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フランクフルトの公共交通機関と交通標識

 フランクフルトの公共交通と交通標識をご紹介いたします。

 フランクフルトはかなり公共交通が発達しているため、市内観光がとても快適でした。また、泊まったホテルで周遊切符を手配してもらったためそれを使って無駄にぐるぐると巡っています。

 フランクフルト中央駅です。
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 列車の駅であると共に地下鉄の駅も兼ねております。
 そこそこ大きいながらも内部は分かりやすく作られているため、ほとんど迷わずに目的の列車までたどり着けると思います。しかし「券売機はあれども改札口が無い」という違和感が最後まで抜けませんでした。
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 フランクフルト空港駅のホームとホームからの転落注意標識、及び切符です。
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 地下鉄と地下鉄の自動券売機です。
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 トラムです。
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 地下鉄、バス、トラムは重複した区間を走っていたりするのですが、選択肢が多い分、併用して使えて便利でした。

 交通標識です。チェコと比べて人物の描写がシンプルです。
 「歩行者専用」標識が「お母さんと子供」で、チェコの「お父さんと娘」と親が逆であるところが面白いです。
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 歩行者用信号です。自転車もついて可愛らしいです。
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 フランクフルトでは無賃乗車への警告が車内車外問わず貼り出されておりました。性善説に基づいているのか改札や検札をあまり行わないことから後を絶たないようです・・・。Suicaのようなカードを用いての改札口の導入は難しいのでしょうか。


その他チェコの公共交通機関

 その他チェコで利用した公共交通機関をご紹介いたします。

 まずはプラハの地下鉄です。
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 車両や車内は下のようになっておりまして、なかなか綺麗です。
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 また、構内もかなり洒落ておりました。
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 お次はトラムです。順にプラハ、プルゼニュ、チェスキー・ブディェヨヴィツェのものです。ちょっとの移動に役立ちます。
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 取り立てて珍しくありませんが市内バスも走っております。下はチェスキー・クルムロフのバスです。
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 都市間は長距離バスも走っておりました。都市によっては列車より本数が多かったりして、列車と併用して使うと便利です。
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 プラハの公共交通のうち、地下鉄・トラム・市内バスは切符が共通です。
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 売店や自動販売機で切符が買えます。一日乗車券は100コルナ(日本円で500円ほど)でして、市内観光にはこれを使うとかなり便利かと思います。

 私の(プラハの)公共交通の一番の思い出としては、車内アナウンスが挙げられます。駅や停留所に付くとその駅と次の駅を教えてくれるのですが、(例:「”STAROMĚSTSKÁ” Příští zastávka “MŮSTEK”」)この「プジーシュティー ザスターフカ(Příští zastávka)」と言う時のリズムがやけに耳に残りまして日本に戻ってきても夢に出てくるほどでした。私だけでしょうか・・・。


チェコ鉄道の旅

 今回の旅ではプルゼニュ-チェスケー・ブディェヨヴィツェ間、チェスケー・ブディェヨヴィツェ-チェスキー・クルムロフ間、チェスケー・ブディェヨヴィツェ-プラハ間と3区間をチェコ鉄道で移動しました。チェスケー・ブディェヨヴィツェ-チェスキー・クルムロフ間は往復しております。
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 チェコ鉄道(České dráhy)はチェコ国鉄の後継として1993年に設立されました。日本で言うところのJRみたいなものです。国際線・国内線とあり、私が乗った国内線の車両は少々古めでした。

 切符を買うのは拍子抜けするくらい簡単でして、行き先・人数・客室ランク(1等か2等)を伝えるだけです。列車や座席の指定はありませんでした。切符の売り切れの心配もそうないかと思います。
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 なお、駅のインフォメーションや切符売り場で、経由地を含めた発車時間・所要時間・到着時間が記されたルート案内を印刷してくれます。(上図左側)非常に親切なサービスでかなり役立ちました。列車の指定は無いのでどの列車に乗っても大丈夫です。

 車内では、選んだランクの客室に入って好きな座席に座ります。
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 切符を買った際、1等を指定したはずが(通じなかったのか)2等になっており、検札が来るまで気が付かず1等に居て、その後2等に移った・・・ということがあったのですが、1等と2等の違いは客席の横幅の違いだけでした。1等のお得感はあまりないかと思います。

 下は駅舎です。順にプルゼニュ駅、チェスケー・ブディェヨヴィツェ駅、チェスキー・クルムロフ駅、プラハ中央駅とカルロヴィ・ヴァリ駅です。プラハ中央駅はかなり近代的でした。
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 非常にチェコ的だと思ったのは、列車の窓ガラスにビール瓶のポイ捨て禁止ラベルが貼ってあったことです。
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 客室ではいろいろと話しかけてもらいまして・・・、車窓からの風景はあまり撮れなかったのですが、農園や街並みなど非常にきれいで地平線を見ることも出来ます。風景の美しさでは今まで乗った他国の鉄道の中では群を抜いたものがありました。


ウズベキスタンの公共交通機関

 わたしは海外旅行において2つポリシーがありまして、それが「できるだけ公共交通機関で移動する」「地元人で賑わうお店で食事をする」というものなのですが、ウズベキスタンの旅でもタクシーは2回しか使わずに、公共交通で移動をしました。
 先の鉄道以外に用いた公共交通機関を紹介いたします。

 タシケントでよく利用したのが地下鉄です。中央アジア唯一の地下鉄とのことでご自慢の一品なのでしょうか、またテロが偶に発生する国ということもあって、空港や鉄道の駅とは段違いに警備が厳重でした。警察官の多いこと多いこと多いこと・・・。
 当然撮影は禁止ですし(揉めている観光者の目撃多数)、職務質問を2度受けました。「日本でも受けたこと無いのにー!」(アムロ風に)私が外国人だからというわけではなく、老若男女・自国民・他国民問わず実施されております。

 下は地下鉄タシケント駅の入口です。
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 ジェトンというプラスチック製のコインを買って、改札機に投入して構内に入ります。私の旅行の時は1枚400スム(日本円で24円程)でした。どこまで乗っても同じ値段です。
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 地下鉄の撮影ができなかったので、地下鉄30周年記念切手をどうぞ。
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 旧ソ連のかほり漂う構内でした。

 ブハラやサマルカンドでよく利用したのが、マルシュルートカです。路線内でしたらどこでも乗降車可能なバスで、乗るときに行き先を告げるといくらか教えてくれます。200スム(12円程)から600スム(36円程)で乗ることができます。
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 車両はマイクロバスくらいのものからライトバンまで様々です。それが同じ路線を同じように巡っているので、はじめは戸惑いました。フロントガラスに置かれたプレートの番号で路線を判別します。
 一度、終点に着いた後でこのプレートを外して、私のためにホテル近くまで乗せてくれた運転手さんが居ました(涙)

 トロリーバスです。タシケント市街を走っています。400スムでした。
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 レールの上を走るトラムもありました。

 バスです。マルシュルートカとは違いバス停にて乗降車します。タシケント市街では400スムでした。
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 比較的新しい車両だと思うのですが料金徴収は車掌さんが直に行っており、ちょっと非効率的です。乗客を見逃したときもありました・・・。
 「市街から空港までタクシーを使い、10ドルくらいぼったくられた」という話をよく聞きますが、空港まで行くのにはバスが一番便利です!

 全て本数も多く、あまり不便は感じません。
 ※1ドル=90円=1500スム換算 端数切り上げ


ウズベキスタン鉄道の旅

 今回、都市間の移動には全て鉄道を使いました。
 タシケント→ブハラ、ブハラ→サマルカンド、サマルカンド→タシケントと3回乗っています。
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 切符はこのようなもので3回とも同じ紙でした。購入には現地人も外国人もパスポートが必要で名前やパスポート番号まで記されます。
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 ブハラ駅で切符を買おうと列に並んでいた際、強引な割り込みが何度か続いて閉口していたら、窓口の女性が彼らを一喝して私を優先してくれたという心温まる出来事がありました。私には笑顔でカッコ良かったです。

 今回乗ったのは時間の関係で3回とも「特急シャルク号」だったのですが、他の特急とは客車が違うだけで牽引車は使いまわしのようです。
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 冒頭の牽引車の他にこのようなものもありました。
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 しかしこちらの牽引車の方が新しく、有名であるようです。

 シャルク号一等車のシートです。大昔のマッサージチェアのようですが座り心地は悪く無かったです。
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 シートの前のテーブルにはテレビが付いています。
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 長旅で退屈しないよう映画を流してくれるのですが、私が見たものは「貧乏な青年と大金持ちのお嬢様が相思相愛で恋をしているのだが、お嬢様の両親の反対やお嬢様自身のプライドが邪魔をしていて、紆余曲折の末、お嬢様がやっと真実の愛に目覚めたときに、青年は恋敵の金持ちが雇ったならず者に殺されてしまい、良心の呵責からお嬢様も自殺する・・・。」といったものや「札付きの不良少年が悪事を重ねていたものの更生して行き、支えてくれた女性と結婚式を挙げている最中に昔の敵に刺殺される・・・。」といった救いの無い内容のものばかりで、異国の地でなんとも言えない気分にさせてくれました。

 下の画像は順にタシケント駅・ブハラ駅・サマルカンド駅の正面です。ブハラ駅は「VOKZAL」(駅)としか表記しておらず、無骨な感じです。
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 以下、取り留めなく・・・
 ブハラ駅の時刻表です。列車の本数が少ないことがお分かりいただけるかと思います。
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 ウズベキスタンでは列車の本数が少ないので、乗る列車を選ぶのは非常に簡単ですが、同じ理由で切符の売り切れが多いようなので事前に購入しておいた方が無難です。

 私が乗らなかった「特急レギスタン号」の客車です。レギスタン号はタシケント・サマルカンド間のみを走っています。
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 ブハラ駅では朝早い列車に乗らなくては行けなかったため、日の出を見ることができました。
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 車窓から見える景色はずっと荒地が続くというものでした。しかし退屈はしなかったです。
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 最後にサマルカンド駅に到着するシャルク号の動画です。(※音が出ます。)

 ウズベキスタン鉄道の旅は概ね快適でした。


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