珍キャラクター一覧

どらエモンパン

 通常運用に戻ります。数年来とあるご当地パンが気になっており、奈良に出かけた際に購入して参りました。

 その名も「どらエモン」パンです。(危ない橋を渡っている気がしなくもないですが)「ドラえもん」ではなく「どらエモン」です。

 ベーカリーフジタさんというお店の商品で、売れ筋なのかレジ横に並べられておりました。

 ビニールを外したどらエモンパンです。中々イイ味をしたお顔ですね。奈良公園まで持って行き、開放感の中で食べています。

 店内では大きめの荷物を持って標準語丸出しでやり取りをし、こちらが観光客であることは明らかだったのですが、30枚ためると200円の商品と交換できるサービス券を2枚いただきました。本来は何度も来られる見込みのあるお客さん向けの券だと思いますが、区別をしないところが優しいです。あと28枚ためないといけないですね。挨拶をはじめ掛けてくださる言葉も優しく、地域に根差した感じの親切なお店でした。


イイキャラコレクション in ホーチミン周辺 2025 その2

 お次は「ドラえもん」風キャラ以外のイイ味のあるキャラを紹介して参ります。
 まずはこちら。巳年ということで蛇の像があちらこちらに設置されておりました。どれも表情がイイですね。ちなみに3つ目の像につけられている「ATTY」(Ất Ty)は 乙巳年という意味になります。


 お次はスオイティエン公園に設置されていたフルーツの精です。団子鼻・腫れぼったい唇・左手のピースサイン・右手の握りこぶしとどれもイイ味出しています。夢に出てきそうです。

 もう一つスオイティエン公園に設置されていたイルカのゴミ箱です。この手のゴミ箱は中国でもよく見かけました。ちなみに蝶ネクタイの下には「私にゴミを下さい」と書かれています。一人称も「Tôi」(私)であり、見た目とは違って少しよそよそしい感じです。

 お次はホーチミン市のお隣のドンナイ省ビエンホア市にあるドンナイ省博物館からです。省の概要を説明するコーナーを飾る絵がお馴染みプロパガンダ看板風の絵でした。左から二番目の頭巾をしてエプロンを着けている女性は、右肩に銃を担いで左手に手りゅう弾を持っており、よくよく見ると怖い絵です。

 お次もドンナイ省博物館から、ゴムの収穫をしているマネキン人形です。左側の男性、そして奥で見学をする老人がイイ味を出しています。それにしても左側の男性のポーズは何でしょう。

 お次もドンナイ省博物館から、特産の陶器の作成をしているマネキン人形です。顔色が悪くて心配になります。

 もう一つドンナイ省博物館から、おじさんが二人川辺で涼んでいるように見えますが、左側のおじさんは精米をしており、右側のおじさんは巻きたばこを作っています。双方自分用なのでしょうね。

 最後は路上マネキンでイイ味出していたものをご紹介します。最初の画像の服は結構大胆なパチモンですね。3番目の画像のものは「こんなところに設置しても大丈夫なの?」と思ってしまう、工事現場の横に置かれていたものでした。顔の汚れ、スーツの砂埃、裸足と、まるで事故現場から急いで避難してきた人の様です。



イイキャラコレクション in ホーチミン周辺 2025 その1

 今回の旅行でものびのびとしたイイ味に仕上がっている「ドラえもん」風キャラを良く見かけました。その中から少しご紹介いたします。なお、ベトナム語の発音に合わせた「Đôrêmon」(ドーレーモン)という旧版時代の名称はもう残っておらず、全て「Doraemon」(ドラエモン)に替わっていました。

 初めはこちら、エアー遊具に飾られていたドラえもん風キャラです。ひげが無く虚ろな目であるところが心配になります。

 お次はこちら、売店で見かけたドラえもん風キャラです。帽子を被り派手な色使いでカイゼル髭にしているところ、そして4次元ポケットに『ドラえもん』の一場面が描かれているところがポイントです。ちなみに私はこれがどんなおもちゃなのかとしげしげと見ていたら店番をしていた女の子が笑顔で応対してくれました。冷やかし客なのも申し訳ないので、すかさず水とお菓子を購入しています。

 続けてこちら、陶器になったドラえもん風キャラです。左側は豚にされてしまっています・・・

 続けてこちら、子供用ヘルメットに描かれたドラミちゃん風キャラです。背景がドラえもんブルーであるところがポイントでしょうか。なおブログに上げる際に気付いたのですが、下にドラえもん風キャラの描かれた子供用ヘルメットもありますね。

 顔を文字盤にしたドラえもん風キャラの時計です。キティちゃん風キャラと並んでおり、昭和の日本に生まれた猫がモチーフの人気キャラツートップが成立しています。しかし大分寂しいお店の店頭に置かれておりまして、何年売れ残っているのかと可哀想に感じてしまいました。

 ドラえもん風キャラのピアノと電話のおもちゃです。パッケージはしっかりしており、もしや公式?とも思いましたが違う様です。よくよく見れば口や人中の線が無かったりして細部は甘いものの、レベルはアップしてきております。

 最後はこちら、ドラえもん風キャラの抱き枕です。芋虫の様な体に加え、目以外の白い部分が薄黄色で配われているところがポイントです。そして、意図したのかどうなのか、お客に手を振っているように収納されているところもイイ味が出ています。

 ドラえもん風キャラは旅行中に次々と現れ、とても楽しませてもらいました。ドラえもんはやはり永遠の人気キャラですね。


2025ベトナム プロパガンダコレクション その3

 最後はその他の看板を紹介していきます。

 ホーチミン師の生誕114年を記念する看板です。数字を変えて毎年掲げられますね。「党と人民の天才的指導者」と讃えられています。

 カール・マルクスの生誕207年、レーニンの生誕155年を記念する看板もありました。特に後者はあまり他の国では見られないものであり、改めて少し驚いてしまいます。

 フランスからの独立を決定づけたディエンビエンフーの戦いを記念する看板もありました。今年で71年とのことです。

 今回、プロパガンダ看板+オブジェといったタイプのものも見つけました。お神輿でも山車でもない様なのですが、これはこれでイイ味出しております。それぞれ「団結-知恵-刷新-発展」、「団結-民主-刷新-生産-発展」というスローガンが書かれています。

 「さて、このプロパガンバ看板文化は今後も続くのだろうか・・・」と考えながら歩いていたところでこんなものを見つけました。小学校のプロパガンダ絵画コンクールの様です。私たちが子どもの頃に「火の用心」や「納税」に関する絵を描かされたようなものでしょうか。プロパガンバ看板文化の将来も問題無さそうですね。

 また次の訪問時も新作を楽しみにしたく思います。


2025ベトナム プロパガンダコレクション その2

 お次は「国威高揚」「国力増強」系の看板です。

 先ずは、「南部解放国家統一 50周年」に加えメーデーの138年目を祝う看板です。ホーチミン市をスマートシティへと構築して行きましょうといった内容の看板です。

 類似の看板には下の様なものがありました。1975年の大勝利の価値を促進して、平和で発展し、国際社会に統合されたベトナムにして行きましょうといったことが書かれています。

 デジタル社会への変革を訴える大きな看板もありました。

 下はサイゴン駅に掲げられていたものです。昨年(2024年)末、ベトナム鉄道は株式会社となりまして、その第一期の決意が述べられています。党委員会の全面的な指導の下、絶えず革新し、効果的な協力を促進し、良質な製品を造り、戦略的な鉄道プロジェクトに備えますといったことが書かれています。生真面目ですね。

 学校にもありました。「清潔できれいで安全な校門」というスローガンの下に「先進的な教育に向けたデジタル変革」といった目標も書かれています。「デジタル変革」は至る所で見かけます。

 2月27日の医師の日を祝う看板がありました。国家発展の新たな要求に応えるべく、強力で質の高い知識人を備えるようです。

 「国威高揚」「国力増強」系の看板で今回私が独特で良いなと思ったのがこちらです。国際女性デー制定から115年を記念すると同時に徴姉妹(Hai Bà Trưng)の挙兵から1985年を記念する看板です。絵は完全に国際女性デー向きの内容はありますが、そこに徴姉妹を記念するのが面白いです。女性が強いベトナムならではの看板です。