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るなぱあく もくば館

 群馬県は前橋市にある遊園地「るなぱあく」に行って参りました。1954年に開園した前橋市立のこじんまりとした遊園地です。キャッチフレーズは「にっぽんいち なつかしい ゆうえんち」とのことで、レトロな雰囲気で人気があります。

 私の目的はこちらの「もくば館」です。

 「もくば館」はコイン式の電動木馬が5台横並びになっているシンプルな遊具です。西部劇風の背景が可愛らしいですね。開園当初から存在するもので国の登録有形文化財に指定されており、とてもとても貴重なものなのですが、何と 1回 10円で遊ぶことが出来ます。しっかりされている保守、そして10円で遊ばせてくださるサービス精神に頭が下がります。

 5台の木馬を全て動かしてみたところの動画です。大人は乗ることができないので木馬だけを動かしています。

 後にスタッフさんが話かけてくださったのですが、お母様・スタッフさん・娘さんと3代に渡ってこの「もくば館」で遊ばれたそうで、そんな歴史に触れられ少々感激すると共にとても羨ましくも感じました。

 園内にもう1つ木馬の遊具である「メリーゴーランド」も存在します。乗り比べてみても面白いかもしれません。他の遊具も同様に刺激は控えめの優しく楽しめるものが並んでいます。

 るなぱあくのモットーは「ゆっくり大きくなる子どもたちのために」だそうですが、そこかしこから確かに伝わってくるホスピタリティの素晴らしい遊園地でした。


王子六丁目児童遊園 ロボットすべり台

 このブログも新シーズンに突入ということで、予てより気になり確認をしてきた有名物件をご紹介いたします。

 東京都北区は王子六丁目児童遊園にある「ロボットすべり台」です。何とも言えないイイ味を出されております。また近づいて見ると何度もペンキを塗りなおし大事にされていることが良くわかります。

 横から見たところです。

 ロボットの操縦席?と思しき、顔の内側から外を見たところです。

 実際に滑ったところを動画に撮ってみました。(音が出ます) 想像していたよりも大分勢い良く滑ります。

 このロボットすべり台さんは「さあみんな、おいで」と両手を差し伸べてくれているようで、立ち去る際にとても名残惜しく感じました。いつまでも子供たちを優しく見守って欲しく思います。


柏公園 プッシュホン形すべり台

 千葉県柏市は柏公園にある有名な遊具を見に行って参りました。

 「プッシュホン形すべり台」です。すべり台に設置されたプレートの説明によると、昭和56年(1981年)3月に千葉県の加入電話150万台・公衆電話3万台をそれぞれ突破した記念として、電電公社柏電報電話局より贈られたものとのことです。なお「プッシュホン形すべり台」の表記ですが、促音は心なしか小さめに書こうとしているもののそれほど小さくないまま、拗音に至っては小さくしようとする意識も感じられないので「プツシユホン形すべり台」が正しいのかもしれませんね(笑)

 ちなみに柏公園へはJR柏駅もしくはJR北柏駅から慈恵医大柏病院行きのバスに乗って行くのが便利です。同病院のバス停から徒歩5分ほどです。

 正面以外から撮影した「プッシュホン形すべり台」の画像をお見せして参ります。まずは向かって右側面です。先のプレートはここについております。梯子もここにあるのでこの遊具にはこちらから登るのが正解のようです。

 向かって左側面です。逆側と比べてシンプルです。

 背面のすべり台とすべり台を上から見たところです。コンクリート製ではなくステンレス製であるのが意表を突きます。

 プッシュボタンを上から見たところです。恐らく大抵の子供は梯子ではなくここを登ってくるはずです!

 「この電話機には受話器が無いではないか」と思った方は鋭いです!受話器はこの遊具の向かって左側に「プッシュホン受話器形ベンチ」として存在します。こちらもプレートでは促音も拗音も大きなままです(笑)

 動画も撮ってきましたので良かったらどうぞ。(音が出ます)

 遊具の近くには柏市の戦没者を祀る忠霊之碑がありまして、戦後75年となる今年の夏に行くことが出来、ちょうど良かった気がいたします。

 家庭用の固定電話と公衆電話が今後増えることはないと思いますので、この遊具は完全に歴史的建造物となって行きますね。忠霊之碑と合わせて色々と過去を考える趣き深い散策となりました。


首都圏外郭放水路に行ってきました。

 埼玉県春日部市にある首都圏外郭放水路へ、令和元年台風19号襲来の翌々日に見学に行って参りました。
 首都圏外郭放水路は近隣の中小5河川の氾濫を防ぐべく、洪水を一旦地下に取り込み江戸川に流すという治水施設です。今回の台風での活躍も様々な媒体で報道されており、その活躍直後の状況を見学するという非常に貴重な体験でありました。

 全体図です。今回私はポンプ室・第一立坑・調整水槽(通称「地下神殿」)の順に見学をしております。

 その前にまずは受付横の司令室です。その格好良さから様々なドラマのロケで使われているようで納得の見た目です。

 ポンプ室の様子です。「油の臭いがきつく音も大きいので、気持ち悪くなった方はお申し出ください」という注意とともに入っております。ポンプは4基あり、大きな音を立てて稼働中でした。1秒間に25mプール1つ分の水(200㎥)を排水する力を持つそうです。

 お次は第一立坑です。深さ70m、内径30m とスペースシャトルや浅草寺五重塔などがすっぽり入るくらいの巨大な円筒です。ちなみにこれが5つの河川分5基存在しトンネルで繋がっています。

 最後は調圧水槽です。重さ500トンの柱が59本も立ち並ぶその様から、水のない時は「地下神殿」を思わせる雰囲気でヒーロー物のロケ地にもなっていたりしますが、今回は水の溜まっている状況を見ることができました。調圧水槽に一度に溜められる水量は池袋のサンシャインビル1つ分、67万㎥だそうで、10月12日から2日間でこの調圧水槽15杯分の排水を行ったとのことです。

 動画も撮ってきましたので、良かったらこちらもどうぞ。

 見学中、終始私は台風19号から江戸川流域を救った活躍を想像し唸りっぱなしだったのですが、平成27年の関東・東北豪雨では今回の倍の排水を行っていたそうです。

 台風直後にも関わらず活躍の様子を伺うことができ、スタッフさんは皆親切で最新情報を盛り込んだ説明をしてくださり、とても素晴らしく格好良い施設でした。これからも江戸川流域をよろしくお願いいたします。


麻豆代天府 その2

 麻豆代天府は本堂・観音堂も勿論素晴らしいのですが、このブログでは「十八地獄」「天堂」をご紹介いたします。

 まずは「十八地獄」から。こちらは入場料を取っておりまして、40元(日本円で144円)となっております。

 かつてこのブログでご紹介した石門金剛宮の地府の様に人感センサーが人の入場をキャッチすると機械仕掛けの人形が動いて地獄の様子が紹介されるという、お化け屋敷のような趣きの施設でした。「様々な罪に対して裁きが下され、厳しい刑に処される」という流れの人形劇が18回繰り広げられるのですが、古い施設にもかかわらず人形のメンテナンスがしっかりされていて、私は怖さよりも保守の努力に対する感心の気持ちが先に強く立ち「もっと入場料払いますって!」思ってしまいました。
 地獄の様子はこちらを

 第十二番目の、強盗殺人を犯した罪人が斧で体を切られる「砍四肢の刑」の場面の動画を撮っておりましたので、良かったらどうぞ。

 地獄の次は「天堂」(天国)です。同じく入場料は40元(日本円で144円)でした。

 麻豆代天府の一番有名なオブジェは大きな龍なのですが、天堂はその龍の中を通っていきます。余談ですがポケモンジムにもなっております。


 天堂へ向かう階段の動画を撮りましたのでこちらも良かったらどうぞ。 

 階段の壁画として施設の設立当時の「現代人」が描かれており、そのファッションが時代を感じさせてくれます。天国なのに楽しそうでないところが不思議です。

 先代の5代目三遊亭圓楽師匠に似た天女も描かれておりました。

 天堂の様子は以下のようなのんびりとしたものでした。こちらも人感センサーでスイッチが入り機械仕掛けの人形劇が展開される形で、十八地獄と同じくメンテナンスがしっかりしていることにまず感心してしまっております。

 天堂の終わりには天女がおり、龍の口から外に出る形となります。

 階段から降りるところもまた動画に撮りました。

 「十八地獄」「天堂」共にサービス精神旺盛で味のある施設でした。この素晴らしい施設を長く残してもらいたいと思っております。

 麻豆代天府は少々交通の便が悪いものの、行って損は全くない超おすすめスポットです。


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