プラハの観光は最後のお楽しみにとっておき、まずカルロヴィ・ヴァリから巡るかブルノから巡るかで迷ったのですが、仕事と長旅で疲れていたこともあり、近場で且つ保養地のカルロヴィ・ヴァリに行くことにしました。
カルロヴィ・ヴァリ(Karlovy Vary)は「カルロの温泉」という意味なのですが、カルロ4世が鹿狩りの最中に温泉を見つけ、自分の名を付けたと言われています。
「狩りの最中に温泉を見つけ・・・」のくだりでピンと来た方がいらっしゃると思いますが、世界的に良くある話なんですね。因みに草津とは姉妹都市となっています。
ここの温泉は日本のように浸かるものではなく飲むものでして、下図のようなカップに汲み、柄のところから吸って飲みます。
ただあまり美味しくは無く、「スパワッフル」という日本で言うところの「ゴーフル」のようなお菓子を食べながら味を誤魔化し誤魔化し飲みます。
順に飲泉施設を紹介して行きます。まずはサドヴァー・コロナーダです。ドヴォルザーク公園と繋がっていましてメルヘンチックな建物です。
ムリーンスカー・コロナーダです。プラハの国民劇場と同じ建築士が設計したかなりカッコいい建物です。
ウジーデルニー・コロナーダです。間欠泉が有名なところでTVの旅番組などで見た方もいらっしゃると思います。
最後にトルジニー・コロナーダです。カレル4世が見つけ足の治療をしたと言われています。
カルロヴィ・ヴァリはさすが保養地だけあって風景もきれいでした。
平日に行ったのですが観光客で結構賑わっております。ヨーロッパ各国から保養に来るそうで、「さすが国際的な保養地だ」と感心してしまいました。
なおカルロヴィ・ヴァリは、私が「チェコの養命酒」として旅行中愛飲していた「ベヘロフカ」という薬草酒の製造地でもあります。