お出かけ 一覧

空飛ぶ車風ドラえもんのコイン式電動遊具

 夜市で見つけた、空飛ぶ車風ドラえもん(哆啦A夢)のコイン式電動遊具です。空飛ぶ車は「飛天車」と呼ぶことをこの時知りました。

 つぶらな瞳で尚且つそれが光り、なかなかイイ味のドラちゃんです。USAと書いてありアメリカ製という設定としている様です。動いているところはこちらの動画を見てみてください。

 なお、同じ夜市でこんなドラちゃんも見つけました。

 子供向け腕時計の様ですがよくよく見ると「Doriamen」とあります。「ドリあめん」ですね。「Doriamen」で検索してみると、同じく子供向け腕時計でインドのECサイトが結構ヒットします。確実に非ライセンス商品ですがライセンス商品並みの出来映えやパッケージではあり、購入を取り止めてしまいました。イイ味のドラえもんグッズだったら買っていたと思います。


Jīnyù【金玉】:黄金や珠玉、貴重なものの例え

 この日は昼食で焼きそば(炒麵)を食べたのですが、注文時の想像より大分量が多く、食べ終わっての移動中「さっきワシワシと焼きそばを食べ進めていた私は『伊賀野カバ丸』のカバ丸くんの様だった。子どもの頃に再放送で見たアニメも面白かったけれど原作もまた読みたいなぁ。通っていた学校は確か「金玉学院」(きんぎょくがくいん)だったなぁ。」と色々考えていたところに見かけたのがこちらの看板です。

 「金玉旅館」さんとのことです。焼きそばからの連想でちょうど「金玉学院」の事を考えていたところに少々驚きました。

 外観と案内です。建物は夜市の入口に面しておりまして、夜は窓から良い感じの光景が見られるかと思います。「金玉」の文字だけあえてフォントを変えているところはこだわりを感じて良いですね。

 翌日にはこんな壁画を見つけました。

 泰雅族(タイヤル族)の絵に「金玉」と書いてあります。これが何かと言いますと

 コンビニエンスストアであるセブンイレブンの駐車場の壁画でした。「セブンイレブン金玉店」さんとのことで、こちらでお茶とお菓子を買った際に貰った台湾名物宝くじレシートにもその名が記されております。正面は日本にもありそうな面持ちですね。交通量の多い道路に面しておりましてお客は結構多かったです。

 その日の夕方、夜市に向かうところで見つけました。

 「金玉堂書坊」さんとのことです。名前の通り書店かと思いきや文房具のお店でした。折角なのでばらまき系のお土産を購入しています。

 2日間で立て続けに「金玉」表記を見たのですが、中国語では黄金や珠玉を指し、貴重なものの例えの意味ではありまして、それぞれのオーナーさんの思いを感じながらホテルに帰りました。


幾米さん推しの街、宜蘭

 今回私が訪れた宜蘭は絵本作家の幾米(ジミー)さんの出身地です。白血病を患ってから絵本を描き始められたということもあり、作品の多くはしんみりする内容の大人向けのものとなっています。作品は世界中で評価されており、映画やテレビドラマ化されたものも多く、宜蘭では街全体で幾米さんを推しておりました。

 宜蘭駅近くの公園(丟丟噹森林廣場・幾米廣場)には幾米さんの世界観を再現したオブジェが多くありまして、作品別に紹介して参ります。
 まずは『星空』から、主人公の女の子が謎の転校生の男の子と街を抜け出す際に乗った汽車です。今年リニューアルしたばかりだそうです。

 同じく『星空』から、女の子と男の子が学校の辛さから逃れるべく、帰りに熱帯魚を観賞するシーンです。

 『君のいる場所』(『向左走・向右走』)の印象的なシーンも再現されておりました。


 日本でも有名な『幸せのきっぷ』(『忘記親一下』)の男の子、樹(シュウ)くんと犬のプリンです。

 市街のバス停は彼らが飾られることが多かったです。


 『地下鉄』(『地下鐵』)の盲目の女性も居りました。

 『森の中の秘密』(『森林裡的秘密』)のもこもこうさぎは『星空』の汽車に対し、大ラッパを吹いて見送っていました。

 『星空』の汽車の近くには『ほほえむ魚』(『微笑的魚』)の中年男性も居りました。

 旅行前に絵本を読んでいたので全般的にとても楽しめました。幾米さんファンには非常におすすめです。
 宜蘭市街以外にも礁渓温泉公園にももこもこうさぎが居たり(下の画像)、台東や台中、台北にもオブジェが置かれるようになってきている様ですので、今後は他所でも注目してみたいと思っています。


カバランウイスキー蒸溜所に行ってきました。

 前々から行ってみたかったカバランウイスキー蒸溜所(金車噶瑪蘭威士忌酒廠)に行って参りました。私の宜蘭旅行の大きな理由の一つでもあります。

 KAVALAN(カバラン)は金車グループが2006年に製造を始めた新興のウイスキーブランドでして、スコッチウイスキーの伝統的な製造方法を取り入れながら「寒冷地で作るもの」という常識を覆し、亜熱帯の地でも高品質のものを作ることが出来ると証明し続けている革命的なブランドです。
 次々と世界的な賞を受賞し高級路線で売っているのも特徴で、初めて台湾ウイスキーの事を聞いたときは、タイのメコンウイスキーの様な原料の異なる大衆的なお酒かと思ってしまいましたが、全然違う内容に驚いた覚えがあります。

 蒸溜所へは宜蘭駅からタクシーで20分程でした。ただし蒸溜所付近には流しのタクシーは走っておらず、バスの本数もかなり少ないので帰りは要注意です。

 入口から案内板に従ってコンベンションセンター(金車宜蘭會議中心)に行ったのですが、見学に当たり特に手続きやツアーの参加は必要なく「自由に見学できますよ」と言われました。きれいな建物の中、身振り手振りを交え親切に説明頂きまして、イメージを大事にする有名企業の余裕を感じます。

 さて見学開始です。ウイスキー自体の説明はどこの蒸溜所もそれほど変わりませんが、カバランは亜熱帯の気候により早期に熟成が進むので「天使の分け前」は多めの様です。また原料の大麦は全て輸入しているとのことです。

 スチルポットはスコットランドから取り寄せたものとのことで、樽を縦に積むのは地震対策とのことでした。

 見学の後はDIY調酒教室でのウイスキーブレンド体験への参加です。費用は1800元(日本円で7920円)で、私の行った時は他に参加者が居らず時間の制限もなく、これまたすんなり参加できております。


 4種類の違う樽の原酒をメスシリンダーを用いて混ぜ合わせるのですが、本当に少しの差で香りや味わいが大きく変わるのが面白く、夢中になってしまいました。これはおすすめです!
 レシピが決まり係の人に渡すと、蒸溜所オリジナルボトルでこんな風に瓶詰めしてくれます。良い記念になりますね。

 最後に品評室で試飲をしました。100元から400元(日本円で440円から1760円)でお得に良いお酒が飲めます。カバランの高品質さを感じるにはうってつけです。

 観光客は結構多く意外にも家族連ればかりだったのですが、ほとんどが同じ金車グループのコーヒーブランドMr.Brownのカフェテリアとお土産コーナー目当てで、見学・ブレンド体験・試飲と落ち着いて穏やかにウイスキーを楽しむことが出来ました。ウイスキー好きの方には本当におすすめのスポットです。私はすっかりカバランが好きになってしまいました。


台湾に行ってきました。2023

 大分海外旅行がし易くなってきたということで、GWの序盤で台湾に行って参りました。

 今回は行き先を宜蘭県に絞り、ぶらぶらしておりました。下の地図のオレンジ色で囲まれている部分が宜蘭県です。地図上の丸印、県政府所在地の宜蘭市へは台北から台鉄で1時間強、バスで1時間弱というところです。与那国島からは真西に当たり、日本最西端から見える台湾というのはこの宜蘭県に当たりますね。

 例によってまずは小ネタから。

 ・台湾入国時の検査や検査キットの配布というものは既に無く、4月17日にマスク着用の緩和がされたこともあり、公共の場でもマスク着用率は大体日本と同じくらいでした。

 ・日本帰国時に必要とのことで「Visit Japan Web」でワクチンの接種証明などを登録して出かけたのですが、渡航初日に「不要になった」という連絡がやってきました・・・

 ・台湾の物価は以前の訪台時とそれほど変わらなかったのですが、円安の影響がものすごく 1元が 4.4円となっておりました。手元の記録を見ると、2012年は 1元が 2.8円、2016年は 3.3円、2019年は 3.6円とあり、10年で日本人としての台湾での物価は 1.5倍以上の値上がりとなっております。ひえー!

 ・玉子の品薄と値上がりは台湾でも同様で、TVニュースでも再三取り上げられ、夜市の安いメニューからは玉子入りのものが無くなったりしておりました。

 ・ちょうど日本が「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の封切で大いに盛り上がっていたところですが、台湾では4月5日から上映されており、宜蘭市の上映館は落ち着いておりました。

 ・上の宜蘭駅のキリンのオブジェは修復のため一時撤去していたようなのですが、私の訪問日にちょうど合わせてくれたかの様に再設置されました。

 ・滞在中は SNS類もコミュニケーションツール類も完全に遮断しておりました。中々良いものですね。

 ・私が帰国する日に訪台個人客向けに抽選で 5000元(日本円で 22,000円)当たる「消費金」キャンペーンが始まりました・・・。

 ・今回もまたどこへ行っても本当に親切にされました。異国情緒を楽しみつつもストレス無く旅行できるのは台湾のとても良いところです。

 しばらくまた台湾ネタで更新します。


1 2 3 4 5 6 7 42