イオンモール ハドン

 ホーチミン廟やタンロン遺跡、そしてハロン湾などの紹介は他のブログにお任せして、引き続きうちのブログらしいものを取り上げて参ります。

 2019年12月とコロナ禍直前にオープンしたイオンモール ハドン(AEON MALL Hà Đông)に行って参りました。ベトナムでは5番目にオープンした店舗となります。敷地面積は 98,000m²、延床面積は 150,000m²で 2020年12月にオープンしたイオンモール ハイフォンレチャンを含めたベトナム国内全6店舗の中では一番大きなイオンモールです。日本の店舗と比較すると4番目に大きいイオンモール広島府中と同じくらいの規模です。

 日本同様に無料送迎バスがありまして、私はハノイメトロのヴァンクアン駅横から乗りました。

 営業時間はこのような設定でした。ベトナムのお店と考えると大分遅くまでやっております。

 中に入ってみるとユニクロや無印良品、丸亀製麺などが出迎えてくれ、いきなり日本でした。やはり日本関連のお店は多く、ベトナムの物価を考えると結構高いのですが、ほぼ日本と変わらないくらいの値段で商売をしております。それぞれ若い店員さんが日本語で呼び込みをしているのが可愛らしかったです。

 シネマコンプレックスは韓国企業の CJ CGV が運営しておりました。

 一番混雑していたのはフードコートで、なんとお寿司や和食が人気でした。日本人としてはちょっと嬉しいです。

 印象的だったのは子供が楽しめる施設が多かったことです。子どもを釣って家族で来させて飲食や買い物でお金を落してもらう・・・という算段でしょうか。イオンで遊んだ子供は成長後もロイヤリティが高そうですね。

 このイオンモール ハドンは完全に家族連れやカップルがお洒落をして来るところでした。日本の地方のショッピングモールと変わらないですね。この店での体験をきっかけに日本を好きになってくれる人が増えるといいなと思います。

 因みに個人的に一番面白かったことはイオンの名前が浸透しておらず「アエオン」と呼ぶ人がとても多かったことです。


ハノイメトロ 2A号線

 2021年に開通したハノイメトロ(ハノイ都市鉄道:Đường sắt đô thị Hà Nội)2A号線に乗ってみました。

 ハノイメトロ 2A号線はハノイ市の都市内鉄道として計画されている 10路線の内、最初に開通した路線で、カットリン駅(Ga Cát Linh)からイェンギア駅(Ga Yên Nghĩa)までの 13kmほどを結んでおります。メトロと言えどもこの線は地下鉄でなく高架式です。中国の援助で中鉄六局集団有限公司により建設されまして、北京地下鉄のシステムや車両がそのまま用いられております。

 料金は初乗り 8000ドン(日本円で約50円)、2駅以降は1000ドンずつ上がって行き最大15000ドン(約94円)です。なお一日乗車券が30000ドン(約188円)なので旅行者はこれを買うのが便利です。発券されるICカードは改札を出る際に回収されてしまうのですが、一日乗車券購入時のレシートを窓口の係員に見せるとまた次のICカードを発券してくれます。捨てずに取って置いてください。


 改札です。中国の地下鉄そのままですね。

 車内と駅案内表示です。これも中国の地下鉄そのままですね。車内はわざと人の居ないところを写しておりますが、私は日曜日の昼前に乗っており実際かなり空いてはおりました。


 終点のイェンギア駅とレールの最後です。ここから更に南西へと延伸計画があるようです。なお、イェンギア駅のすぐ横には大きなバスターミナルがありまして、ハノイから近郊の街に向かうには便利な場所です。

 下はヴァンクアン駅(Ga Văn Quán)に列車が入ってくるところの動画です。

 初のハノイメトロは真新しくきれいな設備に対し素朴な運営で面白い体験となりました。着工から開業まで紆余曲折あった路線ですが、これから都市が大きく発展する切っ掛けの1つになる筈です。新線が出来たらまた乗ってみたく思います。


過積載のバイク・自転車

 私はベトナムで過積載のバイクや自転車を見るのがとても好きでして、今回のハノイ旅行でも色々と見て回りました。ベトナム人の逞しさを表す良い例だと考えており、見ると元気が貰えます。

 実際には日本同様に違法ではあり、調べてみると 40万ドンから 60万ドン(日本円で 2500円から 3750円)の罰金となるようなのですが、大抵の規則に厳しい公安もこれは取り締まらないのが少々不思議です。他にも運転手が老若男女問わないところ、荷物が多岐に渡っており鶏なども運んでしまうところ、バランスを崩し荷物を落としてしまってもみんなそれほど気にしないところ、等が特徴と言えるでしょうか。

 荒っぽいながらもスイスイ進んでいく様は国の急激な経済成長を表し、荷物を運んでいるのではなく活力や希望、未来などを運んでいる様な気さえしてきます。

 今回の旅行で撮影できた、そんな過積載のバイク・自転車の一部をご紹介いたします。

 下の画像はお姉さんが商品の衣類を袋詰めにして運んで行くところです。梱包から積載、そして1度落としてしまい笑いながらみんなで積み直し、ふらふらしながら出発した後、安定して去っていくところまでを見ております。
 経済発展に伴い過積載のバイク・自転車は少なくなってくると思いますが、今後もベトナムに行く折には注目したいと考えております。

 このブログをご覧の皆様も良いお年をお迎えください。


2023ベトナム プロパガンダコレクション その3

 最後は「啓発もの」です。

 下は「軍民・団結・構築・生活・文化」と書いてあります。軍人と人民が団結して文化的な生活を築くという意味の様ですね。マイクを持って陽気に歌っている軍人さんがイイ味出しています。

 下は「住民と役人は、社会規範と都市文明を備えた街を建設する決意である」といった内容の看板で、街の名前と絵を入れ替えて使いまわしている様でした。それぞれ「8番街」と「ディエンビエン区」の人々向けです。煽っていますね。ベトナムプロパガンダ看板あるあるなのですが、デフォルメされない故ホーチミン主席が描かれております。

 労働組合の紹介看板もありました。「労働組合は、労働階級と労働者による大きな社会の、政治組織である」といった内容です。描かれた人々は笑顔なのでしょうけれど、絵のタッチのせいで目が笑っておらず怖く感じてしまっております。

 最後はこちら「交通文化」「首都の人々の美しい列」といった内容の看板です。実はこの看板を撮影した後、この右10メートル後方で中年女性の乗るバイクが急停止した車に追突するという事故を見ています。幸い怪我も両車両の破損もなかったようですが、漫画の様な出来事であり看板の内容へはまだまだ遠い道のりだと思ってしまいました。

 旅行前、ハノイはきっとプロパガンダ看板が多いだろうと期待しておりましたが、体感ではホーチミンの方が種類も数も多く感じております。啓発すべき国民は向こうの方が多いという事からなのでしょうか。


2023ベトナム プロパガンダコレクション その2

 お次は「周年もの」です。限の悪い年数でもお祝いするところが特徴的です。

 下は「熱烈祝賀 首都解放69周年」といった内容の看板です。「熱烈祝賀」というところがやはり中国っぽい勢いですね。来年は大々的にお祝いするのでしょうか。

 この首都解放記念は違う絵のパターンも存在しておりました。しかし共産党の党旗(鎌と槌)は配いがちな傾向です。

 お次はこちら、首都解放が69周年に対して70周年と限の良い年数でした。

 「人民公安設立70周年記念」といった内容の看板です。私の好きなタイプの人物の入ったプロパガンダ看板でみんなイイ表情をしております。

 最後はこちら建国78周年の看板です。

 「8月革命の精神と9月2日の建国記念日万歳!」といった内容です。こちらも人物がイイ表情をしております。また「建国記念日」というよりは「国慶節」の雰囲気ですね。続きます。


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