「台湾新幹線」というのは日本から見た場合の通称で、本来は「台湾高速鉄道」(臺灣高速鐵路)と呼ぶべきようです。一般的には略して「高鐵」(以下「高鉄」)で通っております。
ちなみに高鉄は、日本語版も存在するウェブサイトがとてもとても充実しておりまして、運賃や時刻表など最新の情報はサイトをご覧になるのが良いと思われます。
さてまず、切符の購入についてですが、窓口販売のほかに自動券売機もありまして、直感的に操作できる中々素晴らしいUIのものでした。
私はクレジットカードを使って買いましたが、現金で買える券売機も存在しております。よほど駅員さんとの交流を求めたい方以外は、自動券売機で買うのが便利で良いと思います。
また先述の高鉄ウェブサイトではオンライン予約も可能なのですが、列車の本数も多く、特別な日ではない限りはいきなり駅に行って購入を試みても全く問題ないはずです。
切符はこのようなものとなっております。
今回は3回乗りまして、台北→台中が標準廂(普通車)指定席で700元(日本円で1960円、1元=2.8円換算)、台中→左営が標準廂指定席で790元(日本円で2212円、同)、左営→台北が商務廂(グリーン車)で1950元(日本円で5460円、同)という値段でした。
車両は日本の700系新幹線の車両をアレンジしたもののため、車内は日本人にとっては全く違和感ないものでした。
左から標準廂のシートと商務廂のシートです。
商務廂のシートには日本と同じくコンセントがついているため、すかさず携帯を充電しました。
また商務廂では飲み物とお菓子のサービスがつきます。
停車中のお掃除なども日本のシステムを踏襲しておりました。
旅行前に『新幹線お掃除の天使たち』という本を読んだばかりだったこともあり、これが海を越えて・・・と思うと中々感慨深いものがあります。
その他、高鉄の画像です。
高鉄構内で、在来線の駅弁(臺鐵便當)が売られておりました。台湾の駅弁を食べるのは楽しみでしたので、すかさず買って車内で食べております。
このお弁当は100元(日本円で280円)でした。台湾の駅弁は個人的には『孤独のグルメ』の井之頭五郎ちゃんに食べてもらいたいものNo.1です。
高鉄を初めて乗る人が、一つ注意すべきなのは、在来線(台鉄)の主要駅と離れているということでしょうか。私は高鉄の台中駅が台鉄の台中駅とくっついているものだと、現地についても20分くらい勘違いしておりました。