自分用メモ 一覧

JR飯田線 「田本駅」

 お次は「田本駅」です。

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 「田本駅」は天竜川に面した崖を切り開いて作られた駅でして、「断崖絶壁の駅」として知られています。そんな駅を見てみたくて途中下車しました。

 駅舎の内部と周辺地図です。先の「小和田駅」とは違い少し歩けば中学校や民家もあるようです。なお、この「田本駅」にはほぼ徒歩でしかたどり着くことが出来ません。さすが秘境駅です。

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 ホームを守る擁壁と、そこから迫り出す岩です。

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 ホームの上り側(豊橋側)が駅の出入口となっていまして、使用済みの切符入れもちゃんとありました。

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 駅を上から見たところ(これで全景)です。如何に険しいところにつくられたかが良くわかるかと思います。

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 水辺の好きな私は天竜川が見たかったので川のほうへ下って行ったのですが、直ぐに落石・増水の注意看板に出くわしまして、またその看板から直ぐのところに落石による手すりの崩壊現場が見られました。
 自然の恐ろしさ、そして注意看板の適切さが感じられます。

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 天竜川に掛かる竜田橋です。吊り橋でして結構揺れます。橋上にはタヌキやイノシシのものでしょうか、柿の種が含まれる動物の糞が多数落ちておりました。

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 竜田橋から見た天竜川です。中々の絶景です。

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 竜田橋を渡ってしばらく行くと峰竜太さんやニッチロー’ さんの母校、長野県阿南高等学校の野球部などのグラウンドがあるそうです。(阿南高校の最寄り駅はお隣の温田駅)

 最後に田本駅にやってくる電車の動画です。

 こちらも降りてみて良かったと思えるネタの多い駅でした。


JR飯田線 「小和田駅」

 先日、JR飯田線全線乗り通しの旅に行って参りました。飯田線沿線は景色が綺麗で人も穏やかで、のんびりするには最適なとても好きな路線なのですが、今回の旅では秘境駅と言われる「小和田駅」「田本駅」での下車にも挑戦してみまして、自分メモとして書き残しておきます。

 まずは「小和田駅」から。

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 駅舎と旧駅名標です。レトロな雰囲気がたまりません。

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 この「小和田駅」、皇太子妃 雅子様の旧姓と漢字が同じということからご成婚の際は色々と話題になったようで、あやかって「恋成就駅」と名乗っておりました。こういうものは言った者勝ちですね(笑)

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 当時走ったと思われる臨時列車「花嫁号」のプレートや恋人向けのベンチ、これまたあやかって実際に行われた駅での結婚式の模様を撮影した写真がありました。時の流れを感じさせます。

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 また「小和田駅」は静岡・愛知・長野の3県の県境近くにあるとのことで、その説明もありました。3国の図はイイ味出しています。

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 駅から延びる唯一の道を歩くと直ぐに山道案内板がありました。
 「塩沢集落 1時間」「高瀬橋 25分」とのことですが、塩沢集落に行く途中の高瀬橋は現在通行止めでして「小和田駅」は完全に人の生活圏から閉ざされてしまっている駅のようです。
 この地にたどり着く手段は鉄道しかないなんて、まさしく秘境駅ですね。

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 そんな人の生活圏から閉ざされた地「小和田駅」にはなんと「ポケモンGO」のジムとポケストップがありました。私はシャワーズをジムにセットしたのですがそこはさすが秘境駅、翌日の昼過ぎまで戻ってきませんでした。

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 「ポケモンGO」ができるということは携帯電話もしっかり繋がり、私は何故かここで会社から掛かってきたトラブル報告に対処しています(苦笑)この秘境の地でそんなことをした人は少ないでしょう。エヘン。

 他には天竜川の豊富な水と山のコントラストが美しかったです。

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 降りてみる価値が大いにあるネタの多い駅でした。


外苑マーケット

 昨年末で営業終了となった「外苑マーケット」に、その営業終了直前、見納めに行って参りました。

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 外苑マーケット都営霞ヶ丘アパート6号棟の1Fにありまして、国立競技場でのサッカー観戦の際に散歩をしていて見つけたのが私の最初の出会いでした。「レトロでイイ味出している」というのがそのときの印象です。
 『モヤモヤさまぁ~ず2』にも出たりしていましたね。

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 営業終了を知っていて訪れたわけですが、変わらず「営業中」の赤い幟がはためいていて、ちょっと感慨に浸ってしまう自分がおりました。

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 記念にキャベツとりんごを買って帰るのだとトートバッグを持って来ていたのですが、運悪く井上青果店さんが14時の休憩に入ってしまわれたところで、叶わずじまいでした。
 残念がっていたのが目についたのでしょうか、同所で雑貨店を営んでいた甚野さんという方が話しかけてくださいました。

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 甚野さんはお店の中で年賀状を書かれておりまして、その手を止めて話しかけてくださっております。85歳だそうですが、とてもしっかりされておりました。
 短いながらも色々なお話が聞けたのですが、開店当初の話、ここ数ヶ月で色々な媒体が取材に来ていて名刺がすごいことに(重ねて4cmほど)なった話、男ばかりの9人兄弟でお父様が監督の野球チームを結成され、とても強かった話(下図「父子ナイン」はこの話を題材とした漫画)

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 貴重なお写真を見せていただきながらの霞岳町の変遷と町内会のお祭りの話、がとても良かったです。
 そんな楽しいお話を伺っていたのも束の間、甚野さんの「やはりねぇ、これで終わりというのは寂しいですよ」という一言で現実に引き戻されます。

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 記念に何か購入させていただこうとしたのですが、もう既にお店は閉めていて売れるものが無いとのことでした・・・。残念です。

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 閉鎖の日が近づいていても特別なことをするわけでもなく、店の前にやってくるすずめにお米をあげたり、住人同士で挨拶をされたり、普段どおりの生活をされているところが、最後に良いなと思いました。

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 年末の営業終了で終わりではなく、良い年を迎えられる様にと願いをこめて飾られたこの正月飾りには、涙腺が緩んでしまいます。

 皆様長年お疲れ様でございました。お身体を大切に、いつまでも元気で幸せにお過ごしください。


上海に行ってきました。2015

 また友人に会いに上海に行って参りました。

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 今回も特に観光などはせず、飲んで食べて散歩して・・・といっただらだらとした旅でしたが、心身ともにリフレッシュできました。

 例によって小ネタから
 ・荷物の準備は家を出る1時間前に始めまして、それが祟り友人への土産に買っておいた虎屋の羊羹と iPhone、iPad のケーブルを忘れ、空港で「パニックバイ」に走りました。次回は気をつけます。

 ・1元がほぼ20円になっていて、且つ物価も上がっていて焦りました。

 ・街中はコーヒーの店が増えましたね。日本と変わらない位の軒数です。

 ・マンション販売のビラ配りが私にまでしつこく、地下鉄の中で付き纏われたのには閉口しました。特に郊外がすごかったです。

 ・今回も私はどこの国出身なのか分かられずじまいでした。

 ・友人が食べ物に気を使ってくれたため、今回は全く太らずに帰ることができました。


オートレストラン 鉄剣タロー

 夏の終わり頃の話になりますが、車を持っている友人を巻き込み「オートレストラン 鉄剣タロー」さんに行って参りました。
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 オートレストランとはWikipedia先生の言葉をお借りすると

 自動販売機による食品の販売及び摂食できる設備を備えた施設のこと。
 1970年代、長距離トラックのドライバーなど深夜に食事を摂る客を対象として、主要国道沿いの郊外型店舗が発展した。当初はハンバーガーなどの冷凍食品やカップヌードル、ボンカレーライスの自動販売機を並べ、電子レンジや給湯器で調理させる形式であったが、後に天ぷらそば(うどん)を自動調理する自動販売機なども登場し、食事のバリエーションが豊富となった。また、ドライブインと併設されている所もある。

とのことです。
 鉄剣タローさんはハンバーガー、トーストサンド、うどんの自販機が未だ現役という人気スポットでして、その内、ハンバーガーとトーストサンドを食べてみたく行ってみた次第です。

 自販機の全景です。そばなど提供できなくなった商品があったり、使えなくなってしまったボタンがあったりしているものの、メンテを重ねながら大事に使われております。
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 ハンバーガーの自販機とトーストサンドの自販機の告知部のアップです。
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 中々イイ味出しています。高級感を出そうか、庶民的に行こうかと迷った挙句にどちらでもない道に進んでしまった感があります。

 ハンバーガーもトーストサンドも2014年現在、220円で販売されていました。
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 それぞれの調理中の合図です。
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 特にハンバーガー側の数字表示は、既に製造が終了しているニキシー管を用いたもののようです。

 チーズバーガーのパッケージと中身です。
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 トーストサンドのパッケージと中身です。
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 長らく食べてみたかった一方で実は味には全く期待していなかったのですが、美味しくて驚きました。真面目に作られていることがわかります。またこの値段で提供されている企業努力に頭が下がります。
 なお私はチーズバーガーのパッケージがすっかり気に入ってしまいまして、お土産も兼ねてもう2つ余分に買ってしまっています。

 鉄剣タローさんの素晴らしいところはこれだけでなく、お店の人のサービス精神がそこかしこに感じられるところにあります。
 中でも壊れたUFOキャッチャーの筐体を使い、植物の苗や種を配るコーナーを設けられていたことには、ちょっと感激してしまいました。
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 店内には脱衣麻雀ゲームや格闘ゲームなども多く並び、男子中高生や長距離トラック・タクシーの運転手など、花には関心をあまり持たなそうな人たちがこの店の主な客層なのだと思いますが、そんなことは関係なしにこのコーナーは展開されています。
 また、お惣菜の空きケースに種を入れられている様な飾らないところが、田舎の親戚のようでちょっとグッと来ました。

 店内を一通り見学した後、椅子に座ってジュースを飲みながらこの不思議な雰囲気に浸っていると「いらっしゃいませー」「ありがとうございまーす」とお客に声を掛けながらお店の方が現れたのですが、見回りをされた後に商品の補充を始められ、ただでさえ貴重な自販機のそのまた貴重な内部まで見ることが出来ました。
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 40分くらいの滞在でしたが大満足でした。
 鉄剣タローさんはこのまま、文化遺産のようにずっと、そしてそっと残しておいて欲しいお店です。


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