面白日本語一覧

豚皮がす

 日本語表記の紹介を続けます。

 抹茶及び抹茶スイーツのお店「なごちゃ」さんです。「ご」の上の棒の配置がイイですね。立地が良くお値段もお高めのお店でしたが結構お客さんが居りました。

 「日本祭り」とのことです。日系デパートの前に飾られていました。ベトナム語もそのまま直訳の「Lễ hội Nhật Bản」となっています。桜はやはりベトナムから見ても日本っぽいのでしょうか。

 コンビニに日本風の商品が増えていました。まずはこちら「ここぞ」(KOKOZO)というジュースです。エナジードリンク向けの名前ですが味はイチゴ味とのことです。

 お次はこちら「さとり」(SATORI)というジュースです。味はグアバと釈迦頭とのことです。心の迷いを解いてリラックスするときに飲んでもらいたいのでしょうか。

 最後はこちら「豚皮がす」という豚の皮を揚げたスナック菓子です。突然の「ニン」という表記もイイ味出しています。伊東四朗さんなのでしょうか… なお、日本語表記のお菓子ですが、お味は韓国バーベキュー味とのことです。

 日本を意識した日本風商品に面白日本名が付き始めたことで日本語の伝播も本格フェーズに入ってきたかと思われます。中国・台湾では来訪の度に楽しませてもらっており、今後のベトナムでの日本語の扱いが楽しみです。


寿司の方

 今回のベトナム旅行で最も驚いたのが、日本語表記を目にすることが格段に増えたことでした。2023年にハノイ市に行った時にもほとんど見られなかったのですが、日本に来られるベトナムの方が急増したこともあり、ホーチミン市では馴染みのある言葉に昇格された模様です。所謂「キャズム(Chasm)超え」を体感したような気持ちになりました。

 下はスオイティエン公園のフードコートの例です。順に「スイティンへようこそ」「いただきます!」「しゃぶしゃぶ街」とあります。しゃぶしゃぶ街はネオンが消え「ゃぶ街」となってしまっていますが、公園のスタッフの方々が日本語を用いて異国情緒を出しながらお客をもてなそうとされています。

 そしてイイ味出していると思ったのがこちらのお寿司屋「寿司の方」 SUSHIWAY さんです。ベトナムの伝統的な日除け笠であるノンラーを被って斜め上を向いた魚のイメージキャラクタも可愛らしくイイ味出しています。

 お店は高級感ありそうな佇まいでした。|寿|司|の|方| と4つに分かれた暖簾がベトナム国旗に連なっているところもイイですね。お腹いっぱいで通りかかってしまい、食事できなかったのが残念です。

 日本人はまず付けない名前ではありますが、もう一つのお名前 「SUSHIWAY」で検索すると世界各国のお寿司屋さんがヒットします。こちらは海外では一般的なお寿司屋の名前なのでしょうね。

 少し続けます。


料理先生

 たまに寄らせていただく中華の麺料理の店に貼り出されていました。「ガチ中華」とまではいかないまでも中国の方が経営されています。

 「最近、弊店に料理先生が不足の原因で、炒め料理と前菜の販売を一時休止させて頂きます。」とのことです。「料理先生」という表現が新鮮でした。料理されるのは男性なのですね。

 こちらのお店は店員さんがいつも親切であり、慣れないながらも日本語で丁寧に告知されたのも、そのサービス精神からかと思うと、「料理先生」が微笑ましく思えます。

 今年初の投稿ということで、ほのぼのとしたものを挙げてみました。


激ウマ肉付き骨煮込定食

 ガチ中華の新しいお店で見かけました。

 「激ウマ肉付き骨煮込定食」とのことです。「肉付き骨」という表現が新鮮でした。

 「A付きB」という言葉は「庭付き一戸建て」「飲み放題付きコース」「キャスター付きワゴン」「屋根付き駐輪場」等々「B」に重きを置くので、通常の日本語では可食部の「肉」に重きを置いて「骨付き肉」とすべきなのでしょうけれど、そもそもが「卤骨头」(骨の煮込み)という料理なので、「激ウマ肉付き骨煮込」までで「A付きB」だと考えて「骨煮込」に重きを置くのが正しいのだろうかと立ち止まって色々と考えてしまいました。

 「激ウマ」という表現は現代日本人に寄せた感じですね。

 因みに「钻研卤骨头 30年」とあり、骨の煮込みを研鑽して30年になるとのことです。


ベトボトル

 中華系のスーパーにあった可愛らしい誤字です。

 「ベトボトル」「塑料瓶」とのことです。外国語のリスニングが苦手な私は「ペットボトルがそう聞こえてしまっても仕方がないよね」と親近感が湧く書き起こしだと思ってしまいました。

 となりのゴミ箱の「かん缶」もイイ味出していますね。私も確かに子どもの頃は空き缶の事をずっと「かんかん」と言っていました。
 なお、アルミ缶指定の様です。こちらのお店でも多く売られていた独特のカラーリングでお馴染み、ココナッツミルクの「正宗 椰樹牌椰汁」はスチール缶でしたが、飲み終えた後ここに捨ててはダメでしょうか。