珍キャラクター 一覧

それゆけ王ちゃん800号

 沼津港に遊びに行った折、沼津バッティングスタジアムさんにも足を延ばしてみました。

 こちらは看板からもお分かりいただける様に、昭和の雰囲気の非常に濃い、イイ味のバッティングセンターでして、イイ味の野球少年のマネキンや・・・

 「ゲーム方法をよく見てから ゲームをする様にしましょう」といった注意書きなど、令和の雰囲気は皆無の素晴らしい施設です。

 通路横に突然現れる「物置」への入口ドアにはこんなステッカーが貼られていました。

 「サウスポーピンクレディー」「それゆけ王ちゃん800号」という文言と共に何ともイイ表情の王貞治さんの似顔絵が書かれております。調べてみると王さんは1978年の8月30日に大洋ホエールズの大川浩選手から800号のホームランを打たれておりました。800号を目指すところでのこのステッカーなのでその少し前に作成されたものと思われます。王さんを応援するにあたっての「サウスポーピンクレディー」という文言の取って付けたような唐突さが結構面白いです。

 現在の私たちが大谷翔平さんに驚く様に、この当時はみんな王貞治さんに驚いていたのでしょうね。昭和の雰囲気に浸って色々と良い経験ができました。
 このブログの20周年最初のエントリーという事で縁起の良いものを挙げてみました。


ベトナム旅行2023 おまけ

 ベトナム旅行のおまけです。

 メジャーな観光地も周っているのですが、個人的に好みの場所であったのは「ベトナム民族学博物館」と「ベトナム婦人博物館」でした。キン族以外の文化も詳しく見られます。どちらも大分長居しました。


 ベトナム料理は結構何でも好きなのですが、今回初めて食べたものの中で気に入ったのが牛肉と香草類をフォーの生地で巻いた「フォークオン」という料理と、米粉を練ったものにスープを掛けて厚揚げや香草等を乗せた、日本のお雑煮の様な「バインドゥックノン」という料理です。フォークオンは日本で流行ってもおかしくはないと思っています。フォークオンは大体一人前40000ドン(日本円で250円)、バインドゥックノンは同じく20000ドン(同125円)でした。

 散策して歩き疲れたところで「ビアードパパ」に遭遇しました。日本でも月1くらいで食べており見かけたときは嬉しかったです。基本のシュークリームは35000ドン(日本円で220円)でした。日本では199円なのでほぼ同価格ですね。バインミーティが同じくらいの値段で食べられますのでベトナムではちょっと贅沢なご褒美の品かもしれません。

 シナモロールのリュックサックを背負ったおじいさんが居ました。私は笑ってしまったのですが他の皆さんは特に反応をしておりません。個人的には大谷選手のマイメロリュックを思い出しています。

 面白日本語には今回もあまり出会えず「こんにサンキュー」というお店の看板くらいとなりました。「あっ、面白日本語を使った商品だ!」と思ったお菓子も中国製でして、日本語がまだまだ馴染みのない事を感じます。しかし昨今在日ベトナム人は増えているので、今後はその方々経由での面白日本語の発展を期待したく思います。

 ハノイは中々味わい深い街でした。大気汚染をはじめとした公害が問題視されている様なのですが、人は穏やかで料理がおいしく全体的に緩い雰囲気で、大分のんびり過ごすことが出来ました。またのんびりしに行ってみたく思います。


ハノイ公安博物館

 懲りずに引き続きうちのブログらしいものを取り上げて参ります。

 ハノイは首都という事もありまして博物館の類が充実しており、とても楽しめました。その中で今回ご紹介するのがこちら「ハノイ公安博物館」です。「自由に扉を開けて入って良く、無料」との看板を信じて中に入って行きます。

 中に入ると公安職員のマネキンが出迎えてくれます。交通整理中の婦人警官の手が示す方を見てみると・・・

 他の公安職員が待っておりました。どうやら男性職員はどなたも同じ顔の様です。最初からイイ味の展示です。



 2階に上がるとハノイ公安の歴史紹介の展示物が並んでおります。歴代署長の紹介に

 過去の制服の紹介に

 おなじみプロパガンダポスターや過去の装備の紹介もあります。青いサイドカーは少し可愛らしいですね。

 変わったところでは押収した武器の紹介や、ハノイで起きた有名な事件と犯罪者の紹介もありました。(日本人犯罪者のものもあり)

 「もうイイ味の展示はないのだろうか・・・」と思っていると期待を裏切らず現れてくれました。再度マネキン登場です。

 「仕事に対して献身的でなくてはなりません」との故ホーチミン主席の教えを掲げて、文官の仕事ぶりを表現しています。例によってこの男性も先に紹介した方々と同じ顔でした。

 1階には売店がありまして、置物や飾りなどの公安グッズや写真集が売られていました。

 ここまでざっとハノイ公安博物館の紹介をしてまいりましたが、何よりも驚いたのは私の見学中、この空間には他に誰も居なかったことです。何度も「すみませーん」と(ベトナム語で)呼びかけてみたのですが誰も出てきませんでした。当然売店でも何も買うことは出来ず。防犯カメラは付いていると思いますが無防備過ぎる気がします。「公安博物館だし、器物損壊や窃盗などの犯罪は出ないだろう」という考えなのでしょうか。しかし落ち着いて見学できたので良しとしたく思います。

 帰ろうと思い、出入口に向かったら「WELCOME」との泥除けマットが逆向きでした。こんなところでもイイ味を出しています。

 ハノイ公安博物館は結構な珍スポットでした。有名スポットであるホアロー収容所跡のすぐ近くにありますし、ついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。


2023ベトナム プロパガンダコレクション その3

 最後は「啓発もの」です。

 下は「軍民・団結・構築・生活・文化」と書いてあります。軍人と人民が団結して文化的な生活を築くという意味の様ですね。マイクを持って陽気に歌っている軍人さんがイイ味出しています。

 下は「住民と役人は、社会規範と都市文明を備えた街を建設する決意である」といった内容の看板で、街の名前と絵を入れ替えて使いまわしている様でした。それぞれ「8番街」と「ディエンビエン区」の人々向けです。煽っていますね。ベトナムプロパガンダ看板あるあるなのですが、デフォルメされない故ホーチミン主席が描かれております。

 労働組合の紹介看板もありました。「労働組合は、労働階級と労働者による大きな社会の、政治組織である」といった内容です。描かれた人々は笑顔なのでしょうけれど、絵のタッチのせいで目が笑っておらず怖く感じてしまっております。

 最後はこちら「交通文化」「首都の人々の美しい列」といった内容の看板です。実はこの看板を撮影した後、この右10メートル後方で中年女性の乗るバイクが急停止した車に追突するという事故を見ています。幸い怪我も両車両の破損もなかったようですが、漫画の様な出来事であり看板の内容へはまだまだ遠い道のりだと思ってしまいました。

 旅行前、ハノイはきっとプロパガンダ看板が多いだろうと期待しておりましたが、体感ではホーチミンの方が種類も数も多く感じております。啓発すべき国民は向こうの方が多いという事からなのでしょうか。


2023ベトナム プロパガンダコレクション その2

 お次は「周年もの」です。限の悪い年数でもお祝いするところが特徴的です。

 下は「熱烈祝賀 首都解放69周年」といった内容の看板です。「熱烈祝賀」というところがやはり中国っぽい勢いですね。来年は大々的にお祝いするのでしょうか。

 この首都解放記念は違う絵のパターンも存在しておりました。しかし共産党の党旗(鎌と槌)は配いがちな傾向です。

 お次はこちら、首都解放が69周年に対して70周年と限の良い年数でした。

 「人民公安設立70周年記念」といった内容の看板です。私の好きなタイプの人物の入ったプロパガンダ看板でみんなイイ表情をしております。

 最後はこちら建国78周年の看板です。

 「8月革命の精神と9月2日の建国記念日万歳!」といった内容です。こちらも人物がイイ表情をしております。また「建国記念日」というよりは「国慶節」の雰囲気ですね。続きます。


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