キャッチフレーズ 一覧

ニューヘアーモード

 「ニューヘアーモード」とのことです。

 笑顔の紳士の横顔のシートが床屋さんの窓ガラスに貼られておりまして、中々イイ味だしております。「ニュー」だったのはいつの時代なのだろうと思いを巡らせてしまいました。
 一方、縦長の看板には昔のアメリカの、映画俳優の似顔絵風の顔が並んでおり、「アメリカンニュースタイル」を思い出してしまいました。

 お店の名前は「ヘアーサロン アキ」さんとのことです。

 佇まいに、長年この地域の男性の頭を整えてきた実績から来る風格を感じます。


皆様に奉仕する黄金市場

 ゴールデンウィークにふさわしいものをご紹介いたします。

 福岡県は北九州市にある「黄金市場」さんです。ゴールデンマーケットですね。

 そこそこ大きなアーケード商店街なのですが、一部特にレトロな雰囲気の一角がありまして商店街の地図でも紹介されております。「市場の昭和を探し出そう!」という誘い掛けが良いです。

 冒頭の看板がそのレトロな一角への入口なのですが、中はこのようになっています。午前中の早い時間にお邪魔したのですが八百屋さんや肉屋さんをはじめとして、実は結構お客さんが居りました。

 毎年年賀状をくれる律儀な先輩と同じ名前だったので何となく撮影してみた「化粧品の美香」さんです。姓を店名に使うお店がほとんどである中、印象に残りました。いつかネタとして使ってみたく思います。

 このレトロな一角は市場を紹介する看板が素晴らしく、イイ味出しておりました。「皆様に奉仕する黄金市場」というフレーズも絵もフォントも素晴らしいです。

 特に最後の看板が個人的に好きでして、お母さんと娘さんの絵の、影の使い方や最小限の描写、その中で娘さんがキャッチフレーズを指差しているところが良いですね。
 将来他の区画同様に建て替えが行われたとしてもこの看板3点は残していただきたく思ってます。

 看板をじっと見ていたらお買い物帰りのお母さんが話しかけてくださいました。どこも新鮮なので安心して買い物ができるのだそうです。今なお現役でお客さんがしっかりついている「黄金市場」は、とても良い雰囲気の商店街でした。


元気な野菜

 まだまだ暗いニュースが続いておりますので、こちらのブログではできるだけ明るいものをお送りします。
 なかなかイイ味の絵が描かれておりました。

 「元気な野菜」とあります。トマト・きゅうり・チンゲン菜・にんじん・なす・ピーマンが仲良くラインダンスを踊っています。表情もイイですが、波打ったフォントもイイ味出しています。これが何の絵かというと

 「自然村」さんという自然食品のお店の、装飾テントの絵でした。木と葉をあしらった感じのロゴもイイ味出しています。

 この野菜達の様に、様々な民族が肩を組んで笑える時代が早く来て欲しいものです。


明るい生活

 全世界的に暗い話が広がっているため、このブログでは明るいものをご紹介したく思います。

 「明るい生活」とあります。お母さんと娘さんなのか、お姉ちゃんと妹ちゃんなのか、の女性二人組の絵は昔の漫画の絵の様でとても可愛らしいです。ところでこれが何かといいますと

 台所用品中心で金物を扱う「まきの淸 金物店」さんの看板でした。全体では「明るい生活 清潔な台所 便利で丈夫な まきの淸のキッチン用具」とあります。女性二人組の絵だけでなくフォントもイイ味出しています。
 お名前は「清」の旧字である「淸」を、清潔の「潔」の字には「氵契」を使っており、こだわりも感じます。

 店名に店主の方のフルネームを付けるのはマツモトキヨシの様で、あちらが「マツキヨ」ならば、こちらは差し詰め「まききよ」となりますね。

 ここで振り返って女性二人組の絵を見直しますと紙袋に「まき…」と入っており、こちらでの買い物後であることをさりげなく示されているところが細かくも洒落ていると思いました。


ぶっ飛ばすものあります

 薬屋さんの外壁に貼ってありました。

 「腰痛 膝痛 肩こり」 「ぶっ飛ばすものあります」 「店頭にて一瞬で体感出来ます」とあります。物々しい表現を用い、色使いも独特で、中々目立つ貼り紙です。

 思わず、「労働を愛する者」という意味の「Philoponus」に名前が由来するという、「疲労がポンと飛ぶ」という触れ込みで有名なお薬を思い出してしまったのですが、そのお薬は売ることが出来ない現状、実際のところはどんなお薬なのでしょう。いや、「ぶっ飛ばすもの」としているので薬ではないものなのかもしれません。

 この貼り紙、横長タイプのものでなく縦長タイプのものも用意されており、多数貼られていて結構熱心な売り込み具合です。きっと店長さんはサービス精神旺盛な方なのだと思います。

 私は頭痛持ちなのですが、頭痛も一瞬でぶっ飛ばしてくれるのかしらと思いながら、こちらを後にしました。


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