ウズベキスタン 一覧

ウズベキスタン料理

 ウズベキスタンで印象に残った食べ物を挙げていきます。

 まずは何と言っても「ナン」です。インドのナンとは違い、直径30センチくらいの丸いパンで、ウズベキスタンの主食です。
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 ナンは注文しなくても出てくるのですが、下手するとこれだけでお腹一杯になりますので、食べられそうに無い場合は躊躇せず断りましょう!また、バザールではこんな感じで売られています。
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 ウズベキスタンの麺料理、「ラグマン」です。トマトベースの具沢山スープにラーメンのような麺が入っています。
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 同じものを中国の北西部でも食べたことがありまして、分布の広さを実感しながら色々な店で食べ比べました。
 また、炒めたラグマンもあります。これはソフト麺の様な麺でした。
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 肉を串焼きにした料理、「シャシリク」です。カバブとかケバブとかと同じような料理でして、たまねぎスライスが付けあわせられます。
 羊肉が多かったものの、牛肉や鶏肉のものもありました。またレバーの串やつくねタイプの串もあります。
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 小さい肉まんのような料理、「マンティ」です。ネパールのモモみたいなものですね。ヨーグルトのソースをつけて食べます。
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 マンティが肉まんならこちらは水餃子でしょうか、「チュチュヴァラ」です
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 野菜スープの「ショルーヴァ」です。トマト味以外のスープを食べたくなったときに頼みました。これも具沢山です。
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 ピラフのような米料理、「プロフ」です。たまねぎ・にんじん・ヒヨコ豆・レーズンなどが入っていて、油っこさはあまり感じませんでしたが、それは私が炊きたてを狙って食べていたからかもしれません・・・。
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 プロフは大抵お昼前に一日分を炊くようでして、夜に食べる場合、夜炊いたもの以外は避けたほうがいいかもしれません。
 なお前出のナンはプロフを頼んでも付けあわせで出されます。米にパンって・・・。

 私の旅のお供として活躍した料理、「サムサ」です。羊肉のひき肉とたまねぎなどを炒めた具が入ったパンでして。揚げパンタイプのものがありましたが、私の好きなのはパイ生地タイプのものです。
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 高さ1メートルくらいの釜に貼り付けるような形で焼かれます。
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 羊肉を多く食べてきたので、日本に帰ってきた今でもたまに羊肉が食べたくなったりします。


ウズベキスタンの交通標識

 ウズベキスタンの交通標識で面白いと思ったものをピックアップしていきます。

 「飛び出し注意」標識です。駆けっこのようにもリレーのバトン渡しのようにも見え、スピーディーな感じでイイ味出しています。
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 より面白いと思ったのは「飛び出し注意」のアレンジ版である下のものです。お兄ちゃんと妹といったものでしょうか、ちょっとかわいらしいです。絵のサイズが控えめなところも不思議で面白いです。
 小学校などの通学路に置かれているとふさわしいのですが、特に学校とは関係ないところに突然置かれておりました。
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 素朴な感じの「自転車通行禁止」の標識とお構いなしの自転車走行の図です。
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 「バイク通行禁止」の標識です。もうちょっとそれっぽく描けばいいのにと思いましたが、これも素朴な感じがイイ味出しています。
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 夜になると電飾が光るものもありました。「バス停留所」「横断歩道」の標識です。
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 「バス通行車線」の標識です。バスが笑っている図になっています。旧ソ連っぽくないお茶目な標識です。
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 階段ありの標識です。ジャイアント馬場さんの歩いている姿がダブりました・・・。
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 全体的に素朴でイイ味出していました。


ウズベキスタンの公共交通機関

 わたしは海外旅行において2つポリシーがありまして、それが「できるだけ公共交通機関で移動する」「地元人で賑わうお店で食事をする」というものなのですが、ウズベキスタンの旅でもタクシーは2回しか使わずに、公共交通で移動をしました。
 先の鉄道以外に用いた公共交通機関を紹介いたします。

 タシケントでよく利用したのが地下鉄です。中央アジア唯一の地下鉄とのことでご自慢の一品なのでしょうか、またテロが偶に発生する国ということもあって、空港や鉄道の駅とは段違いに警備が厳重でした。警察官の多いこと多いこと多いこと・・・。
 当然撮影は禁止ですし(揉めている観光者の目撃多数)、職務質問を2度受けました。「日本でも受けたこと無いのにー!」(アムロ風に)私が外国人だからというわけではなく、老若男女・自国民・他国民問わず実施されております。

 下は地下鉄タシケント駅の入口です。
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 ジェトンというプラスチック製のコインを買って、改札機に投入して構内に入ります。私の旅行の時は1枚400スム(日本円で24円程)でした。どこまで乗っても同じ値段です。
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 地下鉄の撮影ができなかったので、地下鉄30周年記念切手をどうぞ。
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 旧ソ連のかほり漂う構内でした。

 ブハラやサマルカンドでよく利用したのが、マルシュルートカです。路線内でしたらどこでも乗降車可能なバスで、乗るときに行き先を告げるといくらか教えてくれます。200スム(12円程)から600スム(36円程)で乗ることができます。
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 車両はマイクロバスくらいのものからライトバンまで様々です。それが同じ路線を同じように巡っているので、はじめは戸惑いました。フロントガラスに置かれたプレートの番号で路線を判別します。
 一度、終点に着いた後でこのプレートを外して、私のためにホテル近くまで乗せてくれた運転手さんが居ました(涙)

 トロリーバスです。タシケント市街を走っています。400スムでした。
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 レールの上を走るトラムもありました。

 バスです。マルシュルートカとは違いバス停にて乗降車します。タシケント市街では400スムでした。
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 比較的新しい車両だと思うのですが料金徴収は車掌さんが直に行っており、ちょっと非効率的です。乗客を見逃したときもありました・・・。
 「市街から空港までタクシーを使い、10ドルくらいぼったくられた」という話をよく聞きますが、空港まで行くのにはバスが一番便利です!

 全て本数も多く、あまり不便は感じません。
 ※1ドル=90円=1500スム換算 端数切り上げ


ウズベキスタン鉄道の旅

 今回、都市間の移動には全て鉄道を使いました。
 タシケント→ブハラ、ブハラ→サマルカンド、サマルカンド→タシケントと3回乗っています。
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 切符はこのようなもので3回とも同じ紙でした。購入には現地人も外国人もパスポートが必要で名前やパスポート番号まで記されます。
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 ブハラ駅で切符を買おうと列に並んでいた際、強引な割り込みが何度か続いて閉口していたら、窓口の女性が彼らを一喝して私を優先してくれたという心温まる出来事がありました。私には笑顔でカッコ良かったです。

 今回乗ったのは時間の関係で3回とも「特急シャルク号」だったのですが、他の特急とは客車が違うだけで牽引車は使いまわしのようです。
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 冒頭の牽引車の他にこのようなものもありました。
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 しかしこちらの牽引車の方が新しく、有名であるようです。

 シャルク号一等車のシートです。大昔のマッサージチェアのようですが座り心地は悪く無かったです。
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 シートの前のテーブルにはテレビが付いています。
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 長旅で退屈しないよう映画を流してくれるのですが、私が見たものは「貧乏な青年と大金持ちのお嬢様が相思相愛で恋をしているのだが、お嬢様の両親の反対やお嬢様自身のプライドが邪魔をしていて、紆余曲折の末、お嬢様がやっと真実の愛に目覚めたときに、青年は恋敵の金持ちが雇ったならず者に殺されてしまい、良心の呵責からお嬢様も自殺する・・・。」といったものや「札付きの不良少年が悪事を重ねていたものの更生して行き、支えてくれた女性と結婚式を挙げている最中に昔の敵に刺殺される・・・。」といった救いの無い内容のものばかりで、異国の地でなんとも言えない気分にさせてくれました。

 下の画像は順にタシケント駅・ブハラ駅・サマルカンド駅の正面です。ブハラ駅は「VOKZAL」(駅)としか表記しておらず、無骨な感じです。
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 以下、取り留めなく・・・
 ブハラ駅の時刻表です。列車の本数が少ないことがお分かりいただけるかと思います。
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 ウズベキスタンでは列車の本数が少ないので、乗る列車を選ぶのは非常に簡単ですが、同じ理由で切符の売り切れが多いようなので事前に購入しておいた方が無難です。

 私が乗らなかった「特急レギスタン号」の客車です。レギスタン号はタシケント・サマルカンド間のみを走っています。
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 ブハラ駅では朝早い列車に乗らなくては行けなかったため、日の出を見ることができました。
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 車窓から見える景色はずっと荒地が続くというものでした。しかし退屈はしなかったです。
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 最後にサマルカンド駅に到着するシャルク号の動画です。(※音が出ます。)

 ウズベキスタン鉄道の旅は概ね快適でした。


パワースポットいろいろ

 私は結構縁起を担ぐタイプなのですが、旅行中に縁起が良いと言われる場所がいくつかありましたので、巡ってみました。

 まずはブハラのイスマイル・サーマーニ廟です。
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 願い事を唱えながら時計回りに3周するとその願いが叶うとのことで、家族全員の健康と幸せをお願いしながら3周しました。

 その言い伝えは結構有名みたいで、地元の方もお願いしております。
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 次は同じくブハラのバハウッディン内にある「願いの木」です。
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 非常に有名なスポットのようで、老若男女・観光客・参拝客・警察官問わず、ひっきりなしに人が集まっていました。下をくぐったり、触ったり、木の洞に布やお金を詰めたり(子宝に恵まれるらしいです)、爪で木を削って(良いのか?!)小袋にしまっていたり・・・とそれぞれのアプローチでお願いをしております。
 私は木を触って下をくぐってお賽銭を入れて、家族全員の健康と幸せをお願いしました。

 次はサマルカンドのビビハニム・モスク中庭にあり、ウルグベクが寄進したと言われる「書見台(ラウヒ)」です。
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 これまた願い事を唱えながら時計回りに3周するとその願いが叶うとのことで、家族全員の健康と幸せをお願いしながら3周しました。

 ちなみにビビハニム・モスクに行った後の昼食のチャイに茶柱が立っておりまして、すかさず飲み干しました。
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 お願いした後に縁起が良すぎて一人で笑ってしまいました。ありがたいありがたい~。


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