珍キャラクター一覧

2025ベトナム プロパガンダコレクション その2

 お次は「国威高揚」「国力増強」系の看板です。

 先ずは、「南部解放国家統一 50周年」に加えメーデーの138年目を祝う看板です。ホーチミン市をスマートシティへと構築して行きましょうといった内容の看板です。

 類似の看板には下の様なものがありました。1975年の大勝利の価値を促進して、平和で発展し、国際社会に統合されたベトナムにして行きましょうといったことが書かれています。

 デジタル社会への変革を訴える大きな看板もありました。

 下はサイゴン駅に掲げられていたものです。昨年(2024年)末、ベトナム鉄道は株式会社となりまして、その第一期の決意が述べられています。党委員会の全面的な指導の下、絶えず革新し、効果的な協力を促進し、良質な製品を造り、戦略的な鉄道プロジェクトに備えますといったことが書かれています。生真面目ですね。

 学校にもありました。「清潔できれいで安全な校門」というスローガンの下に「先進的な教育に向けたデジタル変革」といった目標も書かれています。「デジタル変革」は至る所で見かけます。

 2月27日の医師の日を祝う看板がありました。国家発展の新たな要求に応えるべく、強力で質の高い知識人を備えるようです。

 「国威高揚」「国力増強」系の看板で今回私が独特で良いなと思ったのがこちらです。国際女性デー制定から115年を記念すると同時に徴姉妹(Hai Bà Trưng)の挙兵から1985年を記念する看板です。絵は完全に国際女性デー向きの内容はありますが、そこに徴姉妹を記念するのが面白いです。女性が強いベトナムならではの看板です。


2025ベトナム プロパガンダコレクション その1

 私はベトナムのプロパガンダ看板が、「真面目なんだけどそんなに堅くなく、人物が『ガロ』っぽい独特のタッチ」という理由で結構好きでして、今回も色々撮ってまいりました。(前回はこちら)今回は何と言っても「南部解放国家統一 50周年」ということでその関連の看板からご紹介いたします。

 先ずは一番よく見たタイプの看板から。南ベトナム解放民族戦線の旗をあしらった4月30日の記念日の告知の看板です。1975年から2025年で50周年であることに加え、「平和・独立・統一」と書いてあります。

 類似の看板にはこんなものがあります。「南部解放国家統一の日」と書いてあります。

 他、勇ましいものにはこんな看板がありました。

 ちなみに「南部解放国家統一 50周年」記念の公式ロゴが下のものでして、このデザインを踏襲したタイプの看板も多くありました。50の数字+平和の象徴「鳩」+統一会堂(独立宮殿)がセットになっています。


 鳩+統一会堂に加え、女性を前面に出したタイプのものもありました。

 勿論、ホーおじさんをあしらった看板もあります。それぞれ「大勝利の喜ばしい日にホーおじさんがいるようだ」と書かれています。

 変わったところではこんな看板もありました。戦没者慰霊の意を示す看板です。「(国のために犠牲になった)殉難者の恩を永遠に覚えておきましょう」といったことが書かれています。

 「南部解放国家統一 50周年」記念系でも、私の好きなタイプのガロっぽい看板が見つかりました。

 子供と兵隊さんの表情が良いですが、何よりサイズ感に疑問が残る、なかなかイイ味の看板です。

 


スオイティエン公園 2025

 ホーチミンメトロ 1号線で非常に行きやすくなったスオイティエン公園に寄ってみました。こちらも久々の来訪です。そしてなんと今年で創立30周年なのだとか。過去のご紹介も合わせて見ていただければと思います。

 スオイティエン公園の最寄り駅は国家大学駅(Ga Đại học Quốc Gia)なのですが、終点のスオイティエンバスターミナル駅(Ga Bến xe Suối Tiên)と間違える方が多くいるようで車内の駅案内板には注意書きが記されています。

 下は国家大学駅に向かうホーチミンメトロの車窓の動画です。終盤で貉龍君(Lạc Long Quân)像と公園の正門とが見えてきます。どれくらい駅から近いのかをご覧ください。

 早めに今回の感想を言ってしまいますが、7年前とほぼ変わらない設備・雰囲気でとても嬉しかったです。メンテナンスがしっかりされ、むしろ7年前より綺麗なくらいです。

 珍キャラクター達も健在でした。後者の魔女?はお化粧もしてもらっています。

 やはりダントツ一番人気の施設は「ビエン ティエンドン」(Biển Tiên Đồng, ティエンドン・ビーチ)で、この日も大賑わいでした。スオイティエン公園の収入の大半はここから得られているものだと睨んでいます。

 そしてその収益を使ってか(笑)、新しい施設も建設されていました。

 2025年の今もスオイティエン公園は変わらぬ緩く素晴らしい施設でした。いつまでもこのままのスタイルでいて欲しく思います。


AI時代を先取り

 AIと書かれたバッグを持った女性です。浮かない顔をされています。

 この絵は「文化ストリート」という商店街の入口に掲げられた看板の絵です。「楽しいお買い物」というキャッチフレーズには反した浮かない顔ですね。

 文化ストリートは宮崎市の中心部にある、戦後の闇市時代からという歴史を持つ商店街とのことです。コの字形の商店街でもう一つの入口はこちらでした。

 閉店されてしまったお店も多く、商店街の中は昭和の時代がそのまま取り残された様な区画もありました。


逆にこのレトロな雰囲気を生かした居酒屋・バー・古着屋さんなどもあり、面白い商店街でした。

冒頭の女性ですが、よくよく見ると風船を手放して飛んで行ってしまったのが浮かない顔の理由の様です。芸が細かいですね。ちなみに右側の女性は私の中学一年時の音楽の先生に似ています。


男性カツラ専門

 劇画風タッチで描かれた味のある看板でした。

 「男性カツラ専門 タカハシ整髪」さんです。男性カツラのフォントもまたイイ味出していますね。

 こちらの看板は結構前からある有名物件の様なのですが、意外と車の往来の多いところに設置されており、隣にある交通標識と共に車に擦られた跡がありました。装着前の男性の顔にも傷がついてしまっております。大事な看板なので気をつけて欲しいところです。なお、装着前の男性は顔の部分とおでこから上の頭の部分が半々くらいの長さになっているのが少々気になります。

 1キロ先に店舗があるとのことで向かってみました。タカハシ整髪さんの店舗はこちらです。この日は非営業日でした。

 駐車場にはベンチがあります。ご老人向けでしょうか。

 来店できない方への出張サービスもされている様です。確かに病気やケガの方にとっては深刻な悩みであり、優しいサービスです。薄くて見えづらいですが「若さプレゼント」というキャッチコピーが良かったです。振り返って考えると、冒頭の看板の男性は装着後にカラーで描かれておりました。若さがプレゼントされ、生活に彩りが出たのでしょうか。