看板ネタ 一覧

最高クリーニング

 新年最初の投稿ということで縁起の良いものを挙げてみました。

 「最高クリーニング」とのことです。上部で花に囲まれた「BEST」の表記もイイ味出しております。

 「漢字+カタカナ」の並びが力強くて良いですね。昔の椎名林檎さんの歌のタイトルや「高輪ゲートウェイ」「善玉コレステロール」などを想起させます。

 私も是非あやかって良い年にしたいと思っております。


裸厳禁

 私は寒いのがとても苦手なのですが、「この冬一番の寒さ」とニュースで言われた日にブルブル震えながら歩いていて見つけました。

 「裸厳禁」とあります。しかし禁じられなくても服は一切脱ぎたくない寒さです。

 実際に書かれているのは「裸火厳禁」でして、「火」の字がちょうど雨どいのパイプに隠れてしまっております。看板か雨どいかの位置をずらす考えはなかったのかとは思いましたが、面白いネタに出会えたので良しとしたく思います。

 なお、下の紺色の看板は同じものがすぐ近くに貼ってありました。

 しかし字の配置や太さに違いがあり、どうやら一枚一枚手書きで作ったものの様ですね。「込」の字のしんにょうの部分といい、「持」の字の右方向に駆けて行きそうな雰囲気といい、こちらもイイ味出した看板です。


走るデパート

 靴屋さんのイイ味を出されたキャッチフレーズでした。

 「走るデパート」イトー靴店さんとのことです。

 しかし良く見ると下に「ナース靴専門店」とありまして(画像をクリックしてください)、専門店なのに百貨店の意である「デパート」をお店のキャッチフレーズに用いたのはなんでだろうと考えてしまいましたが、心意気は大いに買いたいと思います。

 個人的にナースシューズは好きでして、会社で履く靴をずっとナースシューズにしていたことがあります。


おTEL下さい!

 昔ながらの自転車屋さんの看板に書かれておりました。

 「おTEL下さい!」とあります。画数の多い「電話」の文字を簡略化させたものだとは思いますが、英語の「Telephone」を短縮した「TEL」に丁寧語の「お」がついているところが妙に面白かったです。そのまま「おテル下さい!」と読むのでしょうか、それとも「お電話ください!」と読み替えるべきでしょうか。

 ところで「おBIKE」(Bicycle) の部品注文を「おFAX」(Facsimile) にてお願いすることは出来るだろうか、などと考えながらこちらを後にしました。


一番人気のある婦人雑誌

 突然ですが問題です!「一番人気のある婦人雑誌」は何でしょうか?

 正解は『婦人生活』のようです。(上の画像をクリックしてください)
 『婦人生活』(1947-1986)は『主婦の友』(1917-2008)・『婦人倶楽部』(1920-1988)・『主婦と生活』(1946-1993)と共に「四大婦人雑誌」とされていたようですね。しかし1986年には休刊となってしまっているため、この看板が作られた時代が相当古いことがわかります。

 こちらのお店は成田書店さんとのことでした。本や雑誌の他にカードゲームも扱っていたようで、良妻賢母を目指すような昔の婦人雑誌推しの姿勢とはミスマッチ感がありますが、看板に書かれた「花札 トランプ 成田書店」という言葉の並びは「叩いて被ってジャンケンポン」「ラーメン・つけ麺・僕イケメン」「明日は明日の風が吹く」「墾田永年私財法」の様なリズムとセンスの良さを感じます。


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