まつげをつかい放題

 一般的にまつ毛にはゴミやホコリ等の異物の侵入を防いだり日光を遮ったりして目を保護する、センサーやカーテンの様な役割があると言われております。そしてこのような看板を見つけました。

 「まつげをつかい放題 5000円」とあります。砂漠へと旅立つのでしょうか。それは冗談として使うのは「まつエク」(まつ毛エクステ)なのか「つけま」(つけまつ毛)なのか、このサービスを使う人はどこまで盛るのだろうか、そもそも「つけ」放題でなく「つかい」放題なのか、といったことをぼんやり考えながら撮影しております。

 看板の上半分ほどが空白だったり、「ご予約はお早めに」という働きかけだったりといったところもイイ味が出ております。食べ放題で元を取れる自信が全くない私ですが、この「まつ毛放題」でも元を取れる自信が全くありません。でも他であまり見ない中々面白いサービスだと思いました。


素直な気持ちでシンプルに

 ベビー用品専門店「赤ちゃん屋」さんとのことです。

 ベビー用品を扱うお店だから「赤ちゃん屋」、この直截的でシンプルなネーミングに少々驚きつつも感銘を受けてしまいました。

 私だったらこの名前を付けられたでしょうか。いや決してそんなことはなく、気の利いた風の捻った名前を考えようとしていたことでしょう。日々の仕事や生活に忙殺されてどこか忘れてしまった感覚かもしれません。

 このお店を見倣って今年は素直な気持ちを忘れずに過ごそうと思いました。


發狂的 大馬鹿安の店

 夏に長野旅行に行きまして、その際に確認をしてきました。超有名物件「發狂的 大馬鹿安の店」早川さんです。

 きっと昭和の時代からある看板だと思いますが、私が初めて見たのは20世紀の終わりくらいでして、その頃と比べても建物の外壁共々大分色褪せが進んでいました。思わず「令和になっても残してくださってありがとうございます!」と心の中で叫んでおります。

 「發狂的」と旧字を使っているところ、「大馬鹿」という表現、達磨をわざわざ逆さにしているところ、とその狂気が本物であることがひしひしと伝わってきます。しかし実にイイ味の看板ではありまして大らかな時代に作られたものであることを感じさせます。過去には別のお店でこんな商品もありましたね。
 少し気になって達磨を180度回転させてみました。

 厳めしい顔を想像しておりましたが、意外と優しい顔でした。

 お隣は駐車場になっており「美容室 ジョイ」さんが使われているようです。発狂からの歓喜です。
 お店は大分前に閉店となっている様でいつまでこの建物が存続するかはわかりませんが、全国的に有名なこの「發狂的 大馬鹿安の店」という看板は記念に残しておいていただきたく思っております。

 このブログをご覧の皆様も良いお年をお迎えください。


みんなで遊ぼう! 夢の地 鬼ケ島

 有名物件、赤鬼・青鬼の遊具を見に愛知県春日井市の鬼ケ島公園に行ってきました。JR中央本線 高蔵寺駅からタクシーで 5分程のところにあります。

 「みんなで遊ぼう! 夢の地 鬼ケ島」というキャッチフレーズが早速イイ味出しています。桃太郎が勇気を振り絞って向かった地である鬼ケ島はなんと遊べる夢の地だったのですね。
 あと、ここでは壁画で横たわっている赤鬼を是非覚えておいてください。

 公園の入口には赤鬼が金棒を持って座っております。しかし全然怖くはなくむしろ愛嬌があり、私はお笑いコンビ「ヨネダ2000」の愛さんに少し似ていると思ってしまいました。

 公園の一番奥にはこの公園の一番人気、青鬼が横たわっております。顎は張っておりますし藪睨みではありますが、どことなく妖艶な感じがあります。

 背中がすべり台になっていましてしっかり滑ってきました。良かったらこちらの動画をどうぞ。

 ここで先程私が「覚えておいてください」とお願いした壁画の赤鬼と、このすべり台の青鬼とを比べていただきたいのですが、ポーズ・巾着の存在及びその抱え方・角の本数・髪型・腰巻、ときっと同一の鬼である筈なのに肌と髪と巾着の色が違っております。塗り替えたのでしょうか・・・

 私は日曜日の昼頃に行ったのですが、公園には私以外誰も居りませんでした。しかし近所に保育園があり、平日は子供の遊び場になっているかと思います。
 両鬼の塗装はばっちりで、しっかりメンテナンスされており、鬼ケ島公園はうらぶれた雰囲気とは皆無の良い公園でした。


フランス風洋菓子

 色々と質問をしてみたくなる看板です。

 「フランス風洋菓子 リスボン」さんです。イイ味の看板ですが残念ながら既に閉店されておりました。

 聞きたいところはやはり、フランス風のお菓子を扱われているのになぜポルトガルの首都であるリスボンをお店の名前にされたのか、「パン・デ・ロー」(カステラの元祖と言われるスポンジケーキ)とか「パステル・デ・ナタ」(カスタードクリームのタルト)とかポルトガルにも有名なお菓子があるのにフランス風のお菓子を選択されたのか、というところですが、散々聞かれ続けられたかも知れません・・・

 「フランス風」と「風」を付けられているところがまた控えめで、好きになってしまいそうです。


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