いい~薬です。

 大阪の駄菓子メーカーオリオンさんには「おくすりやさんカプセルガム」という名作駄菓子があります。レトロ調のデザインに「ウソ、ホラ、ゴリオシに 正論丸」「悲しいときに アスカラC」「人前で出してしまうときに ガスデター10」「インターネット、電話のしすぎに ツーシン」「いい夢を見たいときに ユメナール」・・・等と、馬鹿馬鹿しい駄洒落が展開された薬のパロディーでして、子供相手に真面目に馬鹿をやっていて且つ「あまりツッコミ入れないでね。」と馬鹿をやっていることの自覚があるところがイイ感じなのです。

 そんな「おくすりやさんカプセルガム」の別バージョンを見つけました。今回はレトロ調パッケージではないのですが、やはりイイ味出しています。

 「絶対ナイショよ ニコパッド」「当たって砕けろ! 強力ダメモト」です。元ネタは「二コレット」と「強力わかもと」ですね。 強力ダメモトの彼はイイ味出していますがきっとダメでしょう。_| ̄|○|||


 「話・し・ベ・タ・の・あ・な・た・に シャベリン」「大失敗してしまった人に 激ヤベ」です。元ネタは「キャベジン」と「液キャベ」ですね。仕事のできない大人の悲哀がよく表れています。


 「大きい方が混んでいる! ベンキブロック」「思わず気がゆるんでしまった人に・・・HEDES」です。元ネタは「ベンザブロック」と「SEDES」ですね。前作もそうでしたが、オリオンさんは汚い方の下ネタが好きなようです。お菓子メーカーなのに。こういったものに女性キャラを用いているところもオリオンさんの特徴と言えるでしょう。


 「居づらくなったら もう退散」「ご苦労さん アスナイン?」です。元ネタは「太田胃散」と「アスピリン」ですね。これまた仕事のできない大人の悲哀が感じられます。シンパシーすら感じます。


 「とにかく笑っていたいあなたに・・・ オカシーゴールド」「パソコンがお友達のあなたに ボヤキメール」です。元ネタは「ビタシーゴールド」と「ボラギノール」ですね。オリオンさんは下ネタも好きですがダメなサラリーマンがかなりお好きなようです。

 私が一番気に入ったのは「もう退散」です。駄洒落の作り方もこの中では少し高度ですし、あのピアノの曲を思い浮かべながらこれを見ますと、仕事上の多少の失敗は馬鹿馬鹿しく感じられてきます。全般的に人を傷つけない自虐ネタで展開しているところが好印象です。

 私は完全にオリオンワールドに引き込まれていますね。次回作にも大大大期待です。


コメント

  1. 管理人 より:

    医療人様、コメントありがとうございます。
    「おくすりやさんカプセルガム」既に廃盤になってしまったのですね・・・。
    もう13年前の話で、私もとても懐かしいです。

  2. 医療人 より:

    家にあった古い(一度融解している)黄金糖(黄金物語:販売者 エヌエス)の袋の中に
    オリオンの「ベンキブロック」が残されているのを発見して、本当の薬かと思いいろいろ検索しました。「おくすりやさんカプセルガム」はすでに廃番でになっているんですね。(ラムネとチョコはあるようですが。)確認できて良かったです。記念においておくことにします。

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