肘打ち禁止のK-1ルール

 シンプルで力強い看板です。

 眺めているうちにじわじわくる看板です。これだけシンプルだと、「家康とうどんの関係」「家康とスーパードライの関係」、はたまた「大将の店名にかける期待」等々・・・、いろいろ想像の余地を与えてくれてもうこの1枚でしばらく楽しめます。

 お店の方はこんな感じです。

 先ほど「ひざうち」だったのが「手打ち」になっていました。味と製法の違いだとは思いますが、一貫性のないところが“鳴くまで待つ”家康のイメージと違う感じでちょっと笑えます。
 「誰れ言うとなく~」にはシビレました。


味とボリーム

 長年町で愛されているという感じのお店です。

 商品の種類や品揃えは多く、サイドの飲み物も多く揃えておりまして、真面目なお店だと思いました。サンドイッチは大きめで良心的な感じがします。 惜しむらくはこれだけ真面目なのに「Volume」という単語をなぜちゃんと調べて置かなかったか?というところくらいです。
 真ん中のひまわりをモチーフにしたキャラクターはかわいらしくて結構好きですね。
 
 ところで私は今までの人生においてなぜかバリウムを飲む機会がなく、「バリウムって慣れないよねぇ。」「イチゴ味やバナナ味でも?」「俺はコーヒー味を飲んだことがあるよ。」というようなバリウムトークには、「踊るさんま御殿」での若手俳優のようにおとなしく聞いているのみになってしまいます。残念です。
 あとドリームジャンボ宝くじなどの宝くじは「たくさんの貧乏人が集まってひとつまみの金持ちを生むゲーム。『蜘蛛の糸』のクライマックスシーンのようだ。」と思ってからは全く買わない派です。自分でもあまり面白くない性格だと思います・・・。


コカコーラ歯科

 小学生のとき、「コーラを飲むと歯や骨が溶ける」と信じて頑なに飲まず、理科の時間にその持論を展開して泣きながらクラスメイトと論争を繰り広げ、学級会の議題にまでした子がいました。
 そんなあの子に見せたい看板です。

 これは文字通り「コカコーラ歯科」とお読みしてよいのでしょうか?それともスポンサーなのでしょうか?「ENJOY CocaCola~」と言われても心から楽しめない雰囲気です。

 歯科名をちゃんと表示していないのが一番の問題でもあり、この素晴らしい作品を生み出してくれた要因でもあるのですが、建物の周りをぐるっと回ってみても結局歯科名は分からずじまいでした・・・。電話をかけてみたい衝動に駆られましたが、なんとか踏みとどまりました。
 気難しそうな初老の先生が出てきて「ペプシ派はお断りだ!」等と言ったりしていたら面白いのになぁと妄想想像しながら家路につきました。

 結局冒頭の問題は、「コーラは歯や骨を溶かせるような強い酸は持たない」というのが正解なのですが、思い出話をもう1つ。
 高校時代に赴任してきた身長190cm以上の筋骨隆々といった感じのアメリカ人英語教師が、ものすごいコーラ中毒で一日に3リットルくらい余裕で飲んでいまして、校長や学年主任に「昼休みか放課後までは飲むのを止めなさい」と注意されてシュンとなっている姿が非常におかしかったのですが、一日に3リットル飲んでも全くの健康体で、授業はもちろんスポーツもバリバリこなしておりまして・・・、この英語教師も看板同様、あの同級生に見せたかった(学級会にも出て欲しかった)と何度も思いました。


ねむけざましにも最適です!

 用事で埼玉県は川越市に行ってきまして、前々から川越に行ったら是非寄ってみたいと思っていたみこもり煎餅さんに行ってみました。
 みこもり煎餅さんとは、あの名作激辛煎餅「発狂くん」で有名なお店です。

 マスコミでは紹介しづらいお煎餅です。商標登録もとられているのですが、大らかな時代の出願だったのでしょう。「君」でなく「くん」とひらがななのがイイですね。あとフォントも非常にイイ味出していると思います。「ピリピリ辛い」というコピーの「ピリピリ」は発狂の兆候に思えてしまうのは私だけでしょうか?

 店内の撮影をさせていただきたく、少し藤山直美さん似の奥様にお願いをしたところ、「ええ、構いませんよ。でも今ちょっと商品が少ないから恥ずかしいわ。」と微笑みながら快諾してくださいました。煎餅とは全く違い温和で素敵な奥様です。

 「発狂くん」の説明です。

 名前の割には誕生エピソードがほのぼのしています。

 地球瓶にも歴史を感じます。

 姉妹品です。

 『LEON』ではまずやらないチョイの使い方ですね。
 赤城乳業さんの氷菓「ガリガリ君」のように「チョイ辛くん」にもイメージキャラクターを作るとするならば、うっかり八兵衛のような感じになるのではないかと勝手に思いました。

 私の買ってきたのは下記の2種です。

 「発狂くん」は美味しいものの正直想像したとおりの味だったのですが、「ソースせんべい」の方はビールに非常に良く合うお薦め煎餅です。

 次に川越に行く際も絶対に寄ろうと思いました。


きうひ昆布

 いつも大変お世話になっているセンスの非常に良い友人より、京都の名店松前屋さんの「きうひ昆布」等の詰め合わせをいただきました。結構なお歳暮ありがとうございます。ブログ上ですが改めてお礼申し上げます。

 「きうひ昆布」とは懐石料理などで使われる求肥昆布のことなのですが、そんじょそこらの求肥昆布とは違い、繊細で上品な甘さかつ繊細で上品な口当たりの、食べているうちに思わず姿勢を正してしまうようなそんな昆布です。一味違うお茶受けを探している方には特にお勧めです!

 またこの松前屋さん、支店を出すこともデパートに出店することもなく、お店には看板を出さずに「御用所」と書かれているだけの、「知らはる方のみ来ておくれやす」というような孤高の名店のようです。

 松前屋さんのサイトの下記のコメントが印象的です。

 本当に良いものをつくり続けていくためには、「こだわり」と「誇り」を持つことが不可欠です。その意味で、京都の老舗は、拡大主義による「ナンバーワン」を目指すのではなく、こだわりと誇りをもって「オンリーワン」を目指していくべきではないでしょうか。言い換えれば、京都ならではの技術や文化、伝統を盛り込んだ商品を、高い感性をもってつくるところに、京都の老舗としての価値があるということです。私どもとしては、松前屋でなければつくれない商品づくりに、今後も取り組んでいくつもりです。

 松前屋さんを見習ってもう少しシャキッとしようと思いました・・・。そんな師走の始まりです。


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