立ち喰い そどうばん

 勢いを感じる、うどんとそばのお店の看板です。

 看板が目に入った後、しばらくは「立ち喰い そどうばん」 ふく井さんというお店なのだと思ってしまっておりました。上下にある「立ち喰い」「ふく井」が横読みで、間に記された「うどんそば」が縦読みなのは中々のフェイントです。またその後私は「「そば」と「うん」」とも誤読しております・・・

 立ち食いではなく「立ち喰い」としているところは野性味あふれる感じで良いですね。強調の囲いがイイ味出ています。
 お客さんは次々と入っておられました。


やだめか

 こまめに洗車されていると思われる、ピカピカの車体に書かれておりました。

 「やだめか」とあります。シンプルなのが良いですね。「やだー!メカ!」とメカの出現に喜ぶメカ好き女子が登場してきそうです(嘘)
 上部にある「船りつ船形屋」という表記も音だけ考えると「戦慄 戦型屋」とつながりそうで少々面白く感じました。合わせて戦闘メカですね。

 運転席のドアに貼られたサンケイスポーツのロゴが右読みではないところも面白いです。

 ちなみにすぐ近くに船舶免許の試験場がありまして手前の道を必ず通ることになるのですが、試験前にこの車を見て「やー、だめか」と連想してしまったという人が居りました。果たして合格されたのでしょうか。


スンゼレプコエ

 対向車線のトラックに書かれておりました。

「スンゼレプコエ 社会式株」とあります。「ツンデレの向こうへ」の様な言葉だねと思ったのが第一印象ですが、Googleで調べてみると本日(2023年2月26日)現在登録されていない言葉の様でして、新種発見の様な嬉しさを感じます。

 会社のサイトを拝見してみたら古紙回収と輸送とを手広くやられている様です。さりげない存在感(プレゼンス)を感じるトラックの表記でした。


まつげをつかい放題

 一般的にまつ毛にはゴミやホコリ等の異物の侵入を防いだり日光を遮ったりして目を保護する、センサーやカーテンの様な役割があると言われております。そしてこのような看板を見つけました。

 「まつげをつかい放題 5000円」とあります。砂漠へと旅立つのでしょうか。それは冗談として使うのは「まつエク」(まつ毛エクステ)なのか「つけま」(つけまつ毛)なのか、このサービスを使う人はどこまで盛るのだろうか、そもそも「つけ」放題でなく「つかい」放題なのか、といったことをぼんやり考えながら撮影しております。

 看板の上半分ほどが空白だったり、「ご予約はお早めに」という働きかけだったりといったところもイイ味が出ております。食べ放題で元を取れる自信が全くない私ですが、この「まつ毛放題」でも元を取れる自信が全くありません。でも他であまり見ない中々面白いサービスだと思いました。


素直な気持ちでシンプルに

 ベビー用品専門店「赤ちゃん屋」さんとのことです。

 ベビー用品を扱うお店だから「赤ちゃん屋」、この直截的でシンプルなネーミングに少々驚きつつも感銘を受けてしまいました。

 私だったらこの名前を付けられたでしょうか。いや決してそんなことはなく、気の利いた風の捻った名前を考えようとしていたことでしょう。日々の仕事や生活に忙殺されてどこか忘れてしまった感覚かもしれません。

 このお店を見倣って今年は素直な気持ちを忘れずに過ごそうと思いました。


1 3 4 5 6 7 8 9 197