ハノイの歴史的呼称を靴に。

 私の画像データ置き場に埋もれたままにさせるには少々惜しいと思った小ネタを続けてご紹介して参ります。こちらは、一柱寺(Chùa Một Cột)というお寺で「お堂と自分とを撮影してほしい」と英語で依頼してきたラテン系の方が履いていた靴です。

 日本人で東京住まいの私はパッと見でこのパチ物臭さに笑ってしまったのですが、かつてハノイは東京(Đông Kinh(ドンキン))と呼ばれていた時代がありまして、現在も東京義塾広場(Quảng trường Đông Kinh Nghĩa Thục)などの地名に名残があり、その「東京」を靴に表したベトナム製品かと思い直して「良い靴だね、撮影しても良い?」と画像を撮らせてもらったのでした。

 日本に帰ってきてよくよく調べてみたら「SKECHERS」の日本限定版で、日本の地名を漢字で施した「City Series」というラインナップの靴とのことでした。偶然に偶然が重なって私の読みは完全に的外れだったことになりますが良い思い出です。そしてこの方はアジアを巡る旅行をしていたのでしょうか。


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