珍キャラクター 一覧

ハノイ公安博物館

 懲りずに引き続きうちのブログらしいものを取り上げて参ります。

 ハノイは首都という事もありまして博物館の類が充実しており、とても楽しめました。その中で今回ご紹介するのがこちら「ハノイ公安博物館」です。「自由に扉を開けて入って良く、無料」との看板を信じて中に入って行きます。

 中に入ると公安職員のマネキンが出迎えてくれます。交通整理中の婦人警官の手が示す方を見てみると・・・

 他の公安職員が待っておりました。どうやら男性職員はどなたも同じ顔の様です。最初からイイ味の展示です。



 2階に上がるとハノイ公安の歴史紹介の展示物が並んでおります。歴代署長の紹介に

 過去の制服の紹介に

 おなじみプロパガンダポスターや過去の装備の紹介もあります。青いサイドカーは少し可愛らしいですね。

 変わったところでは押収した武器の紹介や、ハノイで起きた有名な事件と犯罪者の紹介もありました。(日本人犯罪者のものもあり)

 「もうイイ味の展示はないのだろうか・・・」と思っていると期待を裏切らず現れてくれました。再度マネキン登場です。

 「仕事に対して献身的でなくてはなりません」との故ホーチミン主席の教えを掲げて、文官の仕事ぶりを表現しています。例によってこの男性も先に紹介した方々と同じ顔でした。

 1階には売店がありまして、置物や飾りなどの公安グッズや写真集が売られていました。

 ここまでざっとハノイ公安博物館の紹介をしてまいりましたが、何よりも驚いたのは私の見学中、この空間には他に誰も居なかったことです。何度も「すみませーん」と(ベトナム語で)呼びかけてみたのですが誰も出てきませんでした。当然売店でも何も買うことは出来ず。防犯カメラは付いていると思いますが無防備過ぎる気がします。「公安博物館だし、器物損壊や窃盗などの犯罪は出ないだろう」という考えなのでしょうか。しかし落ち着いて見学できたので良しとしたく思います。

 帰ろうと思い、出入口に向かったら「WELCOME」との泥除けマットが逆向きでした。こんなところでもイイ味を出しています。

 ハノイ公安博物館は結構な珍スポットでした。有名スポットであるホアロー収容所跡のすぐ近くにありますし、ついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。


2023ベトナム プロパガンダコレクション その3

 最後は「啓発もの」です。

 下は「軍民・団結・構築・生活・文化」と書いてあります。軍人と人民が団結して文化的な生活を築くという意味の様ですね。マイクを持って陽気に歌っている軍人さんがイイ味出しています。

 下は「住民と役人は、社会規範と都市文明を備えた街を建設する決意である」といった内容の看板で、街の名前と絵を入れ替えて使いまわしている様でした。それぞれ「8番街」と「ディエンビエン区」の人々向けです。煽っていますね。ベトナムプロパガンダ看板あるあるなのですが、デフォルメされない故ホーチミン主席が描かれております。

 労働組合の紹介看板もありました。「労働組合は、労働階級と労働者による大きな社会の、政治組織である」といった内容です。描かれた人々は笑顔なのでしょうけれど、絵のタッチのせいで目が笑っておらず怖く感じてしまっております。

 最後はこちら「交通文化」「首都の人々の美しい列」といった内容の看板です。実はこの看板を撮影した後、この右10メートル後方で中年女性の乗るバイクが急停止した車に追突するという事故を見ています。幸い怪我も両車両の破損もなかったようですが、漫画の様な出来事であり看板の内容へはまだまだ遠い道のりだと思ってしまいました。

 旅行前、ハノイはきっとプロパガンダ看板が多いだろうと期待しておりましたが、体感ではホーチミンの方が種類も数も多く感じております。啓発すべき国民は向こうの方が多いという事からなのでしょうか。


2023ベトナム プロパガンダコレクション その2

 お次は「周年もの」です。限の悪い年数でもお祝いするところが特徴的です。

 下は「熱烈祝賀 首都解放69周年」といった内容の看板です。「熱烈祝賀」というところがやはり中国っぽい勢いですね。来年は大々的にお祝いするのでしょうか。

 この首都解放記念は違う絵のパターンも存在しておりました。しかし共産党の党旗(鎌と槌)は配いがちな傾向です。

 お次はこちら、首都解放が69周年に対して70周年と限の良い年数でした。

 「人民公安設立70周年記念」といった内容の看板です。私の好きなタイプの人物の入ったプロパガンダ看板でみんなイイ表情をしております。

 最後はこちら建国78周年の看板です。

 「8月革命の精神と9月2日の建国記念日万歳!」といった内容です。こちらも人物がイイ表情をしております。また「建国記念日」というよりは「国慶節」の雰囲気ですね。続きます。


2023ベトナム プロパガンダコレクション その1

 私はベトナムのプロパガンダ看板が、「真面目なんだけどそんなに堅くなく、人物が『ガロ』っぽい独特のタッチ」という理由で結構好きでして、今回も色々撮ってまいりました。(前回はこちら

 まずは旅行前から見てみたいと思っていた COVID-19(新型コロナウイルス)関連の看板からご紹介いたします。

 「発熱・咳・息苦しさを感じたら、直ぐに最寄りの医療機関に行き相談・検査・治療を受けましょう」といった内容の看板です。COVID-19 関連では一番多く見た種類かもしれません。下の画像の様に壁画にもされたりしておりました。

 お次はこちら、印刷ではなく直に書かれておりました。

 医療従事者を描き、「私たち自身のためにみんな家に居ましょう」といった内容の看板です。落書きもされてしまっておりますね。日常生活がほぼ戻った今日としては現状に合わない看板です。

 最後はこれも壁画となっていたこちら、

 「COVID-19 を効果的に予防し制御するために、マスクを定期的且つ適切に着用しましょう」といった内容の看板です。ちなみに2023年11月現在のマスクの着用状況はほぼ日本と同程度で、公共の場や対面接客の場で着ける人が居るといったところです。

 COVID-19 関連の看板は制限が解除され日常生活がほぼ戻ったこともあり、思ったよりも数も種類も少なかったです・・・。続きます。


イイキャラコレクション in 台湾 2023

 先のドラえもんとは別にこの度の旅行で見かけた、のびのびとしたイイ味に仕上がっているキャラクタ達を少しご紹介いたします。

 まずはこちら、パッと見でミニーマウスかと思ってしまいましたが・・・

 「湯姆熊歡樂世界」というゲームセンターチェーンのキャラクタ、喬伊(JOY)ちゃんとのことです。メインキャラクタ湯姆(TOM)くんのガールフレンドで、双方とも鼠ではなく熊のキャラクタなのだそうです。これではディズニーも訴えられませんね。なお、これは結構前の造形でして、最近ではこういう風に描かれる様です。

 お次はこちら、久々に見た笑うマネキンです。かつて日本で似たものに会ったことがあります。満面の笑みはこちらも嬉しくなりますね。

 唐辛子を中心とした調味料のお店で見つけました。擬人化された唐辛子なのか唐辛子の精なのでしょうか、妖艶な感じで良いですね。座っているベンチも唐辛子であるところは凝っています。

 駅のプラットホームで見つけました。鉄道警察や職員が警備中であるという旨の警告です。逮捕され後ろ手にされた人物が情けなくてイイ味出しています。

 烤鴨の店のイメージキャラクタです。イイ表情の鴨がネギだけでなく烤鴨餅まで持ってこちらに向かって来ています。「鴨が葱を背負って来る」以上の、非常に都合の良い事態・・・なのでしょうか。

 最後はこちら、海賊船のコイン式電動遊具です。海賊船を「海盜船」と呼ぶことをこの時知りました。ドクロも描かれているのに、のんびりとした童謡と共に動いてくれます。勇ましい曲と共に激しく動くと思っていたため、とても拍子抜けしています。


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