街角からの主張 10-11 一覧

この髪を抜いてな、鬘にしようと思うたのじゃ。

 またまた床屋さんの看板です。
rashomon
 理髪店「羅生門」さんです。
 芥川龍之介の小説、『羅生門』から名前を取ったのでしょうか、それとも黒澤明の映画、『羅生門』からでしょうか。
 どちらにしても私としては、作品中の老婆の台詞(本エントリータイトル)が衝撃的で、理髪店としてはインパクトがあり過ぎる名前だと思っております。

 料金表を見る限り、子供と年配男性が客層のようですね。床屋さんの世界はなかなか奥深いものがあります。


『紅の豚』、そして・・・『げあらかの鶏』

gearaka
 げあらかの鶏とあります。力強いフォントと相俟って何か止められないような勢いを感じ、鶏が渋い声で渋い台詞を言ってくれそうな気さえしてきます。

 実際には「鶏のからあげ」の右読みと思われますが、一般的な単語でも視点を変えると全く印象が変わるものです。

 お祭りの屋台ではこんなものもありました。
petitmatsusa
 プッチまつさです。さつまチップの右読みと思われます。見ている者に対し「まつさ」が「まずさ」を連想させないかと勝手にヒヤヒヤしながら見てしまいました。


ムーリク生の下竹

shimotake
 ムーリク生の下竹とのことです。「ムーリク」というなんとなく可愛らしい言葉と「生の下竹」という意味は分からないもののなんとなく勢いのある言葉の組み合わせが面白いです・・・。

 と、ボケっ放しはここまでで、実際のところは竹下乳業さんの「竹下の生クリーム」というキャッチコピー(?)のようです。こちらと同じように車の前方からから文字を書いていったものですね。
 電話番号はさすがに左から書いているところもちょっと面白いです。


脅威の22時間50分営業

 床屋さんで見かけました。
2250
 営業時間8~6:50 とあります。22時間50分営業というのは理容業界では珍しく、コンビニやドン・キホーテのような設定です。
 QB HOUSEなどの10分カット店の台頭に対抗すべく、営業時間を多くし、且つ深夜早朝のお客を取り込もうという作戦でしょうか。2交代か3交代制のシフトで、理容師さんも疲れも溜まりそうで大変です・・・。

 というのは冗談で、8:00~18:50の営業と思われます。しかし、開始時間が早くてなかなか働き者のお店です。
 このときと同じく、午前・午後の文言をちょっとつけるとか、24時間表記にするとかすれば良いのに・・・と思いましたが、働き者の店主に免じてそっとしておいてあげましょう。


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