ここは乙女1丁目

 散策していてたまたま見かけた電柱広告の住所表記です。

 「ここは乙女1丁目」とあります。すっかり社会人生活も長くなり、ビジネス用語の所謂「一丁目」と合わせて「乙女のスタート地点」や「乙女の最重要項目」について考えてしまいました。近くにあった地図などで確認するとどうやら乙女2丁目や3丁目もあるようです。

 なおこの近くには「会津征伐」「小山評定」「日光普請」などで活躍した思川水運の中継地点「乙女河岸」跡があります。「乙女」という地名自体、思川に臨む崖縁であることが由来の様です。
 折角なので散策をしてみます。

 乙女中学校です。ちなみに乙女小学校も存在します。他校生徒と喧嘩になり「お前どこ中だ!?」と聞かれても正直に答えづらい校名ですね。不良生徒はいないことを祈りたいです。校章が思った以上に可愛らしいです。

 乙女不動尊です。いつも怒りの表情の不動明王と乙女の組み合わせが何とも言えません。

 「アニメート 桜」というアパートがありました。これは乙女らしいですね。「乙女1丁目のアニメート 桜」という住所は中々良いと思います。

 乙女1丁目でビジネス用語の「一丁目」を連想してしまった私は、「一丁目一番地」の住居表示版も確認して参りました。
 他にも奈良時代に建立された下野薬師寺の瓦を供給した瓦窯の跡があったり、市立の博物館や美術館があったりと「乙女」は文化的に充実した町でした。

 このブログをご覧の皆様も良いお年をお迎えください。


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