日本がオリンピック男子サッカー エジプト戦で大いに盛り上がっている裏で、中国スーパーリーグの上海申花 対 杭州緑城 を見に行って参りました。
上海申花は今夏からドログバ選手が加入してアネルカ選手との「チェルシーホットライン」ができ、一方の杭州緑城は元日本代表監督の岡田武史さんが監督を務めるという、私としては興味深い試合で、前々からチケットを押さえていたらオリンピックの試合と重なったという次第です・・・。
そのチケットです。メインスタンドの真ん中の一番良い席で380元(日本円で4940円、1元=13円換算)でした。物価を考えると少々高いですね。
スタジアムに入って早速、ドログバ選手、アネルカ選手を交えた上海申花のウォーミングアップが見られました。
上海申花の選手紹介です。やはりドログバ選手が一番歓声が多かったです。
ちなみに中国語読みでは「ドロバ」となるようです。「デンデンデデデン、デデデデン、ドロバ!」
杭州緑城のスタメン紹介はかなりあっさりしたものでしたが、しっかり岡田監督のお名前がありました。
杭州緑城サポーターはスタジアムの最上段に隔離されておりました。と言うわけで両ゴール裏ともに上海申花サポが陣取っています。中国スーパーリーグでは観客の暴動が多いようですが、この日は何度もエール交換をしたりして友好的でした。
杭州緑城サポの入場が許されたのは試合開始直前で、退出は試合終了1時間以上後のようです。警察官ががっちりガードしています。
岡田監督は既にサポのハートをつかんでいるようで、お顔を描いたフラッグが出されておりました。決して水木しげる先生の描くサラリーマンの絵ではありません。
試合は開始7分、馮剛選手のゴールで杭州緑城が先制するも、すぐにドログバ選手の身体能力を生かしたゴール(移籍後初!)で上海申花が追いつき、その後、決定機をものにできなかった杭州緑城を尻目に上海申花が着実に点を決め、5-1の大差がついた試合となってしまいました。しかし点差ほどの実力の差は無いと思います。
2得点を決めたドログバ選手は力強さとしなやかさを兼ね備え、確かに目立ちましたが、アネルカ選手がチームプレイに徹しかなり効果的であったのが印象的でした。かつての悪童も大人になりましたなぁ。無愛想と批判されておりましたが、この日は試合後の挨拶もしっかり行っておりました。
その他観戦メモなどを。
・スタジアムには警察官の確認の元、ペットボトルの持ち込みは禁止されているのですが、喫煙はOKらしく私の隣の席の方は試合中に1箱半吸っておりました。非喫煙者の私にはつらかったです。
・観客の着るレプリカユニの9割くらいがドログバ選手のものでしたが、こんなパチものユニがありました。
パチものとはいえ、香川選手のものを着てくれるのはうれしいですね。
・喫煙者とは逆の隣の席の人が、スマートフォンでJリーグの途中経過を知らせてくれました。親切ですが何故? あと、そんなサイトがあるんですね。
中国スーパーリーグは、一流選手が集まってきて楽しめそうです。