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流行ってますね

 これを挙げないわけにはいきません。

 オランダ代表新監督にファンバステン
 29日、オランダサッカー協会は元同国代表FWマルコ・ファンバステン氏(39)が代表新監督に就任することで合意したと発表した。
 欧州年間最優秀選手に3度選ばれたファンバステン氏は、代表58試合出場で24得点をマーク。しかしひざの故障で引退を余儀なくされた。
 代表監督をめぐっては、先の欧州選手権の準決勝で敗れた後、アドフォカート監督が辞任している。

 このお方もやはり監督経験がありません。そこでここ数年の、「監督経験がないまま代表監督に就任した元スター選手」をまとめてみました。

監督名
就任年
退任年
主な実績
ライカールト
オランダ
1998
2000
Euroベスト4
フェラー
ドイツ
2000
2004
WC準優勝
ハジ
ルーマニア
2001
2001
なし
サビチェビッチ
ユーゴスラビア※
2001
2003
なし
ジーコ
日本
2002
キリンカップ優勝
ブルガリア
2004
ドイツ
2004
ファンバステン
オランダ
2004
※現セルビア・モンテネグロ

 成功と言えるのはルディー・フェラー氏くらいでしょうか?ちなみに私が考える「次に来るこの手の代表監督」はパラグアイのホセ・ルイス・チラベルト選手です。


流行ってんでしょうか?

 ドイツ代表新監督にクリンスマン
 26日、ドイツサッカー協会は代表チームの新監督としてユルゲン・クリンスマン(39)との2年契約が合意に達したと発表した。クリンスマンは現役時代はFWとしてドイツ代表でプレーし、引退後はロサンゼルス・ギャラクシー(MLS)のアドバイザーを務めていたが監督経験はない。アシスタントコーチには元浦和レッズのホルガー・オジェック、チームマネージャーには元代表FWのオリヴァー・ビアホフが就任する。

 先日のストイチコフといい、監督経験のないスター選手を代表監督にするというのは流行っているんでしょうか?我々もか。でもサポーターを(一時的にでも)納得させるという効果はありますね。
 ところでなにげに今日はオランダ代表オーフェルマルスの引退宣言が驚きでした。

 オーフェルマルス突然の引退宣言
 ユーロ2004でオランダ代表のウイングとしてプレーしたマルク・オーフェルマルス(31)が突然の引退を発表した。オーフェルマルスは長く右ひざの痛みに悩まされており、「プロフェッショナルとしてハイレベルなサッカーをすることはもうできない」とコメントを発表。すでにオーフェルマルスは所属するFCバルセロナの公式ウェブサイト上で、サポーターに向けてこのことを公表している。FCバルセロナとの契約はまだ1年残っていた。

 まだ31歳なのですが・・・。右利きなのに左サイドのウイングが好きなポジションという変わった選手で、プレースタイルは強引な感じなのですがプレッシャーに弱く、気になる存在でした。


超頑固ジジイになると思う

 来るか来るかと思っていたらやはり来ました。

トルシエカタール代表監督、解任される
 サッカーのカタール代表監督フィリップ・トルシエ氏は20日、2日前に行われたアジア杯開幕戦でインドネシアに敗北を喫したことを受け、解任された。トルシエ監督は、開幕前から同大会終了後に辞任する意向を表明していたが、カタール・サッカー協会は即時解任を決断した。
 トルシエ氏は2003年7月に高額の2年契約を結んだが、カタールは今年のガルフ杯で3位に終わり、2006年ワールドカップ(W杯)アジア1次予選でイラン、ヨルダンに敗れている。
 アジア杯に向けたチームづくりでも苦戦。MFジャファル・ラシッドがドーピング(禁止薬物使用)違反で9カ月の出場停止処分。ブラジル出身選手の代表入りを画策したが、国際サッカー連盟(FIFA)に認められなかった。

 なお17日に表明した辞任の弁は「アジア杯での最終戦がカタール代表監督としての最後の試合になる。今大会の結果で自分の決断が変わることはない」というものでした。先手打ったつもりもそのまた先を越されてしまったような感じです。日本代表監督時代から小ネタ作りには定評があった同氏ですがこんなところでも“ピエロ”“エンターテナー”ぶりを発揮するとは。(´・ω・`)ショボーン
 ちなみに今大会のカタール代表は練習試合で関西大学にも負けたようなチームです。カタールリーグはかなり活気付いていますし、本来はそこそこいい代表チームなのですが指導方法が全然合わなかったんでしょうか?一応4年前の優勝監督なんですが・・・。もしかしたら当時の日本代表の戦術はフローラン・ダバディ氏が練っていたという話は・・・(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
 こんなことでへこたれず、次の職場でも変わらぬ“エンターテナー”ぶりを発揮してもらいたいものです。


「代打ワイや」

 今日私が一番驚いたニュースと言えば、菅直人氏のお遍路さんではなく、フリスト・ストイチコフ氏のブルガリア代表監督就任です。

ブルガリア代表新監督にストイチコフ
 15日、ブルガリアサッカー協会はプラメン・マルコフの後任の代表監督に元同国代表FWのフリスト・ストイチコフ(38)が就任すると発表した。契約期間はドイツワールドカップまでの2年間。コーチには元代表選手のイヴァイロ・ヨルダノフやズラトコ・ヤンコフが就任する可能性もある。

 ブルガリアを代表するスター選手でFCバルセロナドリームチームの一員でもあり、94年ワールドカップでの同国大躍進の立役者(大会得点王!)なのですが、“暴君”“怒りの芸術家”のニックネームどおり、行く先々のクラブで問題を起こすこまったちゃんでして・・・
  ・CSKAソフィアから無期限出場停止処分を受ける。
  ・FCバルセロナ時代はクライフ監督と大喧嘩→退団(現在は仲直り&仲良し)
  ・柏レイソル時代は西野監督とそりが合わず(当然か(苦笑))
  ・DCユナイテッド時代は大学生との練習試合で本気タックルをかまして病院送り
主な例を挙げても↑こんな感じで、細かく挙げたらここには書ききれないほどなのです。まぁ、こまったちゃんとはいえ不器用で憎めない感じの人なのですが・・・。
Stoichkov.jpg
 昨年の12月に正式に選手として引退をし、最近はFCバルセロナのテクニカルスタッフとして落ち着いていたのですが、そんな中での電撃人事でした。94年大活躍組ではゲオルゲ・ハジ氏が一度ルーマニア代表監督で失敗していますが、果たして彼はほとばしりすぎる感情を抑えて、監督としてうまくやっていけるのでしょうか?ブルガリア代表は若手も育ってきていますし色々な意味で今後大注目です。


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