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四国新幹線こと「鉄道ホビートレイン」

 知人に会いに高知に行った際に乗ってみました。

 1964年に東京-新大阪間で開通した初代新幹線0系のオマージュというJR予土線の観光列車「鉄道ホビートレイン」です。前々から乗ってみたいと思っていたため、(「こだま」か「ひかり」か、ではあるものの)のぞみが叶った次第です。

 この「鉄道ホビートレイン」はキハ32形というディーゼルカーを改造したもので、窪川-宇和島間を走ります。1両のみで運行するため新幹線としての「顔」は窪川向きに付け、宇和島向きは他の車両との連結を考慮して「顔」は付けずイメージのみとなっております。私は窪川から宇和島へと乗ったため後ろ向きに走る形となりました。

 新幹線の「顔」の団子鼻の部分はこの様にメッシュとなっています。

 運転席と運賃表示版です。1964年当時の新幹線の駅が併記されているところが可愛らしいです。

 社内には鉄道模型が展示されています。「鉄道ホビートレイン」の「ホビー」の部分はここに当たります。これは無くても良いかと思ってしまいましたが、JR四国さんのサービス精神は感じます。

 運行開始翌日、2014年3月16日の新聞の切り抜きも飾られていました。

 予土線は単線であるため、対向車両のすれ違い待ちで江川崎駅と吉野生駅でしばらく止まるのですが、そこがトイレタイム&撮影タイムです。運転士さんが降りてきて記念撮影のシャッターを次々と押されているのが印象的でした。ここにもJR四国さんのサービス精神を感じます。

 当日が天気の良い日だったこともあり車窓から見える川を中心とした景色が綺麗で、東京-新大阪間で大抵寝落ちしてしまう私が、同じ2時間と少しの間全く飽きずに過ごすことができました。

 最後に宇和島駅で乗客を降ろし一時待避をする「鉄道ホビートレイン」の動画です。

 私は勿論、乗客の皆さん楽しまれておりましたし、「鉄道ホビートレイン」はお勧めの列車です。


岡ビル百貨店 キッチンこも

 予てより行きたい行きたいと思っていた名鉄東岡崎駅の「岡ビル百貨店」さんに遂に行って参りました。

 「岡ビル百貨店」さんの中でも、3階にある「キッチンこも」さんで食事をするのが今回の目的です。

 3階は「キッチンこも」さん以外に店舗が存在せずガランとしております。

 入口です。情報過多な感じがしますが、この手のタイプは大抵サービス精神の旺盛さが溢れ出てしまったものであるため期待に胸が高まります。「スパゲッチの店」「スパゲッチマカロニの店」の表記から、お店の名前はイタリア北部の街「コモ」から取ったのでしょうか。

 その過多な情報の中でも、手作りであることは前面に押し出しております。

 「キッチンこも」さんは老夫婦がお二人で営んでおりまして、入店時の「いらっしゃいませ」の言葉が優しかったです。

 カウンターです。カウンターとテーブル席があるのですがテーブル席の方は私達の入店後すぐに埋まりました。ガランとした3階の雰囲気から想像していたのとは違い、中々の人気店のようです。

 メニューです。私はこの中から入口のプレートの最初に掲げられていた「カニコロッケ ハンバーグ ライス付」を注文しております。

 実物です。お皿に可愛らしく店名が書いてあります。料理はカニコロッケがカラッと揚がっており、ハンバーグと共にソースとの相性も良く、これまた想像以上に美味しかったです。お客が多いのも分かります。

 窓に貼られた注意書きです。老夫婦を困らせてはいけません。

 レジです。「古いお店あるある」ですが算盤が置いてありました。

 カウンターなどを撮影させていただいたお礼とともに「美味しかったです!」と感想を言った際、笑顔で「おや、ありがとうございますー」と返してくださった奥様のリアクションがまた可愛らしかったです。

 3階上がってすぐにある衝立です。「お美味しい」と「アイティー」の間違いがイイ味出しています。

 「岡ビル百貨店」はここ数年、解体の噂が何度も流れておりますが、健在であることのアピールがありちょっとうれしくなりました。

 遠くから行った甲斐のある満足行く来訪でした。


ハトヤホテルの円形通路

 私の中で長年憧れの場所であった「ハトヤホテル」さんに先日行って参りました。実は子供の頃に一回行った事があるようなのですが、物心つく前で全く覚えておりません。

 私が何に憧れていたかと言いますと、こちらの「円形通路」です。「昭和の時代に考えられた『近未来感』」溢れる雰囲気がとにかく素晴らしいです。

 ハトヤホテルさんの宿泊レビューは他の旅ブログや旅行サイトにお任せして、私はこの「円形通路」のみを語りたく思います。

 「円形通路」は本館と新館とを繋ぐ空中回廊の渡り廊下です。1970年に出来たそうで今年で47年となりますね。フロントからロビーを抜けて渡ります。

 新館・本館とはこのように繋がっています。

 サイドについた窓は眼のような形でして、看板やハトヤ消防隊の消防車も見られます。

 夜はこのようにとてもムーディーな雰囲気となります。

 昼は上面に波の様な模様が現れます。私はこの昼の「円形通路」が好きです。

 掃除も念入りに行われていて壁やじゅうたんに傷みもなく、手入れが行き届いております。

 私はチェックインしてから昼・夜・朝と何度も何度も雰囲気を味わいながら歩いてしまいました。最後に早朝、往復で歩いてみた動画です。

 これから旅行に良いシーズンとなって参ります。温泉や海水浴で伊東に行かれた際は是非ハトヤホテルさんの「円形通路」の雰囲気を楽しんでみてください。


JR飯田線 「田本駅」

 お次は「田本駅」です。

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 「田本駅」は天竜川に面した崖を切り開いて作られた駅でして、「断崖絶壁の駅」として知られています。そんな駅を見てみたくて途中下車しました。

 駅舎の内部と周辺地図です。先の「小和田駅」とは違い少し歩けば中学校や民家もあるようです。なお、この「田本駅」にはほぼ徒歩でしかたどり着くことが出来ません。さすが秘境駅です。

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 ホームを守る擁壁と、そこから迫り出す岩です。

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 ホームの上り側(豊橋側)が駅の出入口となっていまして、使用済みの切符入れもちゃんとありました。

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 駅を上から見たところ(これで全景)です。如何に険しいところにつくられたかが良くわかるかと思います。

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 水辺の好きな私は天竜川が見たかったので川のほうへ下って行ったのですが、直ぐに落石・増水の注意看板に出くわしまして、またその看板から直ぐのところに落石による手すりの崩壊現場が見られました。
 自然の恐ろしさ、そして注意看板の適切さが感じられます。

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 天竜川に掛かる竜田橋です。吊り橋でして結構揺れます。橋上にはタヌキやイノシシのものでしょうか、柿の種が含まれる動物の糞が多数落ちておりました。

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 竜田橋から見た天竜川です。中々の絶景です。

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 竜田橋を渡ってしばらく行くと峰竜太さんやニッチロー’ さんの母校、長野県阿南高等学校の野球部などのグラウンドがあるそうです。(阿南高校の最寄り駅はお隣の温田駅)

 最後に田本駅にやってくる電車の動画です。

 こちらも降りてみて良かったと思えるネタの多い駅でした。


JR飯田線 「小和田駅」

 先日、JR飯田線全線乗り通しの旅に行って参りました。飯田線沿線は景色が綺麗で人も穏やかで、のんびりするには最適なとても好きな路線なのですが、今回の旅では秘境駅と言われる「小和田駅」「田本駅」での下車にも挑戦してみまして、自分メモとして書き残しておきます。

 まずは「小和田駅」から。

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 駅舎と旧駅名標です。レトロな雰囲気がたまりません。

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 この「小和田駅」、皇太子妃 雅子様の旧姓と漢字が同じということからご成婚の際は色々と話題になったようで、あやかって「恋成就駅」と名乗っておりました。こういうものは言った者勝ちですね(笑)

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 当時走ったと思われる臨時列車「花嫁号」のプレートや恋人向けのベンチ、これまたあやかって実際に行われた駅での結婚式の模様を撮影した写真がありました。時の流れを感じさせます。

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 また「小和田駅」は静岡・愛知・長野の3県の県境近くにあるとのことで、その説明もありました。3国の図はイイ味出しています。

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 駅から延びる唯一の道を歩くと直ぐに山道案内板がありました。
 「塩沢集落 1時間」「高瀬橋 25分」とのことですが、塩沢集落に行く途中の高瀬橋は現在通行止めでして「小和田駅」は完全に人の生活圏から閉ざされてしまっている駅のようです。
 この地にたどり着く手段は鉄道しかないなんて、まさしく秘境駅ですね。

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 そんな人の生活圏から閉ざされた地「小和田駅」にはなんと「ポケモンGO」のジムとポケストップがありました。私はシャワーズをジムにセットしたのですがそこはさすが秘境駅、翌日の昼過ぎまで戻ってきませんでした。

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 「ポケモンGO」ができるということは携帯電話もしっかり繋がり、私は何故かここで会社から掛かってきたトラブル報告に対処しています(苦笑)この秘境の地でそんなことをした人は少ないでしょう。エヘン。

 他には天竜川の豊富な水と山のコントラストが美しかったです。

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 降りてみる価値が大いにあるネタの多い駅でした。


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