏の終わりにおいてはとても楽しい旅となりました。実は駅舎から下りホームまでを3往復ほど歩いています。いつかまた時間を作って行ってみたいと思っております。

 このブログをご覧の皆様もよいお年をお迎えください。


サイバーパンク大仏様

 カフェオレを飲んだ後、江南市に御座せられる布袋の大仏様を拝観しに行って参りました。

 名鉄犬山線布袋駅から歩いていきますと住宅の間から突然現れ、非常に穏やかな顔をされているものの少々驚きます。

 手前には「御嶽薬師尊」との石碑が建っております。木曽御嶽山信仰を元とした薬師如来坐像とのことです。

 大仏様を下から見上げたところと後頭部です。高さは18メートルとのことでやはり迫力があります。

 布袋の大仏様で良く知られているのが、近くの踏切の警報器がお顔に重なる角度から見るとサングラスの様に見えるというものです。ポケモンジムの画像もこれでして、私も挑戦してみました。

 すっかりサイバーパンク風の趣きになりますね。『攻殻機動隊』シリーズの「バトー」が思い出されます。ちなみに踏切から大仏様を見ると次の画像の様な距離感です。この裏手にある墓地を迂回したところより望遠で撮影するのが角度的に良さそうです。

 布袋の大仏様はその穏やかな顔から地域で親しまれているようで、昨年は襷を掛けて交通安全キャンペーンに一役買われていたそうです。実際に拝観してみて親しまれているのが良く分かります。少々罰当たりな私の撮影も全く気にされず許してくださりそうな雰囲気です(笑)
 コンクリートで建立されているのですが非常にお綺麗で、日々のお掃除代の足しにしていただきたいとお賽銭を上げて参りました。

 病気の苦難からお助けくださる御利益は、2021年の現在に最適だと思いながら後にいたしました。


高砂商店街群

 昨月関西に行った折、ずっと気になっていたこちらに寄って参りました。兵庫県高砂市にある商店街群です。

 こちらは1984年に廃線となってしまった国鉄高砂線高砂駅の東側に広がる商店街群で、高砂銀座商店街高砂本町商店街高砂センター街と連なります。現在はレトロな商店街ですが、江戸時代に加古川河口の港町として栄えた後、近年には近くに大きな工場が続けて建設されて大いに賑わったと思われ、そこかしこより往時が偲ばれます。

 『八画文化会館』Vol.8 の表紙にもなった本町商店街のアーチは可愛らしいですね。アーチのスポンサーが「播州信用金庫」だったり「但陽信用金庫」だったりと異なるところが縄張り意識を感じさせ面白いところです。

 とりわけ目を惹いたのが銀座商店街と直角に繋がる「高砂センター街」でした。

 アーケードに赤い提灯が並んで飾られ、商店の看板は昔のまま残されており、高度経済成長期にタイムスリップしたかのようなレトロ感が際立ちます。数店舗ご紹介いたします。

 パルファンのフランスパン「大塩屋」さんです。連続した丸い窓の建物は開店当時お客さんの目に大分お洒落に映ったことかと思われます。

 「あらいや食料品店」さんです。ソースを扱っていたり八百屋であることも謳っていたりと、スーパーの様なお店だったと思われます。「八百屋のあらいや」でなく「あらいやの八百屋」という謎のキャッチコピーや「今日もお買い物は」と書いてひねりを加えた矢印の看板が可愛らしいです。


 「栄光堂 濱口本舗」さんです。看板は開店当初のままずっとお使いだったのでしょうか。シャッターとの時代の違いが見えてきます。

 下は銀座商店街で良いなと思った看板です。


 おまけ1
 商店街群の外れに「梅ヶ枝湯」さんという銭湯がありました。Wikipediaにページが存在するくらいの有名な銭湯の様です。薪でお湯を沸かす様で良い香りが漂っており、薪を保管する倉庫が隣接しておりました。次の用事で入れなかったのが残念です。

 おまけ2
 高砂市は能の「高砂」由来で「ブライダル都市」を宣言しておりまして、先の本町商店街のアーチをはじめ、立て看板やポスターなど様々なところでアピールしておりましたが、こんなガードレールでも健気にアピールしておりました。

 センター街では酒屋さん、銀座商店街ではお惣菜を売る鮮魚店や喫茶店にお客さんが多く見られました。末永く続いていただきたいと思いながら、こちらを後にいたしました。

 今年は大分変わった年となりましたが、それなりに面白いネタにも出会うことが出来ました。このブログをご覧の皆様も良いお年をお迎えください。


四国新幹線こと「鉄道ホビートレイン」

 知人に会いに高知に行った際に乗ってみました。

 1964年に東京-新大阪間で開通した初代新幹線0系のオマージュというJR予土線の観光列車「鉄道ホビートレイン」です。前々から乗ってみたいと思っていたため、(「こだま」か「ひかり」か、ではあるものの)のぞみが叶った次第です。

 この「鉄道ホビートレイン」はキハ32形というディーゼルカーを改造したもので、窪川-宇和島間を走ります。1両のみで運行するため新幹線としての「顔」は窪川向きに付け、宇和島向きは他の車両との連結を考慮して「顔」は付けずイメージのみとなっております。私は窪川から宇和島へと乗ったため後ろ向きに走る形となりました。

 新幹線の「顔」の団子鼻の部分はこの様にメッシュとなっています。

 運転席と運賃表示版です。1964年当時の新幹線の駅が併記されているところが可愛らしいです。

 社内には鉄道模型が展示されています。「鉄道ホビートレイン」の「ホビー」の部分はここに当たります。これは無くても良いかと思ってしまいましたが、JR四国さんのサービス精神は感じます。

 運行開始翌日、2014年3月16日の新聞の切り抜きも飾られていました。

 予土線は単線であるため、対向車両のすれ違い待ちで江川崎駅と吉野生駅でしばらく止まるのですが、そこがトイレタイム&撮影タイムです。運転士さんが降りてきて記念撮影のシャッターを次々と押されているのが印象的でした。ここにもJR四国さんのサービス精神を感じます。

 当日が天気の良い日だったこともあり車窓から見える川を中心とした景色が綺麗で、東京-新大阪間で大抵寝落ちしてしまう私が、同じ2時間と少しの間全く飽きずに過ごすことができました。

 最後に宇和島駅で乗客を降ろし一時待避をする「鉄道ホビートレイン」の動画です。

 私は勿論、乗客の皆さん楽しまれておりましたし、「鉄道ホビートレイン」はお勧めの列車です。


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