ベタではありますがやはり笑ってしまいました。
「イムワイン特売!」との貼り紙です。「仏」の字がカタカナに見えないような工夫も感じられますが、やはりじっと見てるとカタカナに見えてしまうものです。字及び表記方法の多い日本ならではの面白さです。
ワインの生産量上位国は、フランス・イタリア・スペイン・アメリカ・チリと続くのだそうですが、「西ワイン」「智ワイン」という表記をするお店はあったりするのでしょうか。そして「米ワイン」は原材料自体が誤解されそうですね。
日本語表記の紹介を続けます。
抹茶及び抹茶スイーツのお店「なごちゃ」さんです。「ご」の上の棒の配置がイイですね。立地が良くお値段もお高めのお店でしたが結構お客さんが居りました。
「日本祭り」とのことです。日系デパートの前に飾られていました。ベトナム語もそのまま直訳の「Lễ hội Nhật Bản」となっています。桜はやはりベトナムから見ても日本っぽいのでしょうか。
コンビニに日本風の商品が増えていました。まずはこちら「ここぞ」(KOKOZO)というジュースです。エナジードリンク向けの名前ですが味はイチゴ味とのことです。
お次はこちら「さとり」(SATORI)というジュースです。味はグアバと釈迦頭とのことです。心の迷いを解いてリラックスするときに飲んでもらいたいのでしょうか。
最後はこちら「豚皮がす」という豚の皮を揚げたスナック菓子です。突然の「ニン」という表記もイイ味出しています。伊東四朗さんなのでしょうか… なお、日本語表記のお菓子ですが、お味は韓国バーベキュー味とのことです。
日本を意識した日本風商品に面白日本名が付き始めたことで日本語の伝播も本格フェーズに入ってきたかと思われます。中国・台湾では来訪の度に楽しませてもらっており、今後のベトナムでの日本語の扱いが楽しみです。
今回のベトナム旅行で最も驚いたのが、日本語表記を目にすることが格段に増えたことでした。2023年にハノイ市に行った時にもほとんど見られなかったのですが、日本に来られるベトナムの方が急増したこともあり、ホーチミン市では馴染みのある言葉に昇格された模様です。所謂「キャズム(Chasm)超え」を体感したような気持ちになりました。
下はスオイティエン公園のフードコートの例です。順に「スイティンへようこそ」「いただきます!」「しゃぶしゃぶ街」とあります。しゃぶしゃぶ街はネオンが消え「ゃぶ街」となってしまっていますが、公園のスタッフの方々が日本語を用いて異国情緒を出しながらお客をもてなそうとされています。
そしてイイ味出していると思ったのがこちらのお寿司屋「寿司の方」 SUSHIWAY さんです。ベトナムの伝統的な日除け笠であるノンラーを被って斜め上を向いた魚のイメージキャラクタも可愛らしくイイ味出しています。
お店は高級感ありそうな佇まいでした。|寿|司|の|方| と4つに分かれた暖簾がベトナム国旗に連なっているところもイイですね。お腹いっぱいで通りかかってしまい、食事できなかったのが残念です。
日本人はまず付けない名前ではありますが、もう一つのお名前 「SUSHIWAY」で検索すると世界各国のお寿司屋さんがヒットします。こちらは海外では一般的なお寿司屋の名前なのでしょうね。
少し続けます。
ガチ中華の新しいお店で見かけました。
「激ウマ肉付き骨煮込定食」とのことです。「肉付き骨」という表現が新鮮でした。
「A付きB」という言葉は「庭付き一戸建て」「飲み放題付きコース」「キャスター付きワゴン」「屋根付き駐輪場」等々「B」に重きを置くので、通常の日本語では可食部の「肉」に重きを置いて「骨付き肉」とすべきなのでしょうけれど、そもそもが「卤骨头」(骨の煮込み)という料理なので、「激ウマ肉付き骨煮込」までで「A付きB」だと考えて「骨煮込」に重きを置くのが正しいのだろうかと立ち止まって色々と考えてしまいました。
「激ウマ」という表現は現代日本人に寄せた感じですね。
因みに「钻研卤骨头 30年」とあり、骨の煮込みを研鑽して30年になるとのことです。