お薬 一覧

飲む前がハイテンション。

 先日、結構な体調不良にもかかわらず会社を休めない日がありまして、多分にプラシーボ効果と思われるもののユンケルを飲んで乗り切ったのですが、そのことを知人に話したところ「じゃあ、これも辛かったときに飲んでみる?」と言われ、渡されたのがこちら
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 絶倫ゴールドです。薬局の特売コーナーにおいてあったのを見て、ネタを求めて何本か買っておいたのだそうです。
 ・・・(´・ω・)?「ああ・・・、ありがとう・・・」としか言えませんでした。

 なんでも、オットセイの骨格筋エキス(カロペプタイド)にマムシエキス、ガラナエキス、スッポンエキスが入っていて、絶倫配合をしているそうです。
 発売元は再春館薬品さんとのことですが、ドモホルンリンクルでおなじみの再春館製薬さんとは全く別の会社のようです。「回春」なんて言葉もありますし語呂が良かったので使われたというところでしょうか。

 「感想を聞かせて」と言われていたのですが、そのまま飲む勇気はないので上品さのアップやお茶目さの付加を期待してフルートグラスに移してみました。
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 もっと黄色いものだと想像していましたが、瓶の色とほぼ同じです。
 味はと言いますと、絶倫配合されたうちのニンニクエキス25mgが他の風味に勝ってしまっておりまして、ニンニク臭くて薬っぽいという味でした・・・。必要性のある方には効きそうな味とでも言っておきましょうか。

 実は知人はもう一種包んでくれまして・・・ それがこちら
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 精泉ビンビン液です。こちらも負けず劣らずストレートな名前です・・・。野球の投球に例えたら完全に打者にぶつけに行っていますね。二者連続デッドボールです。

 これを見てまず、「清泉女子大関係者はどう思うか・・・」とふと思ってしまいました。(´・ω・`)
 あと 「そういえば○○びんびん物語ってドラマのシリーズあったよね。」と連想する方が多いと思いますが、今の私は田原俊彦さんや野村宏伸さんなんか構っていられません。
 阪本漢法製薬さんというところが製造販売しているそうで、マムシエキスを中心とした配合のようです。たんぱく質が6.2g入っているところも特徴です。
 
 こちらもフルートグラスに移してみました。
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 やや薄い茶色です。前者に比べたら同じくやや飲みやすい気もしますが、やはり薬っぽくて必要性のある方には効きそうな味です。

 小林製薬だけでなく、こういった薬品こそネーミングが命なのではないかと再認識しました。
 結局両方とも飲み切れず瓶に戻して冷蔵庫にしまったのですが、我ながら年甲斐もなくよく挑戦したものだと夜中に天井を見上げて思いました。


無理目 語呂合わせ

 ここのところ印象に残った電話番号の語呂合わせです。
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 まず調剤薬局の電話番号です。「0939」「お薬君」とのことです。なかなかかわいらしい感じもしますがチョイと無理目です。
 お薬君が、薬の擬人化なのか薬に強い(詳しい)男の子なのか問題です。もし後者で、半ズボン・半そで・野球帽の子供が「えーっと、メタンフェタミンとはね・・・」なんて言ってポケットをごそごそしていたらダッシュで逃げます。

 なお、「奥さん急っ!」ですと語呂に無理なくインパクトもあると思いますが、採用はされないでしょう。

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 次に産婦人科の電話番号です。「お産後一番、丸く走ろう」とのことです。こちらは語呂合わせは比較的自然ですが、描かれる状況はかなり不自然です。丸く走るものとして『風の谷のナウシカ』の王蟲(オーム)のようなものしか思い浮かびませんでした。

 「お産後一番、親(が)寄る」だときれいかなぁ?と思いましたが、通行人のつぶやきでしかありません。


頭痛・歯痛・神経痛に ノリゾン

 こんな置き薬を見つけました。

 頭痛・歯痛・神経痛のお薬、「ノリゾン」です。なにかと非常にイイ味出しています。
 特に、「あらまぁ~! スッキリしたわ」という吹き出しを付けたくなる女性の表情がいいですね。手のしわが見える薄手の赤い手袋も見逃せません。旅行中に頭が痛くなり「ノリゾン」を飲んだという設定なのでしょうか。

 ところでこの薬、昔々のものが飲まれずに発掘されたと思いきや、

 現役のものでした。(配置期限に注目)
 パッケージはレトロ調のものを採用しているのではなく、昔のものをそのまま使っていて「一周回って新鮮に感じる」という現象を引き起こしたのだと思います。継続は力なりです。素晴らしい。
 「ノリゾン」という他に余りない感じの語感もイイですね。似た効果の薬はよりメジャーなものの名前を真似ていくという傾向がある中、これは独立独歩です。「仮面ライダーの名前のようだ」と思ったことは内緒です。

 頭痛・歯痛・神経痛の他には、耳痛、生理痛、筋肉痛、肩こり、骨折痛、解熱にも効果があるそうです。肩こりのひどい私は、飲んであんな顔をしてみたいと少し思いました。
 今後もこのパッケージで続けてもらいたいものです・・・。


球児・好児・薬品

 私はこういうネーミングセンス結構好きです。「青空薬品」です。

 「薬品」というやや堅いイメージのある言葉に、のほほんとした感じの言葉を合わせたところがイイですね。薬局だったのでしょうか、薬店だったのでしょうか。 それとも製薬会社なのでしょうか。

 なかなか趣き深い佇まいです。「ゲロゲ~ロ」の一言ではすまされない年季と、逆さ言葉のような奥深さを感じます。 医院を併設しているところから薬局だったのかもしれません。

 私の担当している案件がいよいよ本格的に炎上してきました(号泣) 勿論今日も出社です。外に出るのが出勤・帰宅・打ち合わせの3種類のみという状況でして、その少ない外出期間に面白いものを見つけても反応が鈍くなっている自分がいます。仕事中に笑う回数も減りましたねぇ。 これは全く良くありません。とほほ・・・。
 明日はどっちだ!?(尾藤イサオさんの声で)


いい~薬です。

 大阪の駄菓子メーカーオリオンさんには「おくすりやさんカプセルガム」という名作駄菓子があります。レトロ調のデザインに「ウソ、ホラ、ゴリオシに 正論丸」「悲しいときに アスカラC」「人前で出してしまうときに ガスデター10」「インターネット、電話のしすぎに ツーシン」「いい夢を見たいときに ユメナール」・・・等と、馬鹿馬鹿しい駄洒落が展開された薬のパロディーでして、子供相手に真面目に馬鹿をやっていて且つ「あまりツッコミ入れないでね。」と馬鹿をやっていることの自覚があるところがイイ感じなのです。

 そんな「おくすりやさんカプセルガム」の別バージョンを見つけました。今回はレトロ調パッケージではないのですが、やはりイイ味出しています。

 「絶対ナイショよ ニコパッド」「当たって砕けろ! 強力ダメモト」です。元ネタは「二コレット」と「強力わかもと」ですね。 強力ダメモトの彼はイイ味出していますがきっとダメでしょう。_| ̄|○|||


 「話・し・ベ・タ・の・あ・な・た・に シャベリン」「大失敗してしまった人に 激ヤベ」です。元ネタは「キャベジン」と「液キャベ」ですね。仕事のできない大人の悲哀がよく表れています。


 「大きい方が混んでいる! ベンキブロック」「思わず気がゆるんでしまった人に・・・HEDES」です。元ネタは「ベンザブロック」と「SEDES」ですね。前作もそうでしたが、オリオンさんは汚い方の下ネタが好きなようです。お菓子メーカーなのに。こういったものに女性キャラを用いているところもオリオンさんの特徴と言えるでしょう。


 「居づらくなったら もう退散」「ご苦労さん アスナイン?」です。元ネタは「太田胃散」と「アスピリン」ですね。これまた仕事のできない大人の悲哀が感じられます。シンパシーすら感じます。


 「とにかく笑っていたいあなたに・・・ オカシーゴールド」「パソコンがお友達のあなたに ボヤキメール」です。元ネタは「ビタシーゴールド」と「ボラギノール」ですね。オリオンさんは下ネタも好きですがダメなサラリーマンがかなりお好きなようです。

 私が一番気に入ったのは「もう退散」です。駄洒落の作り方もこの中では少し高度ですし、あのピアノの曲を思い浮かべながらこれを見ますと、仕事上の多少の失敗は馬鹿馬鹿しく感じられてきます。全般的に人を傷つけない自虐ネタで展開しているところが好印象です。

 私は完全にオリオンワールドに引き込まれていますね。次回作にも大大大期待です。


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