懐かしネタ 一覧

オートレストラン 鉄剣タロー

 夏の終わり頃の話になりますが、車を持っている友人を巻き込み「オートレストラン 鉄剣タロー」さんに行って参りました。
tekkentaro01
 オートレストランとはWikipedia先生の言葉をお借りすると

 自動販売機による食品の販売及び摂食できる設備を備えた施設のこと。
 1970年代、長距離トラックのドライバーなど深夜に食事を摂る客を対象として、主要国道沿いの郊外型店舗が発展した。当初はハンバーガーなどの冷凍食品やカップヌードル、ボンカレーライスの自動販売機を並べ、電子レンジや給湯器で調理させる形式であったが、後に天ぷらそば(うどん)を自動調理する自動販売機なども登場し、食事のバリエーションが豊富となった。また、ドライブインと併設されている所もある。

とのことです。
 鉄剣タローさんはハンバーガー、トーストサンド、うどんの自販機が未だ現役という人気スポットでして、その内、ハンバーガーとトーストサンドを食べてみたく行ってみた次第です。

 自販機の全景です。そばなど提供できなくなった商品があったり、使えなくなってしまったボタンがあったりしているものの、メンテを重ねながら大事に使われております。
tekkentaro02tekkentaro03

 ハンバーガーの自販機とトーストサンドの自販機の告知部のアップです。
tekkentaro04tekkentaro05
 中々イイ味出しています。高級感を出そうか、庶民的に行こうかと迷った挙句にどちらでもない道に進んでしまった感があります。

 ハンバーガーもトーストサンドも2014年現在、220円で販売されていました。
tekkentaro10

 それぞれの調理中の合図です。
tekkentaro08tekkentaro09
 特にハンバーガー側の数字表示は、既に製造が終了しているニキシー管を用いたもののようです。

 チーズバーガーのパッケージと中身です。
tekkentaro11

 トーストサンドのパッケージと中身です。
tekkentaro12tekkentaro13
tekkentaro14

 長らく食べてみたかった一方で実は味には全く期待していなかったのですが、美味しくて驚きました。真面目に作られていることがわかります。またこの値段で提供されている企業努力に頭が下がります。
 なお私はチーズバーガーのパッケージがすっかり気に入ってしまいまして、お土産も兼ねてもう2つ余分に買ってしまっています。

 鉄剣タローさんの素晴らしいところはこれだけでなく、お店の人のサービス精神がそこかしこに感じられるところにあります。
 中でも壊れたUFOキャッチャーの筐体を使い、植物の苗や種を配るコーナーを設けられていたことには、ちょっと感激してしまいました。
tekkentaro16tekkentaro17
tekkentaro15
 店内には脱衣麻雀ゲームや格闘ゲームなども多く並び、男子中高生や長距離トラック・タクシーの運転手など、花には関心をあまり持たなそうな人たちがこの店の主な客層なのだと思いますが、そんなことは関係なしにこのコーナーは展開されています。
 また、お惣菜の空きケースに種を入れられている様な飾らないところが、田舎の親戚のようでちょっとグッと来ました。

 店内を一通り見学した後、椅子に座ってジュースを飲みながらこの不思議な雰囲気に浸っていると「いらっしゃいませー」「ありがとうございまーす」とお客に声を掛けながらお店の方が現れたのですが、見回りをされた後に商品の補充を始められ、ただでさえ貴重な自販機のそのまた貴重な内部まで見ることが出来ました。
tekkentaro06tekkentaro07

 40分くらいの滞在でしたが大満足でした。
 鉄剣タローさんはこのまま、文化遺産のようにずっと、そしてそっと残しておいて欲しいお店です。


マヅラ喫茶店 おまけ

 マヅラさんの店外にこんな回転式看板がおいてありました。
madura13madura14
madura15madura16
 昔から使われていたと思われるイイ味出した看板です。
 「アナタにピッタリの店」とチビ太のおでん風の絵の「お料理」という面が特にイイ味出していると思いました。

madura17
 お店ができた当初は、当時の最先端のお洒落な店だったのだと思いますが、同時に庶民的なお店でもあったのでしょうね。


マヅラ喫茶店

 夏に大阪に行った際に見に行ってきました。マヅラ喫茶店さんです。
madura01madura02

 大昔、マルビルのタワーレコードでCDを買い込んだ後、友人と休憩をとりながら何を買ったか見せ合う場所として何度か使わせてもらったことがあったのですが、最近はレトロな雰囲気で全国的に人気が出ているようで、またビルの再開発の声もちらほら聞こえてくることから足を延ばしてみた次第です。

 当時と全然変わらない雰囲気にまず驚きました。
madura03
 しかしきっと1970年の開店当初からあまり変わっていないんでしょうね。

 私が注文したウインナーコーヒーと伝票です。
madura09madura10

 伝票に書いてある文言も味がありまして 

「100坪の広いフロアでお友達と酒杯を合せ、一夕を楽しんでください。」
「ジョニ赤 コーヒー並みの値段 350円」
「料理 味と量と器で勝負する 500円前後」
「パーティ予約 大歓迎4~5人のパーティでも特別の席を作ります。良い雰囲気とセンス、そして安いことで喜ばれています。」

 といった一貫したレトロな感じです。

 なお、私以外にたまたま客が居なかったことから、お店の方が話しかけてくれました。
 会話の中で、今は東京に住んでいるけれども昔何度かお邪魔していて、変わらない雰囲気に懐かしさと驚きを感じている・・・ということを伝えたら笑ってくださいました。
 ちなみに店名はインドネシアの島の名前から取ったとのことで、きっとマドゥラ島のことですね。

 「店内を少し撮影しても良いですか?」と尋ねたところ「ええ、どんどん撮ってください」と快く許可してくださったところもまた素敵でした。
 以下はその一部です。
madura04madura05
madura06madura07
madura08

 最後にメニュー表(と注意事項)です。
madura11madura12

 皆さんも是非1970年代のレトロな雰囲気を味わってみてください。


川原湯温泉に行ってきました。

 ここ数年来、行きたいと思っていたものの、なかなか行くことが出来なかった川原湯温泉(かわらゆおんせん)に、先日ついに行ってまいりました。
kawarayu_01
 川原湯温泉は源頼朝が狩りの最中に発見したと言われ、松尾芭蕉や若山牧水、与謝野晶子なども好んだ歴史のある温泉なのですが、八ッ場ダムの水没予定地であることから、ここ数十年は温泉以外のことで注目を浴びている、どこか寂しげな感じがする温泉です。

 鄙びた温泉が大好きな私は、本当は何泊かしたかったのですが、泣く泣く共同浴場めぐりで我慢しました。しかし全て源泉掛け流しの素晴らしい湯質の温泉なのです。
 順に巡った施設を紹介していきます。

 まずは「聖天様露天風呂」です。男女和合の神様、聖天様を祭った祠の下にある露天風呂です。
kawarayu_02kawarayu_03
 入浴料は100円です。混浴で脱衣場にも男女の仕切りが無いようなところは、さすが聖天様のお風呂だと感心してしまいました。
 湯舟の奥に見える、木に結わえたものはミツバチの巣箱です。
 また聖天様の祠には男性器や女性器を模ったものが祀られておりました。

 お次は「笹湯」です。聖天様露天風呂からすぐのところにありますが、案内板等が無いため迷ってしまいました。
kawarayu_04
 こちらは男湯と女湯とでしっかりと分かれております。入浴料は300円です。建物は古いのですが町の人がきれいに掃除をしておりまして清潔です。

 次は足湯です。八ッ場ダムの水没に備えて群馬県が掘った新源泉のお湯を利用しております。足湯はかなり温めなのですが、隣に温泉玉子が作れる施設が併設されており、どちらも無料で利用できます。
kawarayu_05kawarayu_10

 最後は「王湯」です。一番立派な施設です。
kawarayu_11
kawarayu_06kawarayu_07
 こちらも内湯、露天風呂ともに男女別となっています。入浴料は300円で休憩は600円です。近辺の旅館はこちらの源泉を引いて利用しているのだそうです。

 川原湯温泉の源泉は大体80℃くらいでして、水でぬるめながら入ります。
kawarayu_09

 温泉に入った後は吾妻渓谷を散策しました。橋の上から風景をボーっと眺めておりましたが、紅葉の季節はさらに素晴らしい景色になるとのことです。
kawarayu_08
 しかしこちらの渓谷も水没予定地域なのですよね・・・。素朴で美しい温泉町がとてもとても惜しく感じます。

 次はもっとのんびり滞在したいです。


0系新幹線が・・・

 0系新幹線は引退しましたが、こんなものを見つけました。
0keishinkansen_1
 子供用の遊具です。
0keishinkansen_2
 私は0系新幹線が好きでして、子供の頃、新幹線に乗ると「今から旅に出るんだ!」という気持ちになったものです。本物は引退しましたが、こちらはまだまだ引退しないでもらいたいですね。

 今月初めにブログツールをMovableType 4に変えましたが、本エントリーからWordPress 2に再度変更しました。さらばMT、こんにちはWP。
 まだまだカスタマイズの余地が有りますが、シンプルで使いやすいです。


1 3 4 5 6 7