街角からの主張 24-25 一覧

AI時代を先取り

 AIと書かれたバッグを持った女性です。浮かない顔をされています。

 この絵は「文化ストリート」という商店街の入口に掲げられた看板の絵です。「楽しいお買い物」というキャッチフレーズには反した浮かない顔ですね。

 文化ストリートは宮崎市の中心部にある、戦後の闇市時代からという歴史を持つ商店街とのことです。コの字形の商店街でもう一つの入口はこちらでした。

 閉店されてしまったお店も多く、商店街の中は昭和の時代がそのまま取り残された様な区画もありました。


逆にこのレトロな雰囲気を生かした居酒屋・バー・古着屋さんなどもあり、面白い商店街でした。

冒頭の女性ですが、よくよく見ると風船を手放して飛んで行ってしまったのが浮かない顔の理由の様です。芸が細かいですね。ちなみに右側の女性は私の中学一年時の音楽の先生に似ています。


スッタフ迄

 麺料理のトッピングとなる天ぷらの説明でした。情報量は多めです。

 惹かれるメニューの最後に「入荷の無い時があります」「スッタフ迄 ((● ^ O ^ ●))」「甘くて美味しいです***」とありました。

 パウチにしたものに加えて追加でマジックにて補足を入れていますが、その際「スッタフ」には気がつかなかったのでしょうか… とは少々思ってしまいましたが、情報量の多さから感じられるサービス精神とアットホームさから、良いお店であることがむしろ伝わってきます。

 私はついつい色々頼んでしまったのですが、どれも美味しかったです。


男性カツラ専門

 劇画風タッチで描かれた味のある看板でした。

 「男性カツラ専門 タカハシ整髪」さんです。男性カツラのフォントもまたイイ味出していますね。

 こちらの看板は結構前からある有名物件の様なのですが、意外と車の往来の多いところに設置されており、隣にある交通標識と共に車に擦られた跡がありました。装着前の男性の顔にも傷がついてしまっております。大事な看板なので気をつけて欲しいところです。なお、装着前の男性は顔の部分とおでこから上の頭の部分が半々くらいの長さになっているのが少々気になります。

 1キロ先に店舗があるとのことで向かってみました。タカハシ整髪さんの店舗はこちらです。この日は非営業日でした。

 駐車場にはベンチがあります。ご老人向けでしょうか。

 来店できない方への出張サービスもされている様です。確かに病気やケガの方にとっては深刻な悩みであり、優しいサービスです。薄くて見えづらいですが「若さプレゼント」というキャッチコピーが良かったです。振り返って考えると、冒頭の看板の男性は装着後にカラーで描かれておりました。若さがプレゼントされ、生活に彩りが出たのでしょうか。


ンコ生澤大

 工事現場で見つけたミキサー車の右読み表記です。

 「ンコ生澤大」とあります。ぼんやりしていた時に見つけたため、当初「生澤 大」(いくざわ まさる)という名の方の、会社の車なのか…と思ってしまっておりました。(例:伊藤忠商事・マツモトキヨシ・たかの友梨ビューティクリニック)

 画像ではカットしてしまっておりますが、休憩時間であったのか運転手さんが誘導員さんと談笑しており、微笑ましい工事現場でした。


風は頁をめくるが 読むことはできない

 川沿いを歩いていて見つけた古本屋さんです。

 「風は頁をめくるが 読むことはできない」というキャッチコピーが書かれております。「うつぎ書房」さんというお店で、店名は縦看板に書かれているのみというのが中々粋な感じです。

 建物は二軒続きの長屋でお隣は「焼肉ジュージュー苑」さんという焼肉屋さんでした。こちらはイイ味のフォントと店名です。

 焼肉の煙や臭いが本に付かないのかが少々心配になりましたが、佇まいから想像するに双方長く営業されている様でそのあたりは上手に対処されているのでしょうね。


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