右読み 一覧

術美田中谷(株)京東

 通常運用に戻ります。美術館の近くで見かけました。

 「術美田中谷(株)京東」とあります。美術品を運ぶトラックの様ですが、トラック自体のカラーリングがお洒落で右読み表記にしている点にも美学を感じます。

 よくよく考えると「田」「中」「谷」「京」「東」と全て四角形を内包する漢字で構成されていますね。絵画をはじめとする失敗の出来ない美術品運搬の会社のお名前として、相応しいと思ってしまいました。


子菓95えん

 地域密着型スーパーの店頭にあった、力強さを感じさせる値札です。

 「子菓95えん」とあります。右読みシリーズとしては非常に単純なのですが、味のある良い字なのと、最後の「えん」(円)が何故かひらがなで左読みのところを面白く感じております。「子」は踊り出しそうな良い字ですね。

 こちらの値札に出会ったのも何かの縁と感じ、チョコレートとかりんとうを買って帰りました。


やだめか

 こまめに洗車されていると思われる、ピカピカの車体に書かれておりました。

 「やだめか」とあります。シンプルなのが良いですね。「やだー!メカ!」とメカの出現に喜ぶメカ好き女子が登場してきそうです(嘘)
 上部にある「船りつ船形屋」という表記も音だけ考えると「戦慄 戦型屋」とつながりそうで少々面白く感じました。合わせて戦闘メカですね。

 運転席のドアに貼られたサンケイスポーツのロゴが右読みではないところも面白いです。

 ちなみにすぐ近くに船舶免許の試験場がありまして手前の道を必ず通ることになるのですが、試験前にこの車を見て「やー、だめか」と連想してしまったという人が居りました。果たして合格されたのでしょうか。


スンゼレプコエ

 対向車線のトラックに書かれておりました。

「スンゼレプコエ 社会式株」とあります。「ツンデレの向こうへ」の様な言葉だねと思ったのが第一印象ですが、Googleで調べてみると本日(2023年2月26日)現在登録されていない言葉の様でして、新種発見の様な嬉しさを感じます。

 会社のサイトを拝見してみたら古紙回収と輸送とを手広くやられている様です。さりげない存在感(プレゼンス)を感じるトラックの表記でした。


「表記がまちまちなんじゃ!」

 夏休みに出かけた際に見つけました。

 船の名前として「りどち」と書かれた上に「ちどり」と書かれております。 すぐにツッコミが入りそうなものなのに、 中々珍しいパターンです。

 これは港の周辺を巡るクルージング船に書かれておりまして、ひらがなを習いたてと思しき女の子が「りどち、りどち。りどちって何?」とお母さんに聞いていました。この日、この港には多くの人が訪れておりましたが、この瞬間に「りどち」に注目していたのはこの子と私だけだろうなぁと思いながら撮影していました。


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