お高級住宅街にあるオサレなお店でランチを食べたのですが、お腹がいっぱいになってしまいまして、腹ごなしの散歩をしていたところに見つけたアパートの名前です。
「永住荘」さんです。アパートなのになぁ。でも大家さんの夢や思いがひしひしと伝わってきます。
で、このアパートがどんな建物かといいますと「先程までのオサレな雰囲気は夢だったのか?それとも今夢を見ているのか?」と自問自答したくなるようなイイ味出した建物なのです。
名前に「荘」が付いていたり表札が釘で打ち付けられた薄いプラ版であることから、想像ついた方もいらっしゃるかもしれません。パラボラアンテナさえなければ名作マンガ『男おいどん』の大山昇太が「おいどんは男の中の男ど!!」と叫びながらパンツ一丁で出てきても全くおかしくないような感じです。そういえば彼は自分の住むアパート「下宿館」に永住していそうな勢いでした。 洗濯物の干し方や住人の自転車の並べ方もイイ感じです。
お高級住宅街にあるという地理的違和感をすっ飛ばして、時代的違和感を強く感じます。こういう物件が学生街でも下町でもないところに残っているんですねぇ~。 私は懐かしい感じがして結構好きです。オサレなお店のランチの思い出はすっかり霞みました。
永住荘ふぉーえばー! ヽ( ´∀`)ノ
追記:このアパートのある地域は1966年まで「永住町(ながすみちょう)」という町だったそうです。それ故アパートの名前は、私が思っていた「えいじゅうそう」ではなく、町の名前に因んだ「ながすみそう」となりますね。改めて良いお名前だと思いました。そしてやはり1966年以前から存在するアパートのはずで、同じく改めて歴史を感じます。