街角からの主張 21-22 一覧

皆様に奉仕する黄金市場

 ゴールデンウィークにふさわしいものをご紹介いたします。

 福岡県は北九州市にある「黄金市場」さんです。ゴールデンマーケットですね。

 そこそこ大きなアーケード商店街なのですが、一部特にレトロな雰囲気の一角がありまして商店街の地図でも紹介されております。「市場の昭和を探し出そう!」という誘い掛けが良いです。

 冒頭の看板がそのレトロな一角への入口なのですが、中はこのようになっています。午前中の早い時間にお邪魔したのですが八百屋さんや肉屋さんをはじめとして、実は結構お客さんが居りました。

 毎年年賀状をくれる律儀な先輩と同じ名前だったので何となく撮影してみた「化粧品の美香」さんです。姓を店名に使うお店がほとんどである中、印象に残りました。いつかネタとして使ってみたく思います。

 このレトロな一角は市場を紹介する看板が素晴らしく、イイ味出しておりました。「皆様に奉仕する黄金市場」というフレーズも絵もフォントも素晴らしいです。

 特に最後の看板が個人的に好きでして、お母さんと娘さんの絵の、影の使い方や最小限の描写、その中で娘さんがキャッチフレーズを指差しているところが良いですね。
 将来他の区画同様に建て替えが行われたとしてもこの看板3点は残していただきたく思ってます。

 看板をじっと見ていたらお買い物帰りのお母さんが話しかけてくださいました。どこも新鮮なので安心して買い物ができるのだそうです。今なお現役でお客さんがしっかりついている「黄金市場」は、とても良い雰囲気の商店街でした。


続 るすけ届おをろこごま

 かつてご紹介した右読みトラックに再会いたしました。

 「るすけ届おをろこごま」とあります。やはり呪文のように感じてしまいます。前回同様、手書きで書かれたであろうところがイイ味ポイント高めです!

 今日もどこかで「るすけ届お」してくれているはずです。


元気な野菜

 まだまだ暗いニュースが続いておりますので、こちらのブログではできるだけ明るいものをお送りします。
 なかなかイイ味の絵が描かれておりました。

 「元気な野菜」とあります。トマト・きゅうり・チンゲン菜・にんじん・なす・ピーマンが仲良くラインダンスを踊っています。表情もイイですが、波打ったフォントもイイ味出しています。これが何の絵かというと

 「自然村」さんという自然食品のお店の、装飾テントの絵でした。木と葉をあしらった感じのロゴもイイ味出しています。

 この野菜達の様に、様々な民族が肩を組んで笑える時代が早く来て欲しいものです。


川早市原田小

 小学生の名札の様です。

 「川早市原田小」「安魚」とありました。白地に青字のシンプルな表記です。

 「川早市原田小って実在していたら面白いねぇ」と思い検索してみたのですが、「原田小学校」は東京・静岡・大阪・福岡・鹿児島などにあるものの、肝心の「川早市」という地名は存在しておりませんでした・・・残念。

 なお、これが書かれたお魚屋さんの冷蔵車は可愛らしい軽トラックでした。漁港が非常に近いので運搬にも配達にもこの大きさが便利なのかもしれません。

 「鮟鱇の取り扱いはあったりするのだろうか」と思いながらこちらを後にしました。


明るい生活

 全世界的に暗い話が広がっているため、このブログでは明るいものをご紹介したく思います。

 「明るい生活」とあります。お母さんと娘さんなのか、お姉ちゃんと妹ちゃんなのか、の女性二人組の絵は昔の漫画の絵の様でとても可愛らしいです。ところでこれが何かといいますと

 台所用品中心で金物を扱う「まきの淸 金物店」さんの看板でした。全体では「明るい生活 清潔な台所 便利で丈夫な まきの淸のキッチン用具」とあります。女性二人組の絵だけでなくフォントもイイ味出しています。
 お名前は「清」の旧字である「淸」を、清潔の「潔」の字には「氵契」を使っており、こだわりも感じます。

 店名に店主の方のフルネームを付けるのはマツモトキヨシの様で、あちらが「マツキヨ」ならば、こちらは差し詰め「まききよ」となりますね。

 ここで振り返って女性二人組の絵を見直しますと紙袋に「まき…」と入っており、こちらでの買い物後であることをさりげなく示されているところが細かくも洒落ていると思いました。


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