台北に戻ってから、烏来に行ってみました。
捷運(地下鉄)新店駅からバスで40分ほど、運賃は40元(日本円で112円、1元=2.8円換算)でした。
烏来の観光ポイントは4つありまして、烏来台車(観光トロッコ)・烏来瀑布(滝)・烏来温泉・泰雅(タイヤル)族です。順にご紹介して行きましょう。
まずは烏来台車です・・・と書きたいところですが、やけに駅が静かだと思っておりましたら土砂崩れで線路が一部ふさがり、営業停止となっておりました。orz
烏来台車は1.6kmほどを走っておりまして、元々は木材の運搬に使われておりました。現在は観光のみに使われております。この辺りのことは「烏来林業生活館」という資料館で詳しく知ることができます。
お次は烏来瀑布です。落差は80mほどと紹介されております。どこから見てもきれいで、いくつか展望台がありますが、前述の「烏来林業生活館」のテラスから見るのがきれいかと思います。
下は別の展望台から撮った動画です。
滝で大分癒された後は、いよいよ烏来温泉です。
日帰りの温泉施設はたくさんありまして、安いところは200元くらいから、高いところでも1000元出せば利用することができますが、それほど特筆すべきものはありません。ここは敢えて他の温泉を紹介しましょう。
まず1つ目は川に湧く温泉です。川底から温泉が湧くスポットがありまして、私も挑戦してみました。
かなり熱いお湯がじわじわと湧き出ておりまして、川の水と混ぜながら丁度良いお湯にしていくという寸法です。
先人が石で組み立てた簡易浴槽の名残がたくさんあり、そのうちの1つを足湯として利用させてもらいましたが、川の水が冷たく且つ水量が多いため、温度調節がとても大変です。
2つ目は公共の露天風呂です。同じく川沿いにあります。
入浴には水着が必要ですが身体を洗っている人も何人か居りました。ちなみに利用者はご年配の方ばかりでした。
最後に泰雅族です。台湾の北部から中部にかけて住んでいる少数民族でして、泰雅族の有名人としてはビビアン・スーさんなどが挙げられるでしょうか。
モニュメントもたくさんありましたが、中でも第2次大戦中、日本兵として戦ってくれた方の慰霊碑が印象的です。
泰雅族の生活を知りたい方は「烏来泰雅民俗博物館」がお勧めです。顔の刺青や首狩り、結婚式の様子などを詳しく知ることができます。
全く期待していなかったものの、私は「烏来泰雅民俗博物館」が一番楽しかったです。
土産物屋では泰雅族の衣装を着せ刺青を施したマネキンもありました。(ベースとなるマネキンは台湾では良く見かけたものです・・・。)