寒空の下、私の目に飛び込んで参りました。
珍しく屋外に置くタイプのコインロッカーで、プリンスコインロッカーとあります。王子様には堂々と振舞ってもらいたいのですが、最後の長音が弱々しい感じです。控えめな方なのかもしれません。
また、王子様なのに風雨に曝され汚れてしまっております・・・。ふとオスカー・ワイルドの『幸福な王子』を思い出してしまいました。
そんな王子様の横顔を拝見いたしますと
お名前の「プ」以外の文字は消えておりました。変わり果てたお姿への哄笑のようにも受け取れてしまいますが、王子様を笑うとは不届き者です。
しかしなんでよりによって「プ」だけ残ったのでしょう。
駅やデパート/ショッピングモールでのコインロッカーの使い方はすぐ思い浮かびますが、周りに特に何も無い屋外ではどのように使われているんでしょうね。需要の内容を知りたいところです。